さかざきが綴る「アンティークな日々」

アンティークディーラーさかざきがアンティークのこと、日常のことを綴っています。

今日は「カルティエ、時の結晶」展へ

2019-12-11 | 展覧会

 お休みの今日は、六本木の国立新美術館で開催中の「カルティエ、時の結晶」展へ河村と二人で出かけました!混んでいることを想定し、ゆっくり午後遅い時間から出掛けたのですが、来週16日までの会期のせいか会場は凄い混雑(これから行かれる方は、朝一番に入館されるのが良いかもしれません。)、会場内は「老若女女」という感じでしたので、老いも若きも女性にとって「カルティエ」というブランドは特別なものだと再認識。私達が興味を持って見るのはアンティークらしいテイストの1900年代初頭のジュエリーですが、今回は2000年以降の作品も沢山展示されていて、その沢山の色石を使ったジュエリーに「これだけの(色やサイズの揃った)色石を集められるのは、流石カルティエ!」と頷き合い、100キャラットを越える大きな色石の数々に唖然としながら、歩を進めました。

 でも、やはり興味深く長時間眺めたのは、1905年の特注品だというこのティアラ。持って行ったルーペで眺めると、今まで見たことのないほど繊細なミルグレインが!そして大きなダイヤなのにとてもクリア!いったいどんな女性の頭を飾ったのでしょうね。他にも、1906年の作品、ストマッカーを飾る巨大な「リリー」ブローチ、1906年のリボンとレースのブローチ、どれもこの時代に出始めたばかりのプラチナ製のジュエリーです。

 ずっと以前、2004年に京都の醍醐寺で開催された「エットレ・ソットサスの目がとらえたカルティエ宝飾デザイン」の時は(この時は日本開催は醍醐寺だけでした。)、ほぼ古い作品ばかりでした。色石を散りばめたアール・デコのヴァニティーケースが沢山展示されていて、非常に記憶に残っています。昨年、三菱一号館で開催されたショーメ展も良かったですし、またクラシカルな作品も見たいです。 

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