こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[ニジアガリ]

2018-11-22 19:19:01 | 朗読教室
はじめまして。2018年5月。JR南武線武蔵中原徒歩15分新明神社で「こくご」を中心にした塾「こくごレストラン」を創業しました。塾では、思考・発表・文章にすることを軸とします。そして、ディベート・俳句・アクティブラーニング・ビブリオバトルなどを取り入れます。ブログは毎日発信しています。体験したこと、考えたことを文字で表現することは、「こくご」です。

11月無料体験
11月27日(火)
16:00~1年生2年生残席6名
17:00~2年生3年生残席6名
18:00~3年生残席6名
12月4日(火)
16:00~1年生、2年生残席6名
17:00~2年生、3年生残席6名
12月16日(火)
16:00~1年生、2年生残席6名
17:00~2年生、3年生残席6名
18:00~3年生以上残席6名
学年は設定してありますが、予約状況で対応できます。
ホームページからご連絡ください
こくごレストランホームページ
https://www.kokugoresutoran.com
申し込みはこちらからおねがいします。
紙芝居イベントでも申し込みできます。

こくご食堂、今日のお話は
【ニジアガリ】

「秘策を教えます。『ニジアガリ』です。」

この言葉を聞いてから、頭の中には虹が浮かんでいました。雨上がりの空に、綺麗に浮かびある虹。そうか、虹が浮かびあがるから、「ニジアガリ」なんだ。私は完全に空想の世界にいました。


▲虹



その浮かれた気持ちから、急に現実に引き戻したのは、秘策を教えると言った、朗読教室の先生の声でした。

先生はホワイトボードに大きく漢字で書きました。
「二字上がり」

『にじ』違いでした。

この秘策。朗読をするときに、文章の二文字目を強く読むことです。メリハリがでるそうです。

例えば・・・
ある晴れた日、私は新しい靴を履きました。
この文章では、「ある晴れた」の「る」と、「わたしは」の「た」を少し強調するのです。この「二字」をあげることで、うまくきこえるそうです。かと言って、なんでもかんでも「二字」をあげればいいわけではありません。文脈から考えます。

でも、私は頭の中に描いた虹の映像が忘れられません。こじつけで、「二字あがり」をすると、東独に「虹」がでる、と思うことにしました。

これは、先週の朗読教室で先生からご指摘を受けたところでした。その前の週は、語尾伸ばしと語尾下がりを指摘されて、録音したものを聞いて驚愕しました。先週末から、話癖治しに専念しました。前回も、昨日の授業でも、もう語尾流し、語尾下げのご指摘は受けなくなりました。さて、今週はなんでしょうか?

今週は、感情を込めるのです。読み方にとらわれていると、感情や情景を思いうかばくなってきます。他の生徒さんは、「感情をこめすぎている。少し抑えて」と指摘されています。そこで、みんなのため息ができます。難しい。

そして、「トロッコ」文書の最後、とても気になります。芥川龍之介は、何がいいたかったのだろう。小さい頃にトロッコに乗りたくて、工事現場に行っていた少年は、ある日トロッコを押してもいいと言われます。若い土工二人と、トロッコを押して、時には乗車してどんどん遠くに行きます。段々と日が暮れていき、少年は家に帰る心配をしだします。そして、土工から突然「帰れ」と言われます。遠くまで来ているのに、そしてもう日がくれるのに、1人で村までかえりました。そして最後。大人になった少年は、時々その時のことを思い出すのです。そしてその逃げ帰っててきた道はまだ続いているという内容です。

人によって解釈は様々でしょう。「トロッコ」で、どの部分よりも難しいのは、最後の数行でしょう。どのように読むのか?それを研究しようと思います。

12月15日、かわさきFMでこの教室の朗読発表会生放送があります。その時に朗読するものが決まりました。前回は、義母思い出の「すいか」にまつわる話を書いた「6月のスイカ」でした。今回は、私と息子達の「12月のケーキ」にしました。文章の骨格はできました。これから、朗読した時間を計測します。1人持ち時間は4分。文章も4分におさまるものにします。そして、それを紙芝居にしようと思います。12月は二子新地の駄菓子屋木村さんで、クリスマスイベントがあります。その時に「12月のケーキ」を披露しようと思います。

12月は行事が満載です。楽しみです。

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