さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

レース更新しました!

2007-01-07 | アンティーク

20070108

 新着レースを更新しました!今回も興味深いレース色々をUPしましたので、どうぞご覧になって下さい。特にこの画像のエイシャーワークのベビードレスの刺繍の細工は本当に繊細で、実物をお見せできないのがとても残念です。説明には「エイシャー」と書いておきましたが、「エイシャー」はスコットランドの地名で、綴りはAyrshire、イギリスでは「エイシャー」と発音するのですが、どうもスコットランドではyは発音せず「エアシャー」と発音するらしい(?)のです。迷った挙げ句、いつも耳にしている「エイシャー」と表記させていただきました。

 また、今回入荷しましたポワンドフランスも意味深いレースのひとつです。なんとルイ14世の時代のものというだけでも驚きですが、説明にも書いておきましたとおりフランスレースの祖となるレースで、色々調べるに従って、人間の歴史と同様にレースの歴史の流れのようなものがよく理解でき、私自身とても勉強になりました。この説明の中でグロ・ポワンというレースの名前を出しましたが、グロ・ポワンは私自身も持っていないため画像ご覧にいれることが出来ませんでした。ですが、先程他所のホームページにヴィクトリア&アルバート美術館のレースコレクションのひとつをみつけましたので、リンクしておきます。グロ・ポワンはこちらのページ、“Gros Point”の画像をクリックすると拡大画像を見ることが出来ます。(このホームページ、偶然行き当たったページですが、なんだか面白いのです。どうも古い装束を再現したり、自分たちで着ることを楽しんでいるグループのようですね。)この時代は、グロ・ポワンのようなニードルポイントの高価なレースは、女性ではなく男性が身体を飾るものでした。厚みのあるごつごつした感じで、どこか男性的な雰囲気が漂うのはそのせいです。

 他のアンティーク同様、本当にレースも奥が深いですね。きっと一生かかってもそのすべてを把握することが出来ないかと思うと、呆然としてしまうこともありますが、新たな知識を得ることは楽しいこと。これからも、もっともっと勉強してレースの種類や時代背景を説明するページを設けたりしたいものです。(が、果していつのことになるでしょうか。)

 そうそう、レースが終了しましたらまた次の更新へ。明日からもまたせっせと作業が続きます。

*エンジェルコレクションのホームページへ

レースのページを更新しました!是非ご覧になって下さいね。