雀庵の「常在戦場/56 桀紂・習近平を排除せよ」
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/341(2021/7/23/金】中共御用達メディアのサイト「中国軍網」は習近平の60分の「結党100年」大演説を5分ビデオにまとめて紹介していたから、カットされた55分は「無意味、時間の無駄」と判断したのだろう。
時が時なら「不敬罪」になりそうだが、毛沢東と違って戦争経験のない習近平は軍からタニマチとは思われても「偉大な指導者、21世紀の中国の紅い星」と尊敬されているかどうか、何だか怪しい感じがする。習はこのところ軍人の待遇を良くする法律を創っており、それは軍に対する一種の「媚び」かもしれない。
毛沢東曰く「政権は銃口から生まれる」。トップダウンの独裁国家においては強力な軍は政権の土台である。軍の質量を高めて対外的かつ対内的な安全を確保するのが常套だろう。一方で「政権は選挙から生まれる」ボトムアップの自由民主人権法治の国は選挙民に媚びる。
独裁者は民から恐れられるが、裏では反乱、暗殺、失脚を恐れる。自由民主主義国の宰相は民を訓導したりするが、裏では落選を恐れている。暗殺か、落選か・・・殺されたらオシマイ、それよりは「落ちたところが上り坂、敗者復活は珍しくない」から落選の方がいい。
それ故に独裁者は民生よりも軍事優先になりやすく、強硬路線で地域の、あるいは世界の覇者を志向するのだろう。成功すれば人民の支持も高まる。ナポレオン、ヒトラー、スターリンはその傾向が顕著で、毛沢東もその志向はあったが内政を固めるのに忙しくて本格的な対外軍事攻略には手が出せなかった。習近平が「建国の父」毛沢東と並ぶ「興国の父」になるためには「対外攻略で実績を創るしかない」だろう。習は軍拡を急いでいる。
中国軍網2021/7/20「国防総省徴兵局 2021年下半期に徴兵を本格的に展開」から。
<国防省徴兵局は「2021年下半期の徴兵に関する通知」を発令した。上半期の徴兵の良好な状況を維持し、年間採用業務を高いレベルで完了させるよう各地域に要請した。
「通知」は、大卒者の募集、採用を優先している。高等専門学校・専門学校の卒業生では18~22歳までの男性を募集している。すべての徴兵事務所、武装部門、大学は徴兵任務を遂行し、世界クラスの軍隊を構築するために、より質の高い兵士を養成することに集中する必要がある。
下半期の徴兵は8月15日に始まり、9月16日から9月末までにすべての新兵が部隊に配属される。 現在、全国徴兵ネットワーク「国防オンライン」(ウェブサイト:http://www.gfbzb.gov.cn)が開設され、応募登録を受け付けており、幅広い年齢の若者の登録が望まれる。
人民解放軍は、メディアとの融合による革新的なコミュニケーションを通じて、強い軍隊の思想をより良く広報し、強い軍隊の物語を語り、強い軍隊の姿を披露し、国防の概念を強化し、国防知識を理解する良き教師になろう>
中共には建国以来、徴兵制があるが、志願兵で足りていたのではないか。「軍隊へ行けば飯が食える、仕事は楽だし、上手くいけばカネが儲かる」というので毛沢東の孫も入隊して、栄養が良過ぎたのか仕事が楽だったのか、デブになっていたが、今さら大卒を対象に徴兵を復活させるのは将校・下士官の質を向上させるためのようだ。裏の事情はどうなっているのだろう。
北村 豊/中国鑑測家・中央大学政策文化総合研究所客員研究員の「人民解放軍、徴兵検査『不合格率57%』の影 忍び寄る一人っ子政策と急成長の“後遺症”」(日経ビジネス2017.9.1)から。
<中国の『兵役法』によれば、中国は徴兵制を敷いているが、志願者だけで新兵枠が満たされることから、1949年に中華人民共和国が成立してから今日まで強制的な徴兵は行われておらず、実質的には「募兵制」と変わりない。
徴兵に応じた若者たちは身体検査に合格することによって人民解放軍の兵士になることができる。人民解放軍は「国防を強固にし、侵略に抵抗し、祖国を守り、国民の心安らかな労働を守り、国家の建設事業に参加する」ことを任務としている。
2017年4月時点における人民解放軍の兵員数は約230万人で、その内訳は、陸軍:160万人、海軍:23万人、空軍:40万⼈など。陸軍は大幅な兵員削減が予定されており、近い将来に100万人を切るという。
しかし、国の要と言える重要な任務を担う兵士になるための徴兵検査で志願者の合格率が大幅に低下しているという。中国のSNS“微信(Wechat)”の公式アカウント「中国民兵」は2017年8月18日付で、「今年の徴兵検査の不合格率は計測不能、その十大問題を暴露する」と題する記事を掲載した。同記事は中国政府“国防部”のウェブサイトにも掲載されたことから、事態の深刻さが見て取れる。その概要は以下の通り。
【1】今日、軍人は精神、能力、気概、人徳を持っていなければならない。未来の戦場では風に吹き飛ばされるくらいひ弱な“小鮮肉(かっこいい若者)”は必要ない。必要なのは戦えば必勝し、体力・気力ともに頑強な不屈の硬骨漢であり、彼らがその使命を全うして初めて家を守り、国を守ることができる。各地で行われている徴兵検査が終わりに近付いているが、そこでは安閑としていられない状況が出現している。
【2】今年は徴兵検査を受ける⼈数が各地の検査所で平均して増⼤したが、困ったことに徴兵検査の不合格率が上昇している。調査によれば、某市では徴兵検査の不合格率が56.9%に達し、人々を驚かせた。18~19歳の若者が徴兵検査で次々と不合格になっている現実を見ると、その理由を考えざるを得ない。その問題は何なのか、また、その病根は一体どこにあるのか。
【3】某「地級市(二級行政単位)」で行われた徴兵検査のデータからは10項目の問題点が見て取れる。不合格となった理由の詳細は以下の通り。
(1)血液検査、尿検査による不合格:(不健全な食生活などで)厳しい訓練の下では、容易に肝臓を損傷し、甚だしい場合は急性肝不全や急性肝昏睡を誘発する。(2)視力による不合格:基準値は右目=0.4、左目=0.3だが不合格者全体の46%を占めた。原因は長時間スマホなど。
(3)体重による不合格:体重が基準値に達せず不合格になった人は不合格者全体の20%。主要な原因は、不規則な生活、偏った飲食、身体鍛錬に対する非積極性などだが、肥満は高血脂、高血圧などをもたらし、余病の併発率を高める。肥満者は軍人になれない。青年が一度入隊すれば、祖国を守る重い任務を担い、軍人は任務を執行せねばならず、高い塀を乗り越えられない、走れない、武器を担げない、敵の急襲に耐えられないでは、どうやって戦いに勝利できようか。
(以下、小見出しだけ紹介)(4)男性の精索静脈瘤、(5)心臓、血圧、(6)文身(入れ墨)、(7)耳鼻咽喉の炎症、(8)腋臭(わきが)、偏平足、(9)心理テスト(精神疾患)、(10)風土病(=地方病)
かつて解放軍兵士と言えば、苦しい環境で育った農村部出身者で構成されていたが、今やその主体となっているのは“90后(1990年代生まれ)”の都市部出身者であり、その多くが一人っ子である。今年、徴兵検査を受けたのは、昨年(2016年)12月31日までに満18歳になっていた1998年生まれの“90后”である。
“90后”の若者は、中国が経済の躍進を遂げ、富裕化する中で成長した。彼らの大多数が“一人っ子政策”の子であり、両親のみならず、父方と母方の祖父母からも可愛がられ、甘やかされて育った。衣食に不自由はなく、何か欲しい物があれば買ってもらえる。そんな環境の下で育てられた彼らが人民解放軍の兵士を志願して、徴兵検査を受けた結果が不合格率56.9%につながったのだ。これは某市で行われた徴兵検査の結果であって、全国を総合した結果ではないが、恐らく各地の結果は似たり寄ったりではないだろうか。
親のすねをかじって怠惰な生活を送り、毎日パソコンやスマホでゲームに熱中し、好き嫌いが激しくて偏食し、大量の炭酸飲料を飲み、就寝は深夜で起床は昼前。こうした日々が続けば、自ずと肥満になって脂肪肝や高血圧になり、近視の度が進み、やることがないからオナニーにふける。流行だからと身体に入れ墨をいれる輩(やから)も出てくる。そんな彼らが徴兵検査を受けたところで、合格する可能性は高いはずがない。某市で合格した43.1%の若者たちにしても、全員が立派な人民解放軍の兵士になれるという保証はないのだ>
まあ「衣食住足りて体力劣化を知る」のは世界共通だろうが、支那の場合は日本のような「文武両道」を良しとする思想はなく、インテリは「竹林の清談」志向が強くて昔から「良い鉄は釘にならない」と軍人、兵士の「武」は軽侮されていた。(軍のトップに就いた朱徳や林彪は毛沢東に人生を翻弄された印象を小生は持っているが、それはまたの機会に報告したい)
習近平が今さら「強軍を目指せ!」とハッパをかけたり、将兵の待遇を良くしても、怠惰な生活で衰えた体力、視力、気力が短期間で改善するはずはないし、「勇武」の伝統がないのだから強軍になるには10年、20年はかかるだろう。大体、中共は国内での陸戦の経験はあるが、空戦、海戦の実戦はほとんどないのではないか。大量のミサイル攻撃で敵を攻撃する戦略らしいが、敵もミサイル攻撃するから必勝というわけにはいかない。
2014年の環太平洋合同演習(リムパック、ハワイ沖での米軍主導の訓練)に初参加した中共軍には貧血で倒れる兵がいたという。習近平が「世界クラスの軍隊」を目指しても、「上に政策あれば下に対策あり」の4000年の民族性(清濁を問わない越後屋的な拝金商人主義?)を思うと、「習近平の夢」は儚いままに終わりそうだ。
トウ小平の「稼げるヤツからどんどん稼げ!」という「改革開放」で中国は経済大国になった。それは“人民の夢”に大いに沿ったものだった。習近平はジャック・マー(馬雲)を殺し、香港を殺し、カネなし、夢なし、餌もなしの毛沢東時代への回帰を目指している。平和ではなく戦乱を目指している。現代版の「桀紂(けっちゅう)」そのものだ。桀紂・習近平の排除は支那の民と世界の喫緊の課題である。日本が日本らしくあるためにも、日本は同志国と連携して習近平一派掃討戦に努めていこう。皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ!
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
まぐまぐID 0001690154「必殺クロスカウンター」
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/341(2021/7/23/金】中共御用達メディアのサイト「中国軍網」は習近平の60分の「結党100年」大演説を5分ビデオにまとめて紹介していたから、カットされた55分は「無意味、時間の無駄」と判断したのだろう。
時が時なら「不敬罪」になりそうだが、毛沢東と違って戦争経験のない習近平は軍からタニマチとは思われても「偉大な指導者、21世紀の中国の紅い星」と尊敬されているかどうか、何だか怪しい感じがする。習はこのところ軍人の待遇を良くする法律を創っており、それは軍に対する一種の「媚び」かもしれない。
毛沢東曰く「政権は銃口から生まれる」。トップダウンの独裁国家においては強力な軍は政権の土台である。軍の質量を高めて対外的かつ対内的な安全を確保するのが常套だろう。一方で「政権は選挙から生まれる」ボトムアップの自由民主人権法治の国は選挙民に媚びる。
独裁者は民から恐れられるが、裏では反乱、暗殺、失脚を恐れる。自由民主主義国の宰相は民を訓導したりするが、裏では落選を恐れている。暗殺か、落選か・・・殺されたらオシマイ、それよりは「落ちたところが上り坂、敗者復活は珍しくない」から落選の方がいい。
それ故に独裁者は民生よりも軍事優先になりやすく、強硬路線で地域の、あるいは世界の覇者を志向するのだろう。成功すれば人民の支持も高まる。ナポレオン、ヒトラー、スターリンはその傾向が顕著で、毛沢東もその志向はあったが内政を固めるのに忙しくて本格的な対外軍事攻略には手が出せなかった。習近平が「建国の父」毛沢東と並ぶ「興国の父」になるためには「対外攻略で実績を創るしかない」だろう。習は軍拡を急いでいる。
中国軍網2021/7/20「国防総省徴兵局 2021年下半期に徴兵を本格的に展開」から。
<国防省徴兵局は「2021年下半期の徴兵に関する通知」を発令した。上半期の徴兵の良好な状況を維持し、年間採用業務を高いレベルで完了させるよう各地域に要請した。
「通知」は、大卒者の募集、採用を優先している。高等専門学校・専門学校の卒業生では18~22歳までの男性を募集している。すべての徴兵事務所、武装部門、大学は徴兵任務を遂行し、世界クラスの軍隊を構築するために、より質の高い兵士を養成することに集中する必要がある。
下半期の徴兵は8月15日に始まり、9月16日から9月末までにすべての新兵が部隊に配属される。 現在、全国徴兵ネットワーク「国防オンライン」(ウェブサイト:http://www.gfbzb.gov.cn)が開設され、応募登録を受け付けており、幅広い年齢の若者の登録が望まれる。
人民解放軍は、メディアとの融合による革新的なコミュニケーションを通じて、強い軍隊の思想をより良く広報し、強い軍隊の物語を語り、強い軍隊の姿を披露し、国防の概念を強化し、国防知識を理解する良き教師になろう>
中共には建国以来、徴兵制があるが、志願兵で足りていたのではないか。「軍隊へ行けば飯が食える、仕事は楽だし、上手くいけばカネが儲かる」というので毛沢東の孫も入隊して、栄養が良過ぎたのか仕事が楽だったのか、デブになっていたが、今さら大卒を対象に徴兵を復活させるのは将校・下士官の質を向上させるためのようだ。裏の事情はどうなっているのだろう。
北村 豊/中国鑑測家・中央大学政策文化総合研究所客員研究員の「人民解放軍、徴兵検査『不合格率57%』の影 忍び寄る一人っ子政策と急成長の“後遺症”」(日経ビジネス2017.9.1)から。
<中国の『兵役法』によれば、中国は徴兵制を敷いているが、志願者だけで新兵枠が満たされることから、1949年に中華人民共和国が成立してから今日まで強制的な徴兵は行われておらず、実質的には「募兵制」と変わりない。
徴兵に応じた若者たちは身体検査に合格することによって人民解放軍の兵士になることができる。人民解放軍は「国防を強固にし、侵略に抵抗し、祖国を守り、国民の心安らかな労働を守り、国家の建設事業に参加する」ことを任務としている。
2017年4月時点における人民解放軍の兵員数は約230万人で、その内訳は、陸軍:160万人、海軍:23万人、空軍:40万⼈など。陸軍は大幅な兵員削減が予定されており、近い将来に100万人を切るという。
しかし、国の要と言える重要な任務を担う兵士になるための徴兵検査で志願者の合格率が大幅に低下しているという。中国のSNS“微信(Wechat)”の公式アカウント「中国民兵」は2017年8月18日付で、「今年の徴兵検査の不合格率は計測不能、その十大問題を暴露する」と題する記事を掲載した。同記事は中国政府“国防部”のウェブサイトにも掲載されたことから、事態の深刻さが見て取れる。その概要は以下の通り。
【1】今日、軍人は精神、能力、気概、人徳を持っていなければならない。未来の戦場では風に吹き飛ばされるくらいひ弱な“小鮮肉(かっこいい若者)”は必要ない。必要なのは戦えば必勝し、体力・気力ともに頑強な不屈の硬骨漢であり、彼らがその使命を全うして初めて家を守り、国を守ることができる。各地で行われている徴兵検査が終わりに近付いているが、そこでは安閑としていられない状況が出現している。
【2】今年は徴兵検査を受ける⼈数が各地の検査所で平均して増⼤したが、困ったことに徴兵検査の不合格率が上昇している。調査によれば、某市では徴兵検査の不合格率が56.9%に達し、人々を驚かせた。18~19歳の若者が徴兵検査で次々と不合格になっている現実を見ると、その理由を考えざるを得ない。その問題は何なのか、また、その病根は一体どこにあるのか。
【3】某「地級市(二級行政単位)」で行われた徴兵検査のデータからは10項目の問題点が見て取れる。不合格となった理由の詳細は以下の通り。
(1)血液検査、尿検査による不合格:(不健全な食生活などで)厳しい訓練の下では、容易に肝臓を損傷し、甚だしい場合は急性肝不全や急性肝昏睡を誘発する。(2)視力による不合格:基準値は右目=0.4、左目=0.3だが不合格者全体の46%を占めた。原因は長時間スマホなど。
(3)体重による不合格:体重が基準値に達せず不合格になった人は不合格者全体の20%。主要な原因は、不規則な生活、偏った飲食、身体鍛錬に対する非積極性などだが、肥満は高血脂、高血圧などをもたらし、余病の併発率を高める。肥満者は軍人になれない。青年が一度入隊すれば、祖国を守る重い任務を担い、軍人は任務を執行せねばならず、高い塀を乗り越えられない、走れない、武器を担げない、敵の急襲に耐えられないでは、どうやって戦いに勝利できようか。
(以下、小見出しだけ紹介)(4)男性の精索静脈瘤、(5)心臓、血圧、(6)文身(入れ墨)、(7)耳鼻咽喉の炎症、(8)腋臭(わきが)、偏平足、(9)心理テスト(精神疾患)、(10)風土病(=地方病)
かつて解放軍兵士と言えば、苦しい環境で育った農村部出身者で構成されていたが、今やその主体となっているのは“90后(1990年代生まれ)”の都市部出身者であり、その多くが一人っ子である。今年、徴兵検査を受けたのは、昨年(2016年)12月31日までに満18歳になっていた1998年生まれの“90后”である。
“90后”の若者は、中国が経済の躍進を遂げ、富裕化する中で成長した。彼らの大多数が“一人っ子政策”の子であり、両親のみならず、父方と母方の祖父母からも可愛がられ、甘やかされて育った。衣食に不自由はなく、何か欲しい物があれば買ってもらえる。そんな環境の下で育てられた彼らが人民解放軍の兵士を志願して、徴兵検査を受けた結果が不合格率56.9%につながったのだ。これは某市で行われた徴兵検査の結果であって、全国を総合した結果ではないが、恐らく各地の結果は似たり寄ったりではないだろうか。
親のすねをかじって怠惰な生活を送り、毎日パソコンやスマホでゲームに熱中し、好き嫌いが激しくて偏食し、大量の炭酸飲料を飲み、就寝は深夜で起床は昼前。こうした日々が続けば、自ずと肥満になって脂肪肝や高血圧になり、近視の度が進み、やることがないからオナニーにふける。流行だからと身体に入れ墨をいれる輩(やから)も出てくる。そんな彼らが徴兵検査を受けたところで、合格する可能性は高いはずがない。某市で合格した43.1%の若者たちにしても、全員が立派な人民解放軍の兵士になれるという保証はないのだ>
まあ「衣食住足りて体力劣化を知る」のは世界共通だろうが、支那の場合は日本のような「文武両道」を良しとする思想はなく、インテリは「竹林の清談」志向が強くて昔から「良い鉄は釘にならない」と軍人、兵士の「武」は軽侮されていた。(軍のトップに就いた朱徳や林彪は毛沢東に人生を翻弄された印象を小生は持っているが、それはまたの機会に報告したい)
習近平が今さら「強軍を目指せ!」とハッパをかけたり、将兵の待遇を良くしても、怠惰な生活で衰えた体力、視力、気力が短期間で改善するはずはないし、「勇武」の伝統がないのだから強軍になるには10年、20年はかかるだろう。大体、中共は国内での陸戦の経験はあるが、空戦、海戦の実戦はほとんどないのではないか。大量のミサイル攻撃で敵を攻撃する戦略らしいが、敵もミサイル攻撃するから必勝というわけにはいかない。
2014年の環太平洋合同演習(リムパック、ハワイ沖での米軍主導の訓練)に初参加した中共軍には貧血で倒れる兵がいたという。習近平が「世界クラスの軍隊」を目指しても、「上に政策あれば下に対策あり」の4000年の民族性(清濁を問わない越後屋的な拝金商人主義?)を思うと、「習近平の夢」は儚いままに終わりそうだ。
トウ小平の「稼げるヤツからどんどん稼げ!」という「改革開放」で中国は経済大国になった。それは“人民の夢”に大いに沿ったものだった。習近平はジャック・マー(馬雲)を殺し、香港を殺し、カネなし、夢なし、餌もなしの毛沢東時代への回帰を目指している。平和ではなく戦乱を目指している。現代版の「桀紂(けっちゅう)」そのものだ。桀紂・習近平の排除は支那の民と世界の喫緊の課題である。日本が日本らしくあるためにも、日本は同志国と連携して習近平一派掃討戦に努めていこう。皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ!
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
まぐまぐID 0001690154「必殺クロスカウンター」