それでは、やっと舞台面へ移動いたします。
うーーん。
なんか今回、面白くないなぁ(グチグチ)。
まぁ、適当にお付き合い下さいませ m(_ _)m
舞台面と言えば、
まずは、やっぱり、この祭壇。
祈祷やら太鼓やら、いろいろやりましたが、
地味に置いてある、この数珠(主宰・作)も、
かなりこだわったひとつでして・・・。
実は、この数珠。
使うのはワンシーンだけなんです。
息子の銀次郎が28年ぶりに戻ってきて、
仏おろしを頼むシーン。
「めったにやったことねえはんで」と言いながら、
私は数珠を持って、
手慣れた調子で指に巻き付けて、じゃらりとさばく。
実はこの数珠の扱いも、
イタコさんの写真や動画を見て、
どうすれば手慣れた感じになるのか、かなり研究して、
「じゃらり」に行きつきました。
そのおかげで、
このシーンを褒めてくださる方が多くて、
とてもうれしかったのですが、
ある回で、
いつものように数珠を 指に巻きつけ、
じゃらりと・・・やるはずが、
え?
数珠、か、た、ま、って、る
手慣れた感じを出したくて、
握るように持ったときに、糸がこんがらがったらしい。
もうこうなったら、
さばくどころか、お団子状態
ええい、仕方ない!
もう、そのお団子を、ぐしゃっと丸めて、拝んだものの、
数珠というより、ほとんどボール。
後ろのお客様には、数珠には見えなかっただろうなぁ
数珠って言っても、本物じゃないので、
使っているうちに、
ヒモが伸びてきちゃうんですね。
それで、
ヒモ同士がからまってしまったんです。
もちろん、それ以降は、開演前には必ずチェックして、
それからは無事、「じゃらり」ができました。
そして、この祭壇に話を戻しますが、
これ、実は、なかなかの優れ物なのです。
なにが、優れているか?
これは、まず当たりません。
おそろしく単純な話なんだけど、
なんだけど・・・優れ物なんです
(つづく)
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