望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

地元のお店の底力

2011-03-14 20:23:21 | 暮らし・花・趣味
今日のスーパーはすごかったですね。

ウチなんて本当に小さな町なんですが、
スーパーは長蛇の列で入場制限。

「最後列はこちらでーす」

なんて叫ぶ声が遠くに聞こえて・・・。


今、パンも、肉も、お米も、
スーパーの棚から消えています。


でもね。


いつものパン屋さん、お肉屋さん、お米屋さんには、
ちゃんと品物がありました!

何でも揃うし、便利だから、
私もついスーパーに行っちゃうけど、

こういう時の地元力、侮っちゃいけません。

肉屋のおじさんとお喋りしながらお肉を買うなんて、
何年ぶりだろう。


こんな時の、こんなひととき。
癒されました 
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「コスモ石油の火災」のチェーンメールに気をつけて!

2011-03-12 23:09:04 | 暮らし・花・趣味
「コスモ石油の火災で有害物質が」という話はデマです!!
チェーンメールです。
来ても他の人に回さないで下さい!

私もあぶなく引っかかりかけたし、
やさしい友人たちは、あわてて知り合いにメールしていた。

こんなときに、人の善意を逆手にとって、
どうしてこんなデマを流すんだろう。

どういう人間がこんなことやるんだろう。
許せん!!
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舞台、進化のプロセスをお見せします(笑)

2011-03-11 10:52:07 | 舞台・ウラ話
 
順番に変化していく舞台の、進化のプロセスです。

稽古場での場ミリ(平面)



舞台プランの図面を見ながら、
「ここが何センチで、ここから段があって・・・」と、
ビニールテープで舞台の形をとっていきます。

どこから出るとか、ここにはパネルがあるとか、
平面のテープだけでイメージして稽古するんです。

写真は、そのテープを貼っているところ。


図面を見ながらの作業なんですが、
どんなセットになるか、
平面図だけでは、なかなか浮かんできません。

頭の中にイメージができるまで、
けっこう、場ミリにも時間がかかります。


固定稽古場での立体セット



ラストは広い固定稽古場で、本番そっくりのセットを組んで、
稽古が続きます。

まだ色はないけど、形は同じ。
これで最後の仕上げをしていきます。


ついに劇場!



セットが完成して、いよいよ本番。
床の素材が変わるので、滑ったり滑らなかったり。

ライトも初めて入るので、
細かい部分の最終調整に時間をかけます。
(ホントにえっ?っていうようなことがあったりするんです)





そして・・・






宴のあと



終わってみれば、早かった・・・。
素舞台に戻ると、こんな狭かったんだと驚きます。

立体があるって、すごいですね。



ホンのおまけ

また興世王ネタです(笑)

がっつり舞台メイクをしている顔を、


落としている、洗顔料だらけの顔。


なんかおかしくて、
「目にしみる~」と言う声を無視して、みんなで撮影会 

これも進化(後退?)のプロセス、ということで(笑)
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楽屋の日々・ウコッケイを探せ

2011-03-09 23:05:40 | 演劇・舞台・小劇場
 
気がつけば、公演が終わってもう既に2週間。
でも、もうちょっと続けます。

今日は楽屋のウラ話 


以前もご紹介した、鳥好きの成田みわ子さんのウコッケイちゃん2羽。



大事に鏡前に置いていたんですが、
イタズラ小僧がそっとやってきて・・・。


「あーーーー、またいないーーーー」


という成田さんの悲痛な(?)声が響き渡ります。


小学生か! と突っ込みたくなりますが、

「もう~~~」なんて言いながら、一生懸命探す、
成田さんの様子が可愛くて、

みんなで、わいわい騒いじゃいます(忙しいんですけどね)

「そういえば、なんか『暑い暑い』って言ってましたよ」

「え? ・・・あっ!」

と冷蔵庫に突進。

「もう~~~、冷たくなっちゃったでしょ~~」

なんてノリで、毎日のように隠されて、

ついには姫の頭にも。

 



・・・かわいい・・・


そして最後には、
差し入れで頂いた、卵の殻に入ったプリンを食べたあと、

きれいに洗って、かわいいお家が完成!
(小道具を作り慣れてる人が、たくさんいますからね)



頭にカラまで乗っけて、その可愛さに、
突然の撮影会になりました。




そして、飼い主の成田さん、

千秋楽にはとうとう、このパックごと、持って帰ったそうです 
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姫のYouTube

2011-03-09 00:24:58 | 演劇・舞台・小劇場
 
玉姫・野村恵里ちゃんが、稽古中にハマっていたのが、動画の編集。

ささっと撮って、ささっと編集して、
翌日には見せてくれる・・・という早業で、

共演の男の子の、プロモーションビデオもどき、を作ったり、
稽古場の様子を撮影したり。


そして、千秋楽に合わせて、楽屋でのみんなの動画を作ってくれました。

センスいいんですよ~。びっくりします。



まぁ、内輪で楽しむために作ったものなので、
あえてリンクを貼ったりは致しませんが、

興味のある方は、下のアドレスをコピペしてご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=M9ppg3IZ8YY


こんな感じで、撮ってくれてました。


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初演のトラウマ裏ばなし・昨日のつづき、のつづき

2011-03-07 00:52:26 | 舞台・ウラ話
 
舞台袖で出番を待っていたところで、

!!!!!打掛けを忘れていた!!!!!

ことに気がつく、って・・・、

ちょっと信じられないでしょう?


ここまで大事なものを忘れるなんて、

普通、考えられないでしょう?


なのにね~、あるんですよ、現実には。
まさに、事実は小説より・・・

・・・なんて、言ってる場合じゃないっ!


もう、その時の気持ちといったら、

どんな言葉をもってきても、とても表現できるもんじゃありません。


真っ青な顔をして、 

後ろに並んで、
次の出番を待っていた共演者を蹴散らし 

舞台裏を疾風のように駆け抜け 


楽屋に大切に掛けてあった打掛けをひっつかむと、

また、もと来た道を全力疾走 

足の痛みもなんのその!

「舞台裏の移動は静かに」なんて言ってられるか!




出番ぎっりぎりに、そでにたどり着くと、

近くにいた共演者が、
寄ってたかって着せてくれました。



で、着終わった途端に、
「うわーっ」と舞台で驚く声が。

・・・私の出番です。


「のかぬか、下郎!」と太い声で一括して、
魔女(巫女)登場!



なーんとなく、私の背中で、
そでにいる共演者のクスクス笑いが聞こえたような。


・・・でも、間に合ったのです



ははははは。


いや、さすがに、これは笑えません 



もし気づくのが、あと5秒遅かったら、

  ・・・出番に間に合いませんでした。



下男が、奥に酒甕を置きに行こうとしたときに、
目の前に怖い魔女が現れて、驚く。

初演時は、ここまでが、舞台上で下男役の1人芝居でした。
つまり、ここまでは私は登場しません。

お客様はその驚いた様子で、何かが現れるぞと感じるわけです。



魔女が来るから「うわーっ」と驚くのに、


「ん?? 魔女、出てこない??」


となったら、
びっくりして叫んじゃっただけに、引っ込みがつきません。


考えうる対処法としては、
何度も「うわーっ」と驚き続ける、くらいでしょうか。



共演者をこんな目に遭わせずにすんで、
本当によかった 



でも、それ以上に恐ろしいのは 

・・・打掛けを着ていないことに気づかずに、

そのまま、舞台に登場しちゃったときです。


その打掛けのフォルムを考えた上で、
振付けられた巫女の舞なのに、


登場したのは、フツーに地味な衣裳を着て、
顔だけミョ~にコワい、間の抜けたオバサン 


周りの人だって、
どうやって怖がればいいのかわからないでしょう。


おお~~~~~~~~~、

いや~~~、もう~~~、ホントに~~~~、

間に合ってよかった~~~~


今でも、何となく背中が冷たくなるくらい、
まだまだトラウマが消えていません。

これ以来ですね。
いよいよ、出番の前のチェックに神経を使うようになったのは。


もともとマジメな性格なので、
それまでも、すごく一生懸命にチェックしてたんですけど、

そういうヤツに限って、ポカをするとデカい?


はい。これからも気をつけまーす!
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初演のトラウマ裏ばなし・昨日のつづき

2011-03-06 00:02:42 | 舞台・ウラ話
 
初演の「将門」も、同じ役で出ていた私は、
やはり、お芝居の後半で、怪しい舞を舞いました。

途中でメイクも変え、どんどん怖くなった私は、
早めに舞台そでにスタンバイして、

むずかしいセリフ(呪術師ですから)を、
ブツブツと復習しながら出番を待っていました。


「さぁ~、もうすぐ出番だ~。
 足が痛いのを気づかれないように舞わねば・・・」



で・・・、


  ふ・・・っと、


   自分の衣装の袖を見たのです。



本当に、ふ・・・っと。



・・・で・・・、



 ・・・ん?・・・、



  ・・・なにかヘン?・・・



    ・・・いつもと違う?・・・

   



自分の目に見えているのは、
いつも下に着ている茶色の衣裳。

  


・・・ん?・・・

   


  私・・・打掛けは?・・・





    ・・・打掛け???・・・
   




 わ・す・れ・て・るーーーーーーーっ!



(つづく)

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初演のトラウマ、バラします

2011-03-05 00:32:01 | 舞台・ウラ話

これは、いつもの「ウラ話」のひとつとして、
いずれ書こうと思っていたんですが、

書こうとしたときに、「将門」の再演が決まり、
そのままになっていた話です。

いや~、すっかり過去になってたから書けたんですけど、
再演をやったおかげで、
また、あの、じっとりとした冷や汗がリアルに思い出されて、

なんか、書きづらい気分でもあります。

でも・・・、いいや、書いちゃえ!

今度、主宰に会ったら、何かひと言、言われそうだけど・・・。


以前のウラ話で、ぞうりを履き忘れて出た、
なんてポカをバラしたことがありましたが、

ぞうりの履き忘れなんて、
かわいいもんです。

実はたった1度だけ、
本気で青ざめたポカがあって・・・

それが「将門」の初演のときだったんです。


正確に言えば、ポカ寸前、なんですけど。
どうして、あんなことになったのか。


魔が差した、としか言えません。
(と、先に言い訳しておく


このところ、ずっとブログに書いているので、
ご覧頂いてない方も、どんな感じのお芝居か、
ご想像頂けるかと思いますが、

私は、シンプルな衣裳の上に、
長くてうすーい「打掛け」をまとい、

隈取りのようなメイクをして、
頭には藁で編んだかぶり物をかぶり、

かなり怖い(つもりで)、
魔女のような「巫女」をやっておりました。


能のような舞を舞って、人々を操る、なんて役を、
ノリノリでやっていたんですが、

そのときに必要だったのが、
羽衣のように、ふんわりと身にまとう「打掛け」。



これが「妖しさ」を演出する、大切なアイテムでした。



慣れない舞を舞うのと、
慣れない怖い役のプレッシャーで、
(結局、やっぱり、合わないんでしょうね)

毎回、いつも以上に張りつめて、
本番に臨んで・・・いたはずでした。



言い訳をすれば(また言い訳かっ!)

そのときの履物が足に合わず、
巻爪になって皮膚科で切開してもらった、
その日だったんですね。

で、足の指の痛みは確かにあったんですが、
まっ、所詮、これも言い訳ですね。
(だから、言い訳するなって!)


いや~~、
ホントに「魔が差した」としか表現しようがありません。


(つづく)
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舞台裏・part2

2011-03-03 22:51:25 | 舞台・ウラ話
 
これぞ舞台裏。

小道具置き場には、どくろ、生首、般若の面に、赤ん坊。



ほとんどお化け屋敷じゃないか!(笑)

いくら慣れていても、かなり怖いです。


そして、ちょうどその対面には、神棚。



まずたいがいの劇場には、神棚があるんですね。
これは不思議なほどです。

出の前に、きちんとお参りして出ていく人もいます。

かと思うと、まったく知らんぷりのバチ当たりも(これ、私)



小道具置き場に置いてない小道具もあります。

私がかぶっていた「巫女の頭飾り」は、自分の鏡前の棚に。

 

小道具と一緒にしてると、かぶるの忘れて出ていきそうなので、
自分のそばに置いてました。

関係ないんですが、あのかぶり物、
前と後ろに出っ張ってるので、ものすごくぶつかるんです。

自分の頭の感覚で動いてると、
うしろの人の顔を直撃しちゃったり、幕を引っかけたり。

あんまり迷惑なので、出の寸前まで手に持っていました。


そして、これ わかります?



背中に矢をつけている桔梗姫(田代迪子ちゃん)

もちろん、このままでは出ませんが、
このあと、桔梗が流れ矢に当たるシーンがあるんですね。

あのシーン、本人があの矢を隠し持っていて、
一瞬で刺さったように見せる、
イリュージョンのようなものなんですが、

矢を忘れたら・・・もうそこでお芝居が終わってしまいます。

なもので、もう楽屋にいる間から、
忘れないように背中にくっつけてるんです。

ホントにね~、
「特に絶対に忘れちゃいけない小道具」って、
緊張するんですよ~。



忘れもしない・・・。

私ね・・・、初演の時に・・・、
とんでもないことをしてるんです。

今も残るココロのキズ 

初演の話になりますが、今度はこれを書こうかな~。
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劇場での生活・その2

2011-03-02 01:57:25 | 舞台・ウラ話

昨日は、開演3時間前の劇場入りから、
しばしのフリータイムができる、開演1時間半前まで、
写真でご紹介しました。

ということで、今日は開演1時間半前からスタートします。

まだ本番まで1時間半ある、って、
本当はかなり余裕があるんですが、

 用意の大変な女性群は、すぐに髪やメイクにとりかかります。
 (この間に何かを食べておけるか否かで、あとのバテ具合が違う)




 ここで、ちょっとゆっくりしていると・・・、



 あとでバッタバタになることも(笑)




まぁ、姫2人は本当に用意が大変なので、いつも大慌てなんですけどね。


用意をしつつ、舞台に行って、声を出しておきます。
喉をあたためておかないと、急に声は出ませんから。


開演30分前には、開場です。

 開場前はロビーの制作チームも大忙し。



忙しいのは、キャストとて同じこと。

開場になるとお客さまが入られるので、
当然、舞台や客席には行けません。

だから、声出しはそれまでの勝負!

メイクの途中だったり、髪の作りかけだったりしても、

「とにかく今、声出しとかなきゃ」
という気持ちでバタバタと舞台にやってきますから、

かなりヘンな姿の人が多いのが、開場寸前の、この時間です。

・・・ということで、この時間の写真はなし。
 さすがにカメラを向けるのはためらわれました(笑)


 その間に、派手なうがいをしている興世王(吉田匡孝さん)。
ものすごく声を酷使する役なので、とても気をつけています。




 そして衣裳も整って、いよいよ本番寸前。



 最初のシーンは、ほぼ全員がアンサンブルの兵士姿。
 ほんっとに、誰が誰だか、ほとんどわかりません。

 


 すでに舞台が暗くなって、袖で出番を待つキャストたち。
 何度舞台に出ていても、この時間が一番緊張します。



まず、撮ることのないこの時間を、
たった一人、オープニングに出ない私が、
こそっと撮ってみました~。

このときのみんなの表情がいいんですけどね。
さすがにこれ以上は撮れませんでした。
(フラッシュ焚けないし)

このあと、私は裏に回って、早替え(フルスピードの着替え)の手伝い。
別に遊んでたワケじゃありません!


ま・・・、とはいっても、その割に、

写真は撮れたけど。えへ
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