はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考を声に出す表現力、自分の言葉を文章する力をつける塾を目指しています。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[カラスと共存]です。
明け方のNHKで面白いニュースがありました。山形県で大学の先生がカラスの研究をしています。カラスには言葉があるそうです。「敵だ、逃げろ」という泣き声を聴くとカラスは一斉に飛び立ち、「仲間だよ」の声を聴くと集まってくるそうです。この大学の先生は、街に生息するカラスと共存しながら街での被害を減少させることを考えています。
実験がふたつありました。まずは、繁華街にいるカラスを、郊外に移動させる物です。街のカラスに「敵だ逃げろ」の泣き声をきかせます。そして、「安全だよ」の声の誘導で、無事にカラスを郊外に移動させることに成功しました。
二つ目は、ドローンを使用したものです。ドローンに録音機を搭載して、「助けて」の声を聴かせるものでしたが、ドローンが飛ぶ音にびっくりしてカラスは逃げてしまいました。失敗です。
このニュースをみていて、以前住んでいた住宅の近くにいたカラスを思い出しました。3階に住んでいたのですが、階段の前に大きな木があり、そこに、洗濯ハンガーを使い、それはそれは頑丈な巣をつくり、赤ちゃんが3羽いたカラスがいました。階段利用者はみなカラスにつつかれ、我が息子達は頭をカラスの足でカリカリされました。なぜ私は被害にあいませんでした。カラスが目をひからせているとき、長男が風邪を引いてしまいました。近所に住んでいる友達T君が、長男に学校の手紙を届けてくれました。帰りに外で、T君の悲鳴とバタバタ走り去る音。外をみると、T君の給食当番の袋が投げ捨ててありました。すぐにT君の家に届けにいくと、
「怖くて、給食当番の袋、投げてきたみたい。」
とT君のお母さんが笑って話してくださいました。役所の方らしき男性が数人きて、頑丈な巣を撤去して、こどもカラスもどこかに連れていきました。被害が多かったので、仕方ない選択だったでしょう。
ずっと以前に見たニュースでは、カラスが御賽銭をくちばしで取り、鳩の餌の自販機にお金を入れてでてきた餌を食べている映像がありました。山形のカラスは、今回は録音の声で誘導されましたが、何度もやっていると「違う」ことを分かってしまうかもしれません。それでも、このニュースで嬉しかったは、大学の先生の研究目的が、カラスとの共存ということです。忌み嫌うのではなく、都会でカラスが生きる道をみつける研究がうまくいくことを祈っています。
しかし、昔の住宅にいた母カラスは、何故私だけを狙わなかったいまだに謎です。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[カラスと共存]です。
明け方のNHKで面白いニュースがありました。山形県で大学の先生がカラスの研究をしています。カラスには言葉があるそうです。「敵だ、逃げろ」という泣き声を聴くとカラスは一斉に飛び立ち、「仲間だよ」の声を聴くと集まってくるそうです。この大学の先生は、街に生息するカラスと共存しながら街での被害を減少させることを考えています。
実験がふたつありました。まずは、繁華街にいるカラスを、郊外に移動させる物です。街のカラスに「敵だ逃げろ」の泣き声をきかせます。そして、「安全だよ」の声の誘導で、無事にカラスを郊外に移動させることに成功しました。
二つ目は、ドローンを使用したものです。ドローンに録音機を搭載して、「助けて」の声を聴かせるものでしたが、ドローンが飛ぶ音にびっくりしてカラスは逃げてしまいました。失敗です。
このニュースをみていて、以前住んでいた住宅の近くにいたカラスを思い出しました。3階に住んでいたのですが、階段の前に大きな木があり、そこに、洗濯ハンガーを使い、それはそれは頑丈な巣をつくり、赤ちゃんが3羽いたカラスがいました。階段利用者はみなカラスにつつかれ、我が息子達は頭をカラスの足でカリカリされました。なぜ私は被害にあいませんでした。カラスが目をひからせているとき、長男が風邪を引いてしまいました。近所に住んでいる友達T君が、長男に学校の手紙を届けてくれました。帰りに外で、T君の悲鳴とバタバタ走り去る音。外をみると、T君の給食当番の袋が投げ捨ててありました。すぐにT君の家に届けにいくと、
「怖くて、給食当番の袋、投げてきたみたい。」
とT君のお母さんが笑って話してくださいました。役所の方らしき男性が数人きて、頑丈な巣を撤去して、こどもカラスもどこかに連れていきました。被害が多かったので、仕方ない選択だったでしょう。
ずっと以前に見たニュースでは、カラスが御賽銭をくちばしで取り、鳩の餌の自販機にお金を入れてでてきた餌を食べている映像がありました。山形のカラスは、今回は録音の声で誘導されましたが、何度もやっていると「違う」ことを分かってしまうかもしれません。それでも、このニュースで嬉しかったは、大学の先生の研究目的が、カラスとの共存ということです。忌み嫌うのではなく、都会でカラスが生きる道をみつける研究がうまくいくことを祈っています。
しかし、昔の住宅にいた母カラスは、何故私だけを狙わなかったいまだに謎です。
▲中谷ミチコ BANKART
(横浜トリエンナーレ2017)
(横浜トリエンナーレ2017)