はじめまして。2018年春、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。
「こくご食堂」本日調理する食材は[命どぅ宝]
2018年1月11日木曜日の読売新聞に、こんな記事がありました。
「あなたが学徒だったら」というタイトルでした。
沖縄本土の最南端糸満市で、修学旅行生に平和学習を提供する会社「がちゆん」の社長、国仲瞬さんは25歳。曾祖父を沖縄戦で失くし、祖父(91)は日本に物資を運ぶ防衛隊員だったそうです。大学生の時、沖縄戦を語り継ぐ活動に加わり、おじい様に詳しく戦争の話を聞いたが起業のきっかけだそうです。企業当初は、「戦争で金儲けするのか」と批判されたそうです。
しかし私は思います。戦争の話をお聞きするのに、ボランティアでないといけないことはないです。沖縄ではない地域に住んでいる人達が、戦争の話を聞きたいと思った時に料金を支払って聞いてもいいと思います。そこには、お金の問題ではなく、戦争の話をする人、またその話をする人を受け継ぐことが大切だからです。反戦の美術作品を見るために、人々はお金を支払って美術館に足を運ぶことがあります。ピカソの「ゲルニカ」も反戦の絵画です。それと変わりません。
この「がちゆん」という会社の平和学習は、ただ戦争体験者の話を聞くだけではありません。遺跡を巡った後、「討論」の時間があるのです。どうしたら戦争がおきないか。平和とは。といったテーマで意見を言い合うそうです。
子供達は、戦争や平和について真剣に考えたことがないと思います。それでも、戦争を体験した方の話を聞き、戦争のあった場所に行ったあと、何かを感じるはずです。そして、その後すぐに「討論」とするのはとても大切なことです。「討論」した中に、同じ考えの人がいて共感をしたり、無反応の人もいたりするでしょう。その時ピントこない生徒がいてもそれでいいと思います。私のように子供を持つようになると、違う気持ちで戦争を考えるようになるからです。
私は高校の修学旅行で広島の原爆ドームや資料館に行き、かなりのショックをうけました。写真と遺品をみて悲しくなってしまったのです。ショックがつよすぎて戦争体験者の方の話を聞くことができませんでした。しかし、今ならお話をうかがってみたいと思います。
私の次男は中学二年生の春に沖縄に行きました。それは中学のクラブ活動の一環で沖縄の生徒と野球の交流試合をするためのものでした。次男の学年は、ひめゆりの塔を見学して、沖縄の先生から命は大切という「命どぅ宝」(ぬちどうたから)という言葉を教えていただきました。とても心に響いたようです。それから戦争に興味をもち、「はだしのゲン」の漫画を全巻そろえました。
昨日は大井町で仕事でした。大井町には街の中心に「平和の誓い」像があります。隣には「誓いの塔」があり、炎が灯っています。炎は、広島市平和記念公園にある「平和の灯」と、長崎爆心地公園にある「誓いの火」から分火し、合火して、火を灯したものだそうです。街をあげて平和への取り組みをしている品川はすばらしいと思います。
みなさんも平和と戦争について、お子さんとお話をしてみてください。
「こくご食堂」本日調理する食材は[命どぅ宝]
2018年1月11日木曜日の読売新聞に、こんな記事がありました。
「あなたが学徒だったら」というタイトルでした。
沖縄本土の最南端糸満市で、修学旅行生に平和学習を提供する会社「がちゆん」の社長、国仲瞬さんは25歳。曾祖父を沖縄戦で失くし、祖父(91)は日本に物資を運ぶ防衛隊員だったそうです。大学生の時、沖縄戦を語り継ぐ活動に加わり、おじい様に詳しく戦争の話を聞いたが起業のきっかけだそうです。企業当初は、「戦争で金儲けするのか」と批判されたそうです。
しかし私は思います。戦争の話をお聞きするのに、ボランティアでないといけないことはないです。沖縄ではない地域に住んでいる人達が、戦争の話を聞きたいと思った時に料金を支払って聞いてもいいと思います。そこには、お金の問題ではなく、戦争の話をする人、またその話をする人を受け継ぐことが大切だからです。反戦の美術作品を見るために、人々はお金を支払って美術館に足を運ぶことがあります。ピカソの「ゲルニカ」も反戦の絵画です。それと変わりません。
この「がちゆん」という会社の平和学習は、ただ戦争体験者の話を聞くだけではありません。遺跡を巡った後、「討論」の時間があるのです。どうしたら戦争がおきないか。平和とは。といったテーマで意見を言い合うそうです。
子供達は、戦争や平和について真剣に考えたことがないと思います。それでも、戦争を体験した方の話を聞き、戦争のあった場所に行ったあと、何かを感じるはずです。そして、その後すぐに「討論」とするのはとても大切なことです。「討論」した中に、同じ考えの人がいて共感をしたり、無反応の人もいたりするでしょう。その時ピントこない生徒がいてもそれでいいと思います。私のように子供を持つようになると、違う気持ちで戦争を考えるようになるからです。
私は高校の修学旅行で広島の原爆ドームや資料館に行き、かなりのショックをうけました。写真と遺品をみて悲しくなってしまったのです。ショックがつよすぎて戦争体験者の方の話を聞くことができませんでした。しかし、今ならお話をうかがってみたいと思います。
私の次男は中学二年生の春に沖縄に行きました。それは中学のクラブ活動の一環で沖縄の生徒と野球の交流試合をするためのものでした。次男の学年は、ひめゆりの塔を見学して、沖縄の先生から命は大切という「命どぅ宝」(ぬちどうたから)という言葉を教えていただきました。とても心に響いたようです。それから戦争に興味をもち、「はだしのゲン」の漫画を全巻そろえました。
昨日は大井町で仕事でした。大井町には街の中心に「平和の誓い」像があります。隣には「誓いの塔」があり、炎が灯っています。炎は、広島市平和記念公園にある「平和の灯」と、長崎爆心地公園にある「誓いの火」から分火し、合火して、火を灯したものだそうです。街をあげて平和への取り組みをしている品川はすばらしいと思います。
▲平和の誓い
▲平和の塔
みなさんも平和と戦争について、お子さんとお話をしてみてください。
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