望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

舞台の裏のウラ話(№13)

2010-02-15 01:03:06 | 舞台・ウラ話
なんとなく、
視線を感じて足元を見ると、
なんと私だけ、ぞうりを履いてない・・・。


これから着物で走り回るシーンがあるのに、
あれを足袋のままでやるのか・・・・。

うひゃぁぁぁ 

着物の襟に冷たい汗が滲みてきます。

うーーーーん。
どうしよう・・・。

と言っても、これからは出ずっぱり。
取りに戻るヒマはない 

人間って正直なもので、
気になると、どうしても目線がそちらに行くんですよね。

式典のシーンで、偉い人の話を聞いているのに、
ハッと気がつくと、自分の足元を見てるんです。

ダメだ!
これじゃバレちまう!

気持ちをたて直し、
「足元を絶対に見ない」と誓いました。
(誓うほどのハナシじゃないけど)

その後は、ひたすらフツーに、
何事もなく芝居は終了。
すっごく動きやすくて嬉しかった(おいおい!)


でも、意外に履物って気づかれないんですよね 
結局、大勢出ていたのにも関わらず、
気づいたのは例の着付けの先生だけでした。

いや、これは着物だったのがよかったんでしょうね。

これがスカートとパンプスだったら、
すぐにバレてたと思います。


着物は足元が見えにくいのと、

ほかが全員洋服だったため、
パッと見たときに違和感を感じにくかった。
(着物自体が雰囲気が違いますからね)

そんなことから、
なんとなくスルーできちゃったんでしょう。

ま、そんなものです(居直り?)


まぁ、私の場合、
ジャズシューズでタップを踏んだ前科もありますから、
それよりはマシといえるかな?


ちなみに演出家もまったく気づかず、
そのまま、今に至っております 


そう・・・。
このくらいなら、まあ、大したことのない(?)ポカです。

引っ張ったワリにはつまらなかったかも 

それじゃぁ、ってワケではないんですが、

暗転や場面転換の話をしたところで、ひとつ、
また思い出してしまいました。

かなり大汗をかいた思い出を 

ということで、
次回からは、しばらく暗転の話をば・・・。

(つづく)
コメント
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