<舞台裏へごあんなーい・その3>
前の回で出した写真の隅っこに、
さりげなく写っていたパネル。
このパネルは、稽古場の頃から大活躍でした。
そして本番でも、縦横無尽に動いていましたが、
舞台から、狭いソデに入った途端、
一気に移動が大変になります。
置く時も場所を取るので、とてもお行儀よく、
きちんと並べられています。
あ、ついでに、ぬりかべの「休憩」の板もね。
これは置き場所だけでなく、
これをつけての移動がとても大変で、
いつもスタッフさんが両脇について、
よいしょよいしょの大移動でした。
*
そして、このソデを右に曲がると・・・、
カオスじゃ~~~。
たぶん、昼と夜の間で、
一番散らかってる時間帯ですね。
(私が写真撮れるのも、その時だけなので)
でも、そういう問題だけでなく、
今回はオバケの衣装など、
やたらとかさばるものが多かったので、
どうしても裏が大変な状態になりました。
ちなみに、
この廊下の右側が舞台の正面になります。
そうなんです。
紀伊國屋ホールって意外に裏は狭いんです。
この狭いソデを、
早替えの人たちがダッシュで通り抜けます。
ほぼ一方通行なので、
急ぐ人が絶対優先。
登美子と千可子が走り抜けたら、
こっちが通る、みたいな順番が、
自然に出来上がっていきます。
といっても、どこの公演でもそうなのですが、
こういうことが、
<最初からスムーズに進むか>
っていうと、そうではないんですね~。
ゲネプロのころだと、
まだちゃんと把握できないんです。
というのも、
舞台上の芝居の動線は、稽古場のときから、
しっかり決まっていますが、
<稽古場に「舞台裏」はありません>
つまり、現場に入ってみないことにゃ、
まるっきりわからない!
え?稽古場ではあっちに行ってたよね?
本番はここ通るんだ!
みたいなことが当然おきて、
あっちこっちで、
交通渋滞や迷惑走行が多発します。
それがスムーズに流れるのが、
だいたい2日目ぐらい、かな。
ま、試運転の期間は必要ですからね
<つづく>
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