<稽古場風景・その3>
――台の変遷――
この真ん中の、幕の後ろの台。
みんな何て呼んでたかなぁ。
ただの「台」だったかなぁ。
とにかくこれにも変遷がありまして。
最初はこんな平面のマットみたいなものに、、
ここが何尺とか高低差が書かれていました。
椅子を置いて、高低差をつけたりしてたんですが、
正直、まるっきりイメージできませんでした
そのうち、すぐに稽古場にこれが現れました。
でも、このときにはまだ、
「あまり派手に動かすなー」
みたいな状態でした。
・・・と、
それとは関係なく、
この写真・・・、
芝居中でもなく、ダメ出し中でもなく、
なにかを待ってる時間・・・なのかな?
私はなぜ後ろを向いてるんだろう?
今となってはまったく記憶がありません。
ちなみに、大田原役のサカモンが、
不思議な場所にいるのは、翠の代役ですね。
そして、
気がつけばあっという間に、
きれいにできあがっていました。
こういう可動式のセットはみんなそうなのですが、
動かすときにはストッパーを外して、
動かした後は、すぐにストッパーを止めます。
忘れると事故にもつながるので、
いや~なプレッシャーがある仕事です。
この台の移動は、舞台にいるキャストも、
かなりやっていました。
(自分が働かないから、あんまり覚えてない)
でも演出部のスタッフさんたちは、
開演前から終演後まで、休みなく、
こういう、
プレッシャーのある仕事ばかりが続くんです。
そういえば開演前に、袖で、
「うわーー、もう緊張してヤバいわー」
とテンパっている人がいて、
顔を見たら役者じゃなくてスタッフさん。
「えー?舞台にも出ないのにどうして?」
と聞いたら、
「役者さんは間違えても何とかなるけど、
こっちは絶対にミスは許されないんですよ!」
あ、その通りです。ごめんなさい
<つづく>
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