夜明け前、トイレに行ったら外からニヤニヤとわたしを呼ぶ声がした。
窓から見たら一匹のねこが。
居室の開け放した窓まで行ってみると声の主は部屋に入ってきた。
白黒のねこ。頭に黒い被り物、白い体に黒い尾っぽ。
この模様はどうみても、昔いたチョンチョコリンだ。
チョンチョコリンとは、体が白いのだけれど、頭の上に黒い円を頂いて、
先端部の白い部分を除いた尾っぽが黒く、付け根に印刷ミスで黒い色がずれたようなねこだった。
当時いたボスねこの歌舞伎と四つに組みあって、お相撲を取って唸ったり、
雨の中うなだれてあるいていたり、妙に人間臭いねこだった。
今日のねこは白い全身で頭が鉢割れで黒く、尾っぽがつやつやとした黒毛で、耳にはカットした跡があった。
ギョクが無いのでメスだったのだと思う。
家に入ってきたら、マキビシを勧めても水を勧めても口を付けず、ニヤニヤと大声で鳴くばかり。
おまけに当惑したわたしの脚を噛んでくる。なんなんだ?
食卓やバスタブへ登ったり、一しきり散策してもなおわたしを見てニヤニヤと鳴く。
半時間ほど相手にしたところでわたしも疲れて、二階の自室に下がってしばらくしたら、
どこかに帰っていったようだった。
明日も来るんだろうか?
ずいぶんと人に馴れているんですね♪
耳にはカットした跡があるのは、手術したネコちゃんなんですね♪
きっと女の子です。
また来るかなぁ?
コメントありがとうございます。
とても人懐っこい子でした。
また来るといいんですけどね。