今日、はるばる海を越えて届いたフランスの知人からの贈り物。ショコラらしきリボンのかかったボックスと何やらリボンとアルミ箔に包まれた細長いもの。すぐに「ショコラだ!」と分かったボックスはきれいに包装紙を開け、リボンをほどいて「わぁ、“Bonne année”だぁ!」と大ハシャギ。中から出てきたのは、いつも買付けの度に眺めていたパリのショコラティエのショウウィンドウを飾る美しい贈答用のショコラ。早速写真撮影となりました。
さて、もう一方のアルミ箔に包まれたものを開けてみると…なんだかロウのにおい。中身は本当のロウそのもの。サイズはちょうどキャンドル3本分が溶けてくっついたぐらいです。「ロウソクを送ったのに途中で溶けちゃったんじゃないの?」と河村。「いやいや、そんなことはないはず。何か食べ物じゃないの?」と私。
恐る恐るロウの端を割ってみると中からオレンジ色の何かが!「ちょっと食べてみて。」と河村にロウごと無理矢理食べさせると(本当はロウは食べてはいけません!)「すごく辛い!」それを見てから私も一口。感想は「かなり辛い。が、酒の肴に良さそう。」でした。
そう、中に入っていたオレンジ色のものは魚卵の薫製だったのです。よくよく調べてみるとブタルグ(Boutargue)と呼ばれるフランス製のカラスミ。フランスでも珍味として知られていて、細かく刻んでパスタにしたり、そのままレモン汁やオリーブオイルをかけて食べても美味しいらしいのです。
まだまだ知らない食べ物がいっぱいあるフランス。このブタルグ、近々、是非パスタにしていただきたいと思います。(それにしても見かけは溶けたロウソクそっくり、本当は、蜂蜜の香りを付けるため蜜蝋で覆ってあったのでした。)
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