こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[億り人]

2018-05-06 20:05:00 | 言語
はじめまして。2018年5月。川崎市中原駅徒歩5分、大戸神社・武蔵中原駅徒歩15分、神明神社で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を「こくごレストラン」を創業しました。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[億り人]

資産が億単位になった人を「億り人」と言うそうです。さらに、資産が10億を超えると「自由億」。これは、「じゆうおく」と「じゅうおく」をかけた造語だそうです。

この言葉は、仮想通貨で資産運用した稼ぎ手に使われる言葉です。私は仮想通貨運用にはあまり興味がないのですが、この言葉、面白いと思いました。

まず、「億り人」これ、音できくと「おくりびと」です。この言葉を聞くと、本木雅弘の映画「おくりびと」が思い浮かんでしまいます。お葬式を職業にする人のストーリーで、数々の賞を受賞した名作です。そのイメージがあるので、この「億り人」ということば、「金儲け」色がでないのです。この言葉を作った人、天才です。

そして、「自由億」これもおもしろい。自分で稼いだお金なのだから「自由」につかっていいでしょう。という雰囲気がでています。また、頑張って稼いで「自由」になるお金が沢山あるのですよ。すごいでしょ。そんな意味あいもあります。言葉で自慢するよりも、「自由億」と言っておけば、それだけでいい。

馬車道は「アイスの発祥の地」と言われています。この「発祥の地」というのも実は曖昧で、全国各地に「発祥の地」があります。美味しくアイスクリームを食べている私は、どこが「発祥の地」でもいいのですが、おらが一番と思っている方々は意外と真剣です。アイスの「発祥の地」が確定でないように、「億り人」「自由億」とネーミングした人を探すのは難しことです。しかし、面白い言葉を作ったものです。もしも、「億り人」を作った方が、映画「おくりびと」を知らない世代だったら。それは、本当にすごい。でも、その世代だったら、ただの面白い造語としか感じないかもしれないですね。

この二つの造語、音で聞くだけでは活字が想像できません。これは活字になって「なるほど」なのです。日本語は面白いです。音と活字で遊ぶことができるのですから。

さて、私は「億り人」「自由億」になりたいか?なりたくないと言ったら、嘘になります。ローンを完済して、マンションの管理費あと60年分くらい支払う額があればいいかな。いやいや、将来生まれてくるだろう孫と一緒に一回は旅行に行きたい。もう一度イタリヤ旅行もしたい。考えると、「欲」がでてきます。しばらく、「億り人」「自由億」になったつもりで、空想してみます。空想するだけはタダですから。





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各回、6名までとさせていただきます。応募はホームページ問い合わせよりお願いいたします。
ホームページ小学生の国語作文塾 in 川崎 こくごレストラン
https://kokugoresutoran.jimdo.com/




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