【忙しい中学生】

はじめまして。２０１８年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考を声に出す表現力、自分の言葉を文章する力をつける塾を目指しています。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[忙しい中学生］です。

中学生は忙しいです。勉強をしないといけない。友達とのつきあいがあります。男子も女子も成長に伴い体の変化があります。彼氏や彼女とのデートがあります。自分のコンプレックスと戦います。他人からの自分の評価を気にします。クラブ活動があります。私は中学生が一番忙しく大変だと思っています。

高校生になると、コンプレックスに折り合いがついてきますし、彼氏や彼女とのデートも周りが公認としてくれるようになります。勉強はもっと大変になりますが、受検勉強する生徒と学校の勉強のみでいい生徒さんとに分かれていきます。同じ趣味の友達が見つけやすくなり、無理に気の合わない友達に合わせることも少なくなります。

その中学生をやる気にさせるにはどうすればよいでしょうか。私が一番大切にしているのは、生徒の話しを聞くことです。勉強の話し・クラブ活動の話し・時には彼氏や彼女の話しを聞きます。聞きだすのではく、生徒のほうから話してくれるようになるのです。そこには、何故彼らが勉強に向かう気持ちになれないかが隠れています。両親では、近すぎて話しができないことも、親とは違う年の離れた大人に聞いて同調してほしいことが沢山あるのです。私は生徒達と話をしていると、完全に中学生に戻ってしまいます。相手が小学生だと、小学生のことを沢山思い出します。時代がうつりかわっても、生徒達の悩みや嬉しいことは変わりないのです。合唱コンクールや体育祭の前は、一所懸命取り組んでいる生徒さんほど疲労困憊です。個人で塾をやっていたときは、行事の前は宿題少なめにしました。学校行事に真剣に取り組む生徒達の目はキラキラしています。本当に素敵な顔をして学校のことを話してくれるのです。そして、クラスやクラブ活動でも、トラブルがたくさんあります。大人の私達なら、そんなこと大したことじゃないと思えることでも、生徒達は真剣に悩み考えているのです。休み時間、授業の始まる前、終わってからに生徒とコミュニケーションを取っておくと、生徒達は授業も集中するようになります。そこではじめて、それでも勉強は大切だと話しをしていきます。学習は一生できるものです。しかし、中学生の感性のうちに体感してほしいことが沢山あるのです。

中学生の生徒は、本音で生きています。そんな生徒達とむきあるように、インチキはできません。私も本気でむきあるように、心も体も鍛えようと思います。