フェアの終った昨日、滞在した北浜を散策し、夕刻名古屋へ帰りました。北浜はかつて「大阪のウォール街」と呼ばれ、御堂筋は建物の高さが見事に揃っていて整然としています。この辺り、由緒ある建築が数多くあるのですが、その中でもやっぱり王様級なのは中之島の公会堂ではないでしょうか。昨日はささやかな観光の日。今回、久し振りに公会堂へ足を運びました。（ホームページによると公開ガイドツアーも開催されているとか。いつの日か参加してみたいです！）
1918年築の大阪市中央公会堂。やはり辰野金吾の建築だけあって東京駅と似ています。でも、こちらの方がずっと豪華な気も…。この建築のために当時の金額で100万円を寄付した株式仲買人岩本栄之助が最期、公会堂の完成を見ぬまま相場に失敗しピストル自殺を図ったことを思うとなんとも切ない気持ちになります。
内装は二種類のグレイの濃淡の大理石張り、重厚感があります。
鋳物製の手摺り細工も繊細で綺麗。
このドアも高さが2m半ほどあるでしょうか。とても天井が高いのです。
外から見える大きな丸窓も近くから見ることが出来ます。玄関側の大きなステンドグラスが室内からは見られなかったのが残念。
地下にあった作り付けの折りたたみ椅子。長年使われ、木目が良い感じです。
大阪は水の都。どの橋も美しい弧を描いています。次回は遊覧船にも乗ってみたいです。