学生のころ、目をかけてもらっていた先生がいた。
社会に出てしばらくその先生のことを忘れていたけれど、
ふと思い出してネットで検索してみたら、何年も前に亡くなっていた。
自宅で急死しているのをお弟子さんか誰かが見つけたらしい。
その先生が薦めてくれた本があったのを思い出して、手元に取り寄せた。
『ヒューマニズムについて』(ハイデガー 桑木務訳 角川文庫 1958)
ドイツに旅行する時、空港までの電車の中で読んで、全く理解できずに途中で投げ出した。
わたしの頭では理解するのが難しいけれど、今回は読み通してみたい。
そうすることで、何かスジを通せるような気がするからだ。