こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

【カラスと共存】

2017-10-26 20:00:26 | 感じる
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考を声に出す表現力、自分の言葉を文章する力をつける塾を目指しています。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[カラスと共存]です。

明け方のNHKで面白いニュースがありました。山形県で大学の先生がカラスの研究をしています。カラスには言葉があるそうです。「敵だ、逃げろ」という泣き声を聴くとカラスは一斉に飛び立ち、「仲間だよ」の声を聴くと集まってくるそうです。この大学の先生は、街に生息するカラスと共存しながら街での被害を減少させることを考えています。

実験がふたつありました。まずは、繁華街にいるカラスを、郊外に移動させる物です。街のカラスに「敵だ逃げろ」の泣き声をきかせます。そして、「安全だよ」の声の誘導で、無事にカラスを郊外に移動させることに成功しました。

二つ目は、ドローンを使用したものです。ドローンに録音機を搭載して、「助けて」の声を聴かせるものでしたが、ドローンが飛ぶ音にびっくりしてカラスは逃げてしまいました。失敗です。

このニュースをみていて、以前住んでいた住宅の近くにいたカラスを思い出しました。3階に住んでいたのですが、階段の前に大きな木があり、そこに、洗濯ハンガーを使い、それはそれは頑丈な巣をつくり、赤ちゃんが3羽いたカラスがいました。階段利用者はみなカラスにつつかれ、我が息子達は頭をカラスの足でカリカリされました。なぜ私は被害にあいませんでした。カラスが目をひからせているとき、長男が風邪を引いてしまいました。近所に住んでいる友達T君が、長男に学校の手紙を届けてくれました。帰りに外で、T君の悲鳴とバタバタ走り去る音。外をみると、T君の給食当番の袋が投げ捨ててありました。すぐにT君の家に届けにいくと、
「怖くて、給食当番の袋、投げてきたみたい。」
とT君のお母さんが笑って話してくださいました。役所の方らしき男性が数人きて、頑丈な巣を撤去して、こどもカラスもどこかに連れていきました。被害が多かったので、仕方ない選択だったでしょう。

ずっと以前に見たニュースでは、カラスが御賽銭をくちばしで取り、鳩の餌の自販機にお金を入れてでてきた餌を食べている映像がありました。山形のカラスは、今回は録音の声で誘導されましたが、何度もやっていると「違う」ことを分かってしまうかもしれません。それでも、このニュースで嬉しかったは、大学の先生の研究目的が、カラスとの共存ということです。忌み嫌うのではなく、都会でカラスが生きる道をみつける研究がうまくいくことを祈っています。

しかし、昔の住宅にいた母カラスは、何故私だけを狙わなかったいまだに謎です。



▲中谷ミチコ BANKART
(横浜トリエンナーレ2017)



【嬉しいメール】

2017-10-25 20:51:52 | 受信する
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考を声に出す表現力、自分の言葉を文章する力をつける塾を目指しています。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[嬉しいメール]です。

21日の夜、去年の仕事の同僚Uさんからメールが届きました。電車に乗っていたら、広告で算数問題をみたそうです。そこには、「実生活で算数を学んで良かったと思う出来事を書いてください。」という問題。こくごができないと何もできません。今後、こくご塾の需要はありますよ。と書いてくださいました。

本当に嬉しかったです。電車の記事を読んで、こくごの塾を創業しようとしている私のことを思い出してくださったことがなにより嬉しいです。そして、ブログもお時間のあるときはご覧になっていらっしゃるとも書いてありました。そして、こくごの大切さを共感していただけたことも嬉しかったです。

ブログを毎日更新していますが、私の考えを主張することはあっても、みなさんのご意見をお受けすることは少ないです。そこで、私を知っている方には、メールでもラインでもご感想があったらお願しますと伝えています。

昨日は偶然にも、去年の仕事の同僚のIさんからもラインが届き、共感をいただきました。数年前の仕事の同僚Aさんも、定期的に感想をいただいています。こうしてみると、ご意見をいただけることは、とても嬉しく、またこれからブログを書き続ける励みにもなります。年内にはホームページを作り、ブログを読んでくださる方からの感想などをメールで受信できるようにしたいと思っております。



▲錦糸町駅の近くではもうイルミネーション

【古典は日本語】

2017-10-24 20:00:54 | 勉強のやり方
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考を声に出す表現力、自分の言葉を文章する力をつける塾を目指しています。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[古典は日本語]です。

「古典を読解するには、まず読みなさい。」
大学受験で通っていた個人塾の先生は、いつもそう言っていました。今と違う読み方はもちろんあります。「てふてふ」は「ちょうちょ」ですし、「は」は「わ」と読みます。それでも、そこで止まらずに読んでいると大体の意味はつかめます。

本当にそうなのだろうか?と思いました。ある程度、古典の読み方を練習してから読んでいるから理解できるだけじゃないかと。

幼児教室で勉強を教えていた時に、20分間は好きな題材で授業をさせていただいていました。その時におもいきって、「竹取物語」を音読してみました。聞いている生徒は、幼稚園の年中から小学生3年生でした。「今は昔~」から始まり、たけとりのおじいさんが竹藪で根元の光る竹をみつけ、切ってみると小さな女の子が座っていたという場面までです。反応はどうだったとおもいますか。

幼稚園から小学生まで、みんなが口をそろえて、「かぐや姫」と解答してくれました。この物語は、キーワードが沢山あります。例えば「竹の中」「光る竹」「女の子」このキーワードで、想像することができるのです。古典というだけで拒否反応をおこさず、構えずに言葉を聞いているのです。生徒たちは、古典と意識していないのです。私達が幼いころ、日本昔話」で市原悦子さんや常田富士男さんの語りを聞いていました。生徒達は、少し変な言葉を聞いても、日本語だと思っていますし、「日本昔話」のナレーションを聞いているのと同じ感覚で聞いているのです。だから、知っている言葉だけピックアップすることができるのです。古典は難しいという偏見をすてて、学習に取り込めるように、私の塾でも古典暗唱は取り入れていきます。小学生低学年こそ、古典です。

中学生にも古典を教えていますが、私も「まず、読んでみて」といいます。読んでいるうちに、リズムのあることを感じてほしいのです。七・五調とよくいいますが、短歌や俳句を読んでいるようなリズムのある古典も多いです。大人になって古典から離れている方々も、是非声にだして読んでみてください。中学生の時に暗唱した、「平家物語」の冒頭文「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」を忘れないのは、リズムがあるからです。意外とスラスラ言えますよ。「枕草子」「徒然草」など思い出して、声に出してみましょう。中学生の頃にタイムスリップするかもしれません。そして、若いころとは違った解釈で古典を味わうことができるでしょう。「盛者必衰」なんて、響きませんか?


▲「春はあけぼの」ならぬ「秋のあけぼの」
明け方の月

【東郷青児さんとケーキ】

2017-10-23 20:29:11 | 発信する
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考を声に出す表現力、自分の言葉を文章する力をつける塾を目指しています。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[東郷青児さんとケーキ]です。

東郷青児さんという画家をご存じでしょうか。


▲街でみかけた東郷青児さんのポスター


今年は生誕120年だそうです。私は子供の頃は、東郷青児さんの絵画は少し怖いイメージでした。半年ほど画廊で絵画販売の仕事をしていたのですが、との時に初めて、東郷青児さんの油絵の原画をみました。素敵でした。

絵画を見に来られるお客様の中には、東郷青児さんをご存じの方もおられて、
「とてもハンサムで素敵な方だったわよ」
というお話を数人の方かうかがいました。

自由が丘のモンブランの有名なお店「MONT-BLANC」の店内には、壁画にも、かけてある絵画にも東郷青児さんの絵画が一杯です。包装紙も東郷青児さんです。


画家が店内絵画を担当する時は、店の経営者と画家に親交があることが多く、このモンブランもそのようです。他にも、埼玉県の「十万石饅頭」は世界的に有名な版画家棟方志功さんが描かれています。このお話も、埼玉で絵画の販売をしていたときにお客様からお聞きした情報でした。インターネットで検索すると、棟方志功さんがデザインされた包装紙は他にも沢山ありおどろいたことを思い出しました。

去年は職場が自由が丘で何度も通っていましたが、職場と駅の往復で気にもとめていませんでしたが、今度ゆっくりお店で有名なモンブランを堪能してみたいです。



【腹式呼吸と剣道】

2017-10-22 15:12:56 | アナウンサー教室
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考を声に出す表現力、自分の言葉を文章する力をつける塾を目指しています。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[腹式呼吸と剣道]です。

台風が近づいてきています。雨が降りしきる中、アナウンサーの教室にでかけました。生徒達が聞き取りやすい声で授業をするために、通うことにした学校です。今日は2回目です。教室はいつもの机と椅子のあるところではなく、上階にあるマットを敷くことができ、大きな鏡のある教室でした。私は先週間違えて行ってしまった教室だったのですぐにわかりました。

時間になっても生徒が5名しかおらず、先生も
「後5分まってください」
とのことで待つことにしまいした。時間が過ぎるので、始めることにすると10分ほどして残りのクラスのメンバーがやってきました。教室を間違えていたそうです。

短く吸って、長く息を吐く練習、背中が広がることを意識することなどを教えていただきましたが、なかなかできません。先生は、
「すぐにできるようにはなりません。気長に、取り組んでください。」
とおっしゃっていました。毎日練習するようにします。特に難しいのは、背中を外に押すようにして力をいれることでした。

呼吸の練習で「丹田」に力を入れると指示がありました。ここで経験が活かされました。なにをかくそう、私は剣道3段です。「丹田」の話しは剣道の先生からいつも聞いていました。何かやっていると、他の何かをするときに役にたつものです。「丹田」をしって知っていても、呼吸法ができるものでもありませんが。

今日の先生は劇団に所属している方で、とても声の通る方でした。腹式呼吸の練習で、息を吸うときは鼻で音をたてないで行うのですが、先生が学生の頃その練習を電車でしたそうです。吊革を持って「丹田」を意識して立ち、となりの方気づかれないように息を吸ったそうです。それなら、私にもできそうです。先生の声はお腹の底からでていて、とてもいい響きをしていました。しかも喉をつぶすこともないそうです。先週のア行、カ行、鼻濁音の練習に加えて、腹式呼吸の練習も加わりました。毎日忙しくなりそうです。



▲剣道の小手
友達に譲ってもらった防具