望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ご不幸ウラ話・・・暗闇でドッキリ<その3>

2016-09-14 14:22:10 | 舞台・ウラ話

最初の稽古での話し合いとエチュードで、
主宰の頭に、
細かな枝葉の肉付けができた、かどうかは、
今でもわかりませんが、

一般的に、役者が動くことで、
イマジネーションが膨らむのは確かなようです。


そして、2回目の稽古では、
前半の台本をもらって、

1回読んだだけで、
すぐ台本を離しての立ち稽古。

これにはみんな、ぶっ飛びました。


  とにかく最後まで生な会話でいきたい。
  だから台本をきちんと覚えなくていい。

「役者さんは、ちゃんと覚えると、
きちんと台詞を言いたくなるものだから、
あまり覚えないでいいので」

とまで言われました。


このあたりは、一度書いているので、
詳しくは書きませんが、

 これね~

やったはいいが、

最初の頃の迷走ぶりたるや、
  まぁ~~大変だったんです!


だってね。
いくら「自由に」といっても、

言わなきゃならない情報は、
いくつもあるワケです。

ここを絶対に押さえておかなきゃ、先に進まないし、
話がわからなくなる、というポイントが。


だけど、
エチュードをやっているようなものだから、

「あっ、あれ、まだ言ってないよね」
「いつ言うんだよ?」

なんて状態になってしまう。

4人のメンバーも、
まだ会って間もないときだけに、
気持ちがなかなか合わせられない。


だから最初のころはもう、
ほんっとに、もう、

おーい、どこ行っちゃうんだ~状態でした。

ぜんぜん進んでいかない芝居を見ながら、

外で出番を待っている大家さん、
「いつ出りゃいいのよ~」
と待ちくたびれて(笑)


もちろん、回を重ねるごとに、
かなり落ち着いてきましたが、

本番寸前でも、
迷走台風みたいなときもあったっけ(笑)

とにかく4人の気持ちがちょっとズレると、
なかなか進まなくなっちゃうんです。

というのも、
それは至極当たり前の話でして・・・。



    <つづく>




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