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雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(157」

2021-02-20 13:35:47 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(157」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/256(2021/2/19/金】小生はキチ〇イで措置入院歴があるから、どんな事件を起こしても「全然覚えていません」で押し通せば心神耗弱、心神喪失で不起訴になる可能性が高いだろう。特権階級である。が、このキチ〇イ優遇制度は廃止すべきだと思っている。記憶があろうがなかろうが「やったことに対して償え」という厳罰主義だ。


一般犯罪は、例えば「喧嘩して殴ったら死んじゃった」というのか情状酌量すべきだが、目的意識的に殺意をもった殺人は基本的に死刑判決が確定したら速攻で処刑すべきだ。いつ処刑されるか分からないという不安で死刑囚をいたぶるような遅延策は残酷(東京拘置所精神科医官を務めた作家の加賀乙彦著「死刑囚の記録」、加賀は死刑反対論者)かつ税金の無駄。ごく稀に無実の人がいるだろうが、天はきっと彼を癒すに違いない。そう思うしかない。


裁判は被害者とその家族にすこぶる冷たい。それとは裏腹に犯罪者、容疑者をまるで可哀そうなストレイシープのように扱っている。何十年も裁判を続け、被害者と家族に辛い思いをさせている。これがモラルか。


死刑を免れた懲役囚はどんな仕事をしているのか。簡単な木工製品(折り畳み式の椅子やテーブル、木箱、まな板、積み木)など安物が多い。一枚板の重厚な家具もあるが、これは値段は張るし、安くておしゃれな集成材を使った北欧産などと比べると“ちょっとなー”の感じ。


小生の名付け親である教育者の伯父は犯罪者の更生保護にも尽力していたが、守秘義務から何も話は聞けなかった。上記のような付加価値の低い職能では更生はとても難しいだろう。


4万人もの受刑者の中には優秀な脳ミソ、潜在能力を持っている人もいるはずだ。彼らをハイテク技術者に育て、ICT開発など機密な職業に当たらせたらどうか。外部から完全に閉鎖されている刑務所は恰好の機密ラボになる。自信をつけ、それなりの人材になれば刑を減免し、社会復帰も容易になるのではないか。


<元・刑務官の坂本敏夫も1965年(昭和40年)頃、受刑者が一般の工場で働く構外作業が廃止されたことを例に挙げ、「責任回避のために事故を起こさないことが刑務官の目標となり、受刑者は技術を身につけることができず、社会復帰ができなくなった」と指摘している>(WIKI)


「事故を起こさない」というのは大事だが、それが「社会復帰を阻害→再犯率増加」と裏目に出ている面がある。前科者の小生はたまたま世間の情けで堅気になれたが、塀の中の4万人も教導次第では有用な人材になると信じたい。チャンスを与えよ。


米国民主党≒アカは100年前のレーニンそっくりだなあ、と思う。LGBT保護など良かれと思ってやったことが「全部裏目に出る」というのは凄まじい。民主党≒アカは「自分が正義だ、最先端だ」とうぬぼれて過去を学ばないから「モスクワをLGBTの世界の都」にしたレーニンの轍を踏んでいることに気付きもしない。そう言えば姪っ子が小さい頃、舌足らずでよく歌っていた。


♪あなたを知ったその日から 恋の奴隷になりました 右と言われりゃ右向いて とても幸せ あなた好みの あなた好みの 女になりたい


銭ゲバ民主党は恋の奴隷じゃなくてカネの奴隷だな。“私は正義”病膏肓、インチキゲンチャーは民主党と一緒に墓穴に堕ちる。一般社団法人・世界戦略総合研究所「レーニン主義の大失敗に学ぶ『LGBTの人権差別禁止条例』がもたらす危機」2020-6-3から。


<1917年、ロシアの共産革命によって政権を掌握したレーニンを中心とする共産党/革命政府は多くの抵抗に遭遇した。その原因は家族、学校、教会にあると考え、革命を成功させる為、家族の絆を弱め、教会を破壊し、学校を革命の担い手に変えようとした。


レーニンは家族(制度)を「旧秩序の要塞・伝統文化の砦」とし、以下のような攻撃を行なった。


1)従来、法律婚の要件とされていた教会での結婚式を不要とし、役所での登録だけで婚姻の効力が生ずるものとした。
2)離婚の要件を緩和し、当事者合意の場合はもちろん、一方の請求だけでも裁判所はこれを認めることとした。


3)犯罪であった近親相姦、重婚、姦通を刑法から削除した。
4)堕胎は国立病院で認定された医師の所へ行けば可能となり、医師は希望者には中絶手術に応じなければならないことになった。


5)子供たちは、親の権威よりも共産主義のほうが重要であり、親が反動的態度に出たときは共産主義精神で弾劾せよ、と教えられた。
7)1926年には、「非登録婚」も「登録婚」と法的に変わらないとする新法が制定された。


◆家族破壊政策によって何が起きたか:1934年頃になると、それが社会の安定と国家の防衛を脅かすものと認識され始めた。すなわち、


1)堕胎と離婚の濫用(1934年の離婚率は37%)の結果、出生率が急減した。それは共産主義国家にとって労働力と兵力の確保を脅かすものとなった。


2)家族、親子関係が弱まった結果、少年非行が急増した。1935年には、ソ連の新聞は愚連隊の増加に関する報道や非難で埋まった。彼らは勤労者の住居に侵入し、掠奪し、破壊し、抵抗者は殺戮した。汽車のなかで猥襲な歌を歌い続け、終わるまで乗客を降ろさなかった。学校は授業をさぼった生徒たちに包囲され、先生は殴られ、女性たちは襲われた。


3)「性の自由化と女性の解放」という壮大なスローガンは、強者と乱暴者を助け、弱者と内気な者を痛めつけることになった。何百万の少女たちの生活がドン・ファン(プレイボーイ、女たらしの代名詞)に破壊され、何百万の子どもたちが、両親の揃った家庭を知らないことになった。


◆スターリンのゆりもどし政策:1934年には、ソ連国家はこのような混乱の対策に精力を消耗することに耐えられなくなった。それは戦争に直面している国の、国力を破壊するものであった。


これを是正するためには、「社会の柱(Pillar of society) 」である家族を再強化する以外に方法はなかった。かくしてスターリン政府は次のような措置をとった。


1)「結婚」の意義が再評価された。それは生涯の結合であって人生の「最も厳粛な行事」であると教えられるようになった。家庭の強化は共産主義の基本的モラルの一つとされた。「離婚は性的快楽のための権利ではない」として、1935年には、結婚した翌日に離婚した男が強姦罪で起訴された。


2)離婚の制限を強化した。1935年には離婚歴が戸籍に登録され、女性が男の30人目の妻となるようなケースを防止できるようにした。離婚費用も3ルーブルだったのが1回目50ルーブル、2回目100ルーブル、3回目150ルーブルに引き上げられた。この結果、たとえばウクライナの離婚件数は、1936年には前年の3分の1に減少した。


1944年には離婚はすべて裁判所の決定を要するとする法律が制定された。十分な理由の立証が必要なうえに、離婚費用が2000ルーブルに引き上げられたから、ソ連は世界で最も離婚の難しい国になった。


3)この法律は、さらに1926年に導入された非登録婚の制度を廃止した。登録婚だけが合法となり、嫡出子と非嫡出子の「ブルジョア的差別」も復活した。婚外子とその母は扶助料も受けられなくなった。


4)堕胎の自由もなくなった。1935年から反中絶キャンペーンが始まり、それがいかに母体に悪影響を及ぼすかを医学者たちがPRした。1936年には1920年の法律が改正され、母体の生命と健康に危険のある場合及び重大な遺伝上の問題がある場合を除いて人工中絶が禁止された。出産が奨励され、6人以上の多子家庭には特別手当が支給された。


5)親に対する反抗の奨励も修正された。親の権威が強調され、1935年には、「親に対する尊敬と孝行は青年共産主義者同盟(コムソモール)の道徳の核心をなすものである」と新聞に報道された。


スターリンも1935年10月、自らチフリスに住む老母を訪ね、母親に対する愛情と尊敬を示し、模範例として称揚された。 
 
このように、レーニン革命時の「家族制度崩壊政策による大惨事の歴史」を学んだ結果が、現在のロシアに大いに教訓として刻まれているとみれます。東京オリンピックを性解放、家族制度崩壊に政治利用する勢力から、この国を守らなければならないのではないでしょうか>


アカは性解放、家族制度崩壊どころか世界中を共産主義独裁にしたいのだ。世界の破壊! 完全に邪教だ。


電通の作と言われる「戦略十訓」は経済と自社の発展のための消費煽り策として「きっかけを投じろ、気安く買わせろ、混乱をつくり出せ、流行遅れにさせろ、捨てさせろ」を掲げた。


一方で巷ではそれに反発し「嫌儲十訓」として「余計に使うな、簡単に買うな、捨てるな、無駄使いするな、贈り物はするな、流行は無視しろ 」と嗤った。


銭ゲバやアカに洗脳されると「平等に憑かれた人々」が跋扈し、未曽有の荒廃をもたらす。フランスは血を血で洗う悲惨な数十年を過ごす羽目になった。性差による役割分担を「女性蔑視」と非難するのが流行ると、まるで競うようにして「そうだ、そうだ、女性蔑視は許さない!」と叫びだす。クチパク病、「平等に憑かれた人々」の群・・・やがてレーニンのロシアのように国体は崩れていく。


そういう危惧を抱く人々は多いだろう、と思いながら産経2.11号を見たら、もうビックリ。このままでは部数減を止められない、女の歓心を買わなければという危機感からか、それとも社内で不運をかこっていたリベラル≒アカ勢力の逆襲か、「女性蔑視は許さない!」と一斉にわめき始めたよう。自己保身で叫んだり黙ったり・・・醜い、愚か、「だからインテリはダメなんだ!」と罵倒した角栄は米国に殺されたという説は研究に値する。


小生の尊敬する桑原聡氏(産経文化部)の連載「モンテーニュとの対話/95 平等という名の全体主義」から。氏は何となく老人性鬱で自殺をしかねないみたいだから、敵を自信をもってロックオンし、反転攻勢した方がいいですよ、元気が出ますよとアドバイスします。


<現代の常識に沿うように自分の価値観を修正できる器用な人もいるが、公職にもなく権力も持たない私などは、腹の中はどうなんだ、疲れないのかしらん、とゲスの勘繰りをしてしまう。なんだか世界全体が無理しているようだ・・・


何よりも気がかりなのは、この世界が「平等」を神にいただく全体主義に傾きつつあるように感じられることだ。民主主義の定着した先進国において「差別を許さない」と叫べば、大半の敵を撃破することができる。


森さんの発言に抗議する(姿から)不寛容な全体主義の足音が聞こえてこないだろうか。誤解を恐れずに言えば、「平等」を過度に追求すれば、その先にあるのは共産主義だろう。


ひさしぶりにモンテーニュに登場してもらおう。《人が新しい論拠をもって私を追い詰めるとき、私の方ではこう考える。「私は今それに返答ができないけれども、やがて誰かがそれに答えてくれるであろう」と。まったく、我々が言い破ることのできないすべての真らしいことを信ずるのは、あまりにおめでた過ぎる》


現代の常識では「急進的平等主義」とカネこそが「真」なのかもしれない。だが、この世界に絶対などない。時間がたてばそれが「誤り」になる可能性はいくらでもある。だからこそ社会改革は、伝統を踏まえながら、すなわち古い価値観を持った人間の意見を「老害」と排除することなく、しっかりと受け止めながら、ゆっくり進めてゆく以外に道はないはずだ。


森さん叩きに興じる人々は、あまりにおめでた過ぎる。そして危険だ>


モンテーニュは汚濁に満ちた世間、政界に愛想をつかして故郷に逼塞、持病との格闘もあって心身ともに疲れ果て、苦しさから自殺も随分考えたようだ。やがて諦観を脱したのか、人間、世間への観察に大いに興味を持ったのか、ジグザグするうちに「人間学」のような本「随想録」になった。初版は1580年、400年以上前だが、人間の「本質」を語っているために古さを全く感じさせない。


人間は基本的に「体験して教訓にする」から、動物同様にご先祖様の蓄積された知恵や教訓、理性が子孫にあまり伝わらない。「女や男に気をつけろ、一時的な感情ではなく理性的に見て判断しろ」という大変大事なことでもほとんど継承されていない。だからこそ「娯楽系読書よりも教学(教養・学問)系読書が大事」と小生は思っているのだが、自分の子供にさえそれを伝えられていない。


かくして戦争は続くのだろうが、これから始まるのは内戦と外戦が入り混じる「アカ対シロ」の最終戦争になるかもしれない。まったくややこしい時代である。
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp


雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(156」

2021-02-18 17:33:05 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(156」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/255(2021/2/18/木】13日/土の23時過ぎに起きた地震は、小生の人生では10年前の3.11東北大震災・大津波に次ぐ“驚愕規模”で、ガラス製のオブジェが落ちて壊れただけで済んだが、「嗚呼、地震大国だなあ」と感動と諦観が入り混じった気分だった。続いて15日/月は13時頃から土砂降りの大雨、あれよあれよという間に屋上に水がたまり、慌てて枯葉で詰まった排水口を掃除した。


快晴の16日は「あれだけ雨が降ったのだから、いつもはチョロチョロの谷川はずいぶん水量が増して見映えがいいんじゃないかなあ」と森林公園に見に行ったら、考えることは皆同じなのか、いつもよりヂヂババが多かった。アンタも好きねぇー・・・


木々が葉を落とした今はカメラ、望遠鏡を持ったバードウォッチングのグループも多い。人間ウォッチングの方が面白いと思うが野暮は言いっこなしだな。若葉も芽吹き始め、「春の訪れを知らせる花」リュウキンカは“冬の沈黙を破り”黄色の花を咲かせていた。


谷川の水で池が潤って鴨が楽しそうに遊んでいたが、湿地帯にはガマかと思うほど大きなウシガエル5匹ほどがのんびり遊んでいた。しゃがみこんで観察していたらずーっと動かない奴がいる。奴は小生を観察しているのか。ジーっと見ていたら目が4つある、アッ、NHKの好きな「恋の季節!」、繁殖中というか生殖の真っ最中だったのだ。失礼しました、と言いながら見ていたが、1分たっても終わらない。シツコイ・・・お、お、昔の俺よりすごい・・・クソッ。


<ウシガエルは、東京帝大教授・動物学者の渡瀬庄三郎が、食用として米国(ルイジアナ州ニューオリンズ)から輸入した17匹が、1918年前後に横浜港に到着したのが初移入である。農商務省(のちに農林省)は窮乏する農村に副業として養殖を奨励したが、投機目的の養殖が1923年から1930年頃までは行われたものの、日本ではカエルを食用とする習慣は定着しなかった。


1932年に冷凍肉の対米輸出が始まり、1940年には165トンと戦前のピークに達したものの太平洋戦争で途絶え、大半の養殖場は閉鎖された。


敗戦直後の日本ではドルを稼げる数少ない輸出品として、1947年に対米輸出が再開。閉鎖された養殖場から逃げて繁殖していたウシガエルの漁が盛んに行われ、1949年には水産庁が資源保護のため捕獲制限を通達するほどだった。


1969年には輸出量が967.7トンと最高に達したものの、シアトルで日本産カエル肉から農薬が検出されて翌年に禁輸措置が採られ貿易量が激減。1989年には大蔵省の輸出統計資料からウシガエルの項目が削除され、捕獲対象にならなくなったウシガエルが繁殖するようになった>(WIKI)


ウーン、日本は貧しかったなあ。文明開化をしたものの外貨稼ぎは緑茶、米、銅、生糸、木蝋、椎茸、樟脳、昆布、煎海鼠(いりこ)、寒天の第一次産品、やがてマッチ、陶磁器、漆器、竹器、扇子、花莚(はなむしろ)、洋傘、ガラス器、紙製品、麦稈真田(ばっかんさなだ、麦わら帽子などの素材)、菜種油。日清戦争でどうにか力をつけて綿織糸、綿布、ブラシ、珊瑚、タオル、清酒、ボタン、玩具・・・


典型的な発展途上国型で、出稼ぎ娼妓の“唐行(からゆき)さん”やカエルも頑張って、ユダヤ人などから借金しながらどうにか最新の武器、軍艦も買い、日露戦争に勝ち、列強入りしたのだ。


独立戦争や南北戦争でアジア進出に出遅れた米国にとって、急速に国力をつけて来た日本はずいぶん癪に障る存在だったろう。「日本を蒸気船で脅して開国させたのは俺だぜ、本来は俺の植民地になるはずが一人前の面しやがって、ジョンブルにそそのかされて縄張り広げて偉そうに! クソ、面白くねえ、そのうち痛い目に遭わせてやる!」


大いに痛い目に遭わせて撫子ジャパンを妾にしたが、いつの間にか米国の象徴的産業である自動車産業まで蚕食し始めた。何をやっても裏目に出るのが米国流?


「ジャップに核兵器を持たせたら続・大東亜共栄圏を始めかねないぜ、と言って俺が中共とWinWin、ニャンニャンになればEUからもコケにされるし・・・ウォールストリートジャーナルは『バイデン政権のスタートは、希望に満ちているとはとても言えないものになった。同政権は発足から1カ月足らずで、民主党員の多くが期待したかもしれない状況とは違って、米国の同盟諸国がバイデン大統領の2月4日の「米国が(世界の舞台に)戻ってきた」との発言を、それほど歓迎していないことも分かってきた』だと。


Trap-Trump 作戦は上手くいったんだが・・・今さら孤立主義を選べるはずはないし、毒を食らわば皿まで、って中共になびくわけにもいかないし、日本に核武装をさせたら怖いし・・・ああ、俺はどうしたらいいんだ・・・」


悩めるアンクル・サム(Uncle Sam)、ま、プーチンと組んで東西から中共を包囲するくらいはできるか。トランプを罠にはめて、米国は墓穴を掘ったのだ。何をやっても裏目に出るのが米国流。


小生の米国民主党への不信感は募るばかりで、今は嫌悪感、そのうち憎悪レベルに成長しそうだ。彼らは一流の才人を装うゴロツキ、悪党、マフィアである。そう、インテリヤクザ。善人面したマムシ、疫病神、クラスターと心得た方がいい。民主党≒アカに騙されるとひどい目に遭うから避けるべし。米国生まれで日米両国で育った恒吉僚子・東大教授著「人間形成の日米比較」から。


<アメリカ人は自己主張が強い、闘争的だという意見をよく耳にする。日本人はとかくそうした主張を「アメリカは個人主義の国だから」と一言で済ましてしまいがちであるように思う。それは「自立した個人が望ましい」というだけではなく、人々の行動を規定する多様な社会の仕組みによる。ギフテッド(天賦の才を活かす意。最低IQ140以上という難関の超英才優遇エリート教育)もそのひとつだ。


担当官が挙げた選考判断は、語彙の豊富さ、頭の回転の速さ、観察力や分析力の鋭さ、創造性のある返答、快活さ、旺盛な好奇心、発達した批判精神、自信がある言動、リーダー的素質などである。


活発で、利発で、言語能力に優れ、積極的、これが優秀な「良きアメリカ人」像だ。


特別だと判断された人間が、特別扱いされる仕組みの中にあっては、自分がいかに優れているかを宣伝し、人に認めさせることが必要になってくる。つまり、上手に自己宣伝する技、「自己顕示術」が必要になってくるのである。自信と統率力を見せつける、“なにがしからしく”ポーズをつくる。


謙遜を美徳とする(日本のような)社会においては、若輩者が偉そうにしているのは反感を買うだけかもしれないが、能力の不平等を信じる社会においては、優れた潜在能力の指標と思われるような「自信ある振る舞い」は歓迎される。


能ある鷹は爪を隠さず、それをより魅力的に、より大きく見せなくてはならないわけである。そうしている内に、人々の期待を受け、特別扱いをされ、実力をつけ、本当に爪は大きくなっていくかもしれない。それが能力のある人間のイメージだ。


調子に乗り過ぎると、本当はその爪が大して大きくもなく、伸びそうもないことがばれてしまうかもしれないが・・・(今の民主党みたい)


「アメリカ人は自信ありげに振舞う傾向がある」とはアメリカを訪れた日本人がしばしば口にすることであるが、実際に彼らが日本人以上に自信があるかというと、これは別問題であろう。日本人が自信があっても謙遜する傾向があるように、アメリカ人は自信がなくても力を誇示しようとする傾向があるように思う。


自信ありげに見えるアメリカ人の内面を覗いてみると、「自分は他人に宣伝しているほど強い人間ではないかもしれない、それを人が発見するかも知れない」という不安感を持っていたりする。


学校では、子供がギフテッド(対象)児童かどうかをテストして欲しいという要請は随時、教師のみならず本人と親もできる。小さい子供に関しては、親が子どもの権利を主張することになる。しかし(要請しなければならないというシステムは)ある種の人々には大変不利である。例えば、学校経験の思い出が苦く、教育をあまり受けていない親の場合、教師に注文を付けるのは抵抗があるかもしれない。


だが、こうした理由で遠慮していると損をするのがアメリカ社会の常。それを自覚し、子を思うならば、親はやはり主張せざるを得ないのである。教育カウンセラーが親に向けたアドバイスを引用しておこう。


「私が親だったら、子供のために戦って、戦って、戦い抜きます。それしか道はないのですから」


これは一個人の意見に過ぎない。しかし、こうした言葉の片鱗にも、アメリカ的個人主義と、そうせざるを得ないシステムとに思いを巡らすことになる>


何かずいぶん疲れる感じだが、米国のエリートは「俺は正しい、俺は善人だ、俺の言葉に従え、俺を尊敬しろ」、これが処世術のようだ。イソップ童話にあった、カエルが牛の大きさになろうした末にお腹をパンクさせちゃう話。「カエルは"カエル"で本来の身の丈なのに、それに満足せず、欲を出した結末の悲劇と教訓。自分には謙虚でいたいものです」とはMs.Violinistのコメント。


米国は謙虚を美徳とする国柄ではなく、自己主張がないと無視、軽視されるようだ。目立つために努力するのは勝手だが、「我にも正義、彼にも正義、この世は正義と正義のぶつかり合い」、言論には言論で正々堂々と戦え、汚い手を使えば退場だ、というルールはない。嫌な相手ならあの手この手で言論封殺するわけだ。


民主党≒アカはポリティカル・コレクトネスと称して言葉狩りを進めている。父、母、息子、娘、兄弟、姉妹、叔父、叔母、いとこ、甥、姪、夫、妻、義父、義母、義理の息子、義理の娘、義理の兄弟、義理の姉妹、継父、継母、継娘、異母兄弟、異母姉妹、孫、孫娘も“差別用語”だという。


「お前らバカか、頭狂ってんじゃね、まるで中共の文革、逝って良し!」と言ったらポリコレ違反で速攻で射殺だな。「シーチン死すとも罵声は止まず、後に続く者あるを信ず!」。その内、色気、スマート、デブ、金持ち、貧乏人、白人、黒人、イエローまでも差別用語だとして禁止になり、政治家は「カネ・票で動く人=カネ票人」と言い換えたり。美男美女は「差別主義者」として鼻を削がれたり。


トム・ニコルズ米海軍大学校教授(国家安全保障問題)「さようなら、国際主義のアメリカ――なぜリベラルな国際主義は破綻したのか」フォーリンアフェアーズ2017年4月号から。


<専門家は、自分たちが民主社会に仕える身であることを常に忘れてはならない。しかし、民主社会の主人である市民も国の運営に関与し続けるのに必要な美徳・良識を身に付ける必要がある。


専門知識をもたない市民は専門家なしでは事をなし得ないのだから、エリートへの憎しみを捨ててこの現実を受け入れる必要がある。同様に専門家も市民の声を相手にしないのではなく、それに耳を傾け、自分たちのアドバイスが常に取り入れられるとは限らないことを受け入れなければならない。


現状では、システムを一つに束ねてきた専門家と市民の絆が危険なまでに揺るがされている。そのような環境では、民主主義の終わりを含む、あらゆるものが現実となっても不思議はない>


美徳、良識、知性、教養を無くしたような狡猾な人々・・・ま、民主党と中共は余命数年か。見届けたいものだ。
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp


雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(155」

2021-02-17 05:05:02 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(155」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/254(2021/2/17/水】さっき部屋に持ってきたコーヒーカップが見つからない・・・うーん、加齢による脳ミソの劣化だろう。そんなことがしょっちゅう重なる折、スーパーで「記憶力を維持する」ロッテのガムを発見、ここ10日間ほど試している。ロッテのサイトから。


<イチョウ葉抽出物のチカラで記憶力を維持する、機能性表示食品です。イチョウ葉抽出物とは、ハーブティーなどにも利用されているイチョウ(Ginkgo biloba)の緑葉を乾燥し、抽出したエキスです。中高年の方の記憶力(言葉や図形などを覚えたり、思い出す能力)を維持する機能があると報告されています。機能性関与成分:イチョウ葉フラボノイド配糖体19.2mg、イチョウ葉テルペンラクトン4.8mg>


記憶力の維持はいいのかどうか・・・汚濁に満ちた人生で日々、忘れたいことがいっぱいあり、それを消去し、代わりにいい思い出だけを残したい、喜怒哀楽の「喜楽」以外の記憶は消えてほしい、というのは無理筋、身勝手か。


イチョウ葉ガムの効果かどうかは分からないが、最近は夢で昔の場面がしばしば現れる、遠に忘れていたことを急に思い出すようになったのは面白い。懐かしい人が出てくるのだ。老人が老いの繰り言「昔は良かったなあ」と言うのは、人間は元来、群れる動物だからだろう。


「文明開化→ 利便向上→ 接触漸減→ 個人化→ 孤独」が進むと、老人は加齢による現役引退もあって社会的人間的「群」から遠ざかる、それが一抹の淋しさ、人恋しさになり、懐旧の情を催し、「昔は良かったなあ」となるのだろう。


親が子を育て、やがては子が成人になり、老親の世話をする、という大昔からの家族的、社会的なサイクルが、特に先進国では「個人主義、個性、多様性」の名のもとに急速に希薄化しており、社会的福祉という「赤の他人が老いた赤の他人の面倒を見る」という方向が進んでいる。子供を産み育てるという意欲が小さくなるのは当たり前だ。


政治家や学者が「もっと産め、そうでないと人口減は止まらない、亡国だ!」と言ったところで、社会が老後のケアをしてくれるのにひーひー言いながら子供を産み育てようという国民が増えるわけはない。第一、率先垂範すべき政治家や学者だって3人、5人の子持ちなんていやしない。子沢山なんて死語だ。


国力減退、亡国を止めるには、出産は無料、1人産むごとに祝い金100万円、3人産んだら3DKの住宅提供、老いた親を子が面倒を見るなら年に200万円支給とか、インセンティブを用意することから始めてはどうか。大体、過疎化で地方はやがて消滅するなんて騒いだところで、「まずカイ(隗)より始めよ、率先垂範、アンタから先に田舎へ引っ越せよ」と言われるのがオチだろう。


仕事はネエ、バスも電車も通ってネエ、医者に行くのも一日がかり、スーパー行くのに1時間、人かと思ったら熊だった・・・オラそんなのはヤダ、そんなのはヤダ・・・吉幾三が1984年に警鐘を鳴らしてから40年、一歩も前進しないどころかずーっと後退。


まずは東北に議事堂を造って政治家は一族郎党引き連れて引っ越せ。都心の大学、工場も東北に散れ。中共から工場を呼び戻せ。周囲は広大な農林水産業の拠点にしろ。もちろん無税特区だ。台湾、満蒙開拓の勢いで5年で世界有数の都市にしろ。出でよ、令和の後藤新平! 1945年、廃墟の中から10年で復興した日本人、大和魂を小生は信じている。


お口の恋人ロッテのイチョウ葉ガムは脳みそを刺激するか。古人曰く「医食同源」。インド人もビックリ、カレーは中共コロナに効くのかなあ・・・ブルームバーグ2021年2月15日「インドでコロナ新規感染急減の謎――生活ほぼ正常化、商店にぎわう」から。


<1日当たりの感染者数が9月にピークを付けてから約90%減少 既に集団免疫を獲得したとの見方も 若者が多い人口構成も要因か


新型コロナウイルスの感染者数が世界で2番目に多いインドだが、生活はほぼ平常に戻っている。


多くの国が第2、3、4波に見舞われている一方でインドではコロナの新規感染者報告が着実に減少していることに科学者は首をかしげている。1日当たりの感染者数は昨年9月に10万人近くでピークを付けてから、約90%減少。死者も同様のペースで減っており、今では1日当たり100人弱と、9月の1000人余りから急減した。


同国は既に集団免疫を獲得したと推測する専門家もいる。南部カルナタカ州で実施された調査では、6000万人強に上る人口の約半数が昨年8月までに感染していたことが示唆された。これは当時の公式な数字の約90倍だ。若者が多い人口構成や、証明されていないが多くの熱帯病に幅広くさらされていることがコロナの多少の感染予防になっているとの見方もある。


しかし、インド医学研究会議所ウイルス学先進研究センターの元責任者、Tジェイコブ・ジョン氏は「警戒感は薄らいでいるが、南アフリカ変異株が免疫の壁を突破し、インドに2回目のパンデミックが起きるかどうかは予測不可能だ」と語った>


インドと言えば辛口カレー。食べると汗かくくらいに体は熱くなるから、それが影響しているのではないか。調べたらカレーはそもそも薬効そのもの。「インド人は病気知らず? カレー粉が半端ない健康効果! 2015-11-30」から。


<カレー粉に含まれるスパイスは、クミンシード、コリアンダー、唐辛子、ターメリック、ガラムマサラなどが主で、それプラスお好みでニンニクや生姜などが入ることもあります。それぞれのスパイスには、様々な効果があります。


◆クミンシード:香りスパイス。消化促進・解毒作用・お腹の調子を整える・肝機能を高める
◆コリアンダー:旨みスパイス。食欲増進・鎮痛効果・血液浄化作用・発汗作用・かゆみを止める
◆唐辛子:辛さスパイス。カプサイシンによる発汗作用・食欲増進・抗酸化作用・老化予防・血行促進で冷え性に効果的


◆ターメリック:独特な黄色の色を出すスパイス。別名ウコン(クルクミン)。胆汁を促進させて肝機能を上げる・鎮痛効果・抗酸化作用・止血作用・殺菌作用・アルツハイマー予防・二日酔いに効果的・発ガン物質を撃退してガン予防
◆ガラムマサラ:複雑な味を出すスパイス。基本的にシナモン、クローブ、ナツメグ。シナモン:発汗、鎮痛、健胃、発汗、抗菌作用。ナツメグ:下痢、腹痛、食欲不振、健胃、不眠症。クローブ:体を温め、健胃、整腸、歯痛、老化防止に効果


◆生姜:体が温まる。発汗作用、健胃効果もあり。
◆ニンニク:体を温め、疲労回復や強壮効果が高い。健胃・整腸効果があり、新陳代謝を高めたり、抗酸化作用があるので老化防止にもなる。


これだけのスパイスでかなりたくさんの効果があります。カレーの香りは食欲を増進させたり、ストレスや疲労も軽減させる効果もあります。体を温め、胃腸の働きを活発にしてくれます。


市販ルーより本格カレー粉を:残念ながら市販のカレールーでは、あまり効果を実感できません。市販のルーには、スパイスメインのインドの本格的なカレーに比べ、とろみをつけるために小麦粉や油が多く、体に悪影響を及ぼすと問題視されているトランス脂肪酸が含まれています。


インドでは市販のカレールーではなく、作る人が自分でスパイスを調整して作ります。手作りならスパイスの利いた体に良いカレーができます。


市販のルーを使わず手作りするなら煮込み過ぎないのがポイントになります。よく、カレーはじっくり煮込んでこそ美味しくなるというイメージがありますが、本場のカレーは煮込んでしまうと、スパイス本来の効果がなくなってしまうことがあります。


カレーを食べるなら朝がお勧めです。代謝を上げて多くの効果が出ます。カレーを食べている時、つい氷が入ったお水を飲んでしまいがちですが、冷たい水はNGなんです。カレーを食べて体が温まっているところを冷やしてしまうからです。水は必ず常温か白湯にしましょう>


安直なカレールーではダメか? 街にインド人経営のカレーショップがあるからテイクアウトしてみよう。インドカレーは中共コロナに勝つ!
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp


雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(154」

2021-02-15 20:37:28 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(154」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/253(2021/2/15/月】2020年の米国大統領選挙は怪しいことばかりだったが、リベラルを自称する民主党が「汚い手を使っても勝てばいい」というFDRルーズベルト流アカの徒党=マフィアであることを世界に知らしめたことは、米国主導の戦後体制が終わり、世界が新しい秩序へ向けて真剣に取り組む契機になるという点では歴史的な意味はすこぶる大きい。


1990年前後のソ連体制の崩壊は共産主義陣営の瓦解をもたらしたが、今は「米国による、米国のための、世界の秩序」パクスアメリカーナが瓦解し始めたのだ。第3次世界大戦は事実上始まっており、戦場はインド太平洋が主になる。米国は50州という国を束ねた連邦国家であり、今は再分裂しかねない内乱的な脆弱性を持っている。軍事・経済の圧倒的パワーで世界に君臨した米国の後退を奇貨として、中共は“習近平の夢”、世界覇権戦争を始めている。


この時代認識、国際情勢観を理解できない、理解したくない人々は、煙が上がっていても「ただのボヤだろう、火事にはなるまい」と傍観する。FDRとはFake(インチキ), Demagogue(扇動) & Red(アカ)のよう。騙されると10%のゴロツキ特権階級に90%の民は支配されることになる。この世の地獄になる前に、ボヤは徹底的に消さなければ「あなたは悲惨な目に遭う」のだ。


ソ連のスパイにいいように踊らされた近衛近衞首相は終戦を2年後に控えた1943年4月、こう発言したという(三田村武夫著「大東亜戦争とスターリンの謀略」)。


「何もかも自分が考えていたことと逆の結果になってしまった・・・今静かに考えてみると、何者か目に見えない力に操られていたようだ・・・」


アカに洗脳されると除染は非常に難しい。小生は2003年の今頃、2001年9.11テロで傾いた会社をすっかり整理し現役を退いたが、疲労困憊、財布はカラカラ、体はボロボロ、胃がん手術後の抗がん剤治療で“生きながら死んでいた”が、そのうち宮崎正弘氏や「頂門の一針」に刺激を受けて、20年後の今はピンク脳がすっかり正常化・・・いささか反共過激派化した。


50年前に友曰く「左巻きは正午を過ぎると右巻きになる」、大当たりだな。午後6時からはあの世行きか。時間がないので焦りつつTIME誌の「The Secret History Of The Shadow Campaign That Saved 2020 Election」の初めの部分を以下、訳してみた。


<モリー・ボール著 「2020年選挙を救った影のキャンペーンの秘密の歴史」TIME誌 2021年2月4日>


11月3日の大統領選挙の直後、“何も起こらない”という奇妙なことが起こった。


米国は混乱に備えて準備を整えていた。民主党グループは、全国で何百もの街頭行動を計画していた。右翼の民兵たちは戦闘の準備をしていた。投票日前の世論調査では、アメリカ人の75%が暴力騒動に懸念を表明していた。


何も起こらない代わりに不気味な静けさが訪れた。トランプ大統領が譲歩を拒否したため、その反応は集団行動ではなく、気まずい沈黙だった。11月7日、メディアがバイデンの選挙戦勝利祝賀を呼びかけると、米国中の都市に人々が押し寄せ、トランプの追放につながった民主化プロセスを祝う歓喜が起こった。


第二の奇妙な出来事は、トランプがその結果を覆そうとしている最中に起きた。トランプの出馬を支持し、政策を支持してきた何百人もの主要な財界人が彼に譲歩を求めたのだ。大統領は何かがおかしいと感じた。トランプは12月2日、「とても奇妙なことだった。選挙後数日のうち、多くの主要州で票が数えられている間でさえ、バイデン勝利に油を注ぎ込むための組織的な動きを目撃した」と述べた。


ある意味ではトランプは正しかった。


裏では陰謀が展開されていた。その陰謀とは、両派の抗議行動を抑制し、財界CEOたちの抵抗を調整することだった。これは左派活動家と大手企業との非公式な提携の結果だった。この協定は、投票日に発表された米国商工会議所とAFL-CIO(アメリカ労働総同盟・産業別組合会議)の短い、あまり注目されていない共同声明の中で正式に明らかにされた。


双方とも、トランプによる民主主義への攻撃に反対するための夏の大規模で、時には破壊的な人種差別抗議に触発され、労働者のデモ隊が平和を維持し、治安部隊との衝突を避けるという、一種の暗黙の取引と見なすことができるだろう。


企業と労働者の握手は、選挙制度を守ろうとする大規模な超党派キャンペーンの一部に過ぎない。これは、選挙に勝つためではなく、自由で公正で信頼性があり、腐敗していないことを保証することを目的とした並外れた影の努力だ。1年以上の間、緩く組織された複数の運動隊連合は、アメリカの組織を支えるために奔走し、同時に容赦のないパンデミックと独裁的な大統領の同時攻撃を受けた。


この活動の大部分は左派により行われたが、バイデンの選挙運動とは別個のものであり、イデオロギーや党派を超えた保守的な関係者による重要な貢献があった。影の活動家たちは必死にトランプ勝利を食い止めた。


今回の大統領選挙は非常に凄惨だった。それがどんな結果をもたらすかは今のところ不明だが、建国以来の米国の特徴である民主的自治の核心的行動=大統領選としては失敗であった。


彼らの運動は選挙のあらゆる面に影響を与えた。彼らは州に投票システムと法律を変えさせ、数億ドルの公的資金と民間資金を支援した。彼らは有権者抑圧訴訟を回避し、選挙管理人団を募り、数百万人の人々に初めて郵便で投票してもらった。彼らはソーシャルメディアに対し、情報漏洩に対してより強硬な姿勢をとるよう圧力をかけ、ウイルス感染に対抗するデータ主導型の戦略を用いることに成功した。


彼らは、投票数が数日から数週間にわたってどのように展開するかをアメリカ人が理解するのに役立つ全国的な啓蒙キャンペーンを実施し、トランプの陰謀説や虚偽の主張がより多くの支持を得ることを妨げた。投票日後、彼らはトランプが投票結果を覆すことができないよう、あらゆる圧力ポイントを監視した。


著名な弁護士で、共和党員と民主党員を有権者保護プログラム理事会に入れたオバマ政権の元高官ノーム・アイゼンは、「選挙の語られざる物語は、両党の何千もの人々がアメリカ民主主義の勝利を成し遂げた物語である」と言っている。


トランプと彼の同盟国は、選挙を台無しにするために独自のキャンペーンを実行していた。大統領は、郵便投票は民主党の陰謀であり、選挙は「談合」になっていると主張して数ヶ月を費やした。州レベルの彼の取り巻き連は郵便投票を阻止しようとし、彼の弁護士は投票をより困難にするために何十もの偽の訴訟をもたらした。GOP(共和党)の抑圧的な戦術の強化だ。


選挙の前に、トランプは正当な投票数をブロックすることを企てた。そして、彼は11月3日の後、訴訟や陰謀論、州や地方の役人への圧力、そして最後に国会議事堂で致命的な暴力に終わった1月6日の集会に彼の支持者の軍隊を召喚して、彼が失った選挙を盗もうとするために数ヶ月を過ごしていた。


民主主義運動家たちは警鐘を鳴らして見守った。超党派の選挙保護評議会の調整を支援したトランプ支持者のザック・ワンプ元共和党下院議員は、「毎週、私たちは、国がリスクなく選挙を取り除こうと奮闘しているように感じた。振り返ってみると、これはかなり上手くいったと言えるが、9月と10月には怪しくなった」と言う。


当記事は、2020年の選挙を救うための陰謀の裏話である。グループの内部の仕組みへのアクセス、これまでに見たことのない文書、政治的なスペクトルを越えて関係者数十人とのインタビューに基づいて、国家がいかに陰謀に近づいたかを明らかにする、前例のない創造的で決定的なキャンペーンの物語だ。「選挙の適切な結果を妨害しようとする試みはすべて敗北した」と、無党派の法の支配擁護団体であるプロテクト・デモクラシーの共同創設者イアン・バッシンは言う。


「しかし、選挙妨害が起こらなかったのはたまたまであり、それを国が理解することは非常に重要だ。民主主義は自律システムではなく、魔法のようには作動しない」


だからこそ人々は2020年の選挙の秘密の歴史を語りたいと思っている。それは妄想的な夢のように聞こえる。業界やイデオロギーに至るまで、十分な資金を持つ強力な人々の陰謀団が、ルールや法律を変更し、メディアの報道を操縦し、情報の流れを制御するために舞台裏で協力している。彼らは選挙談合してはいなかった、が、彼らはそれを強化していた。そして、彼らは、アメリカの民主主義を強靭化するために、国民がシステムの脆弱さを理解する必要があると信じている・・・


以上、拙訳。まだまだ続くがパワーダウン。全部を読まないと分からないが、何やら「初めに悪者トランプありき」で、トランプの暴走を民主党の善男善女があれこれ工作し必死で止めた、という美しいストーリーみたい。


小生から見ればトランプは、1)銭ゲバ経営者の中共への工場移転に歯止めをかけてラストベルに活気を取り戻し、雇用を改善させた、2)中共の米国乗っ取り工作を阻止して国内企業を元気にさせた、3)同盟国に国家安全保障は米国頼りではなく自主防衛力を高めよと促した、4)中共に不平等な輸出入を是正させた、5)台湾防衛を大きく前進させて中共を抑止した、6)インド太平洋の安全保障を進めた、などなど、中共の危険な暴走を防ぐ政治は日本と世界にとって実に頼りがいがあり、高く評価している。


TIME誌の論考はそれをまったく無視して、ハナから「トランプはダメ」、引き吊り降ろさなければ米国は大変なことになるというスタンスだ。彼ら民主党一派は中共によってずいぶん美味しい思いををしてきたから、結局は「反中共は許さない! WinWin 万歳!」というアカそのもののロジックとしか見えない。FDRにひどい目に遭い、属国化された日本を憂いる小生には「嘘つき民主党がまたインチキをやっているか、汚い野郎ども」という印象を受けるが・・・


アンドルー・ゴードン氏は1952年、米国ボストン生まれ。ハーバード大学歴史学部教授。1998年~2004年、同大学ライシャワー日本研究所所長。東京大学・東京カレッジ招聘教員(2020年1~6月)。東大って、まともな人は関与しないが・・・氏も“リベラル”なのだろうか? 氏の論稿「米国民主政治が危機的分断を乗り越えるための条件 民主主義のガードレールとして機能してきた『寛容と自制』」JBプレス2021.2.15から。


<11月の大統領選でのトランプの敗北は民主主義の勝利ではなかったのか? 彼はこれまで徹底して民主主義の規範を犯し続けてきた。今回の選挙後には、不正選挙の訴えが主にトランプ支持者によって全米各地で次々に起こされた。根拠のないそれら60件以上の訴えが各地の(多くの場合、トランプ氏自身が任命した)裁判官によって否認されたことは民主主義の勝利ではなかったのか?


米国連邦議会への暴力的な侵攻も、最終的には各州での選挙結果を公式に認定する合同会議を止めることができなかった。このことは民主主義の勝利ではなかったのか? 厳重な警備下にあったとはいえ、その2週間後にバイデン氏が静かに式典を終え、大統領に就任したことは民主主義の勝利ではなかったのか?


これらの問いに対する私の手短な答えは「それを知るにはまだ早すぎる」である。1974年のニクソン辞任と同じように、2020年や2021年の出来事が「アメリカ民主主義の勝利」と確信できるかというと、そうでないという人が少なくないだろう。当時と今とでは一体何が変わったのだろうか?


「民主主義のガードレール」と名づけた社会的規範の概念を提唱している(『民主主義の死に方:二極化する政治が招く独裁への道』新潮社、2018年)レビツキー氏とジブラット氏の研究は、彼らが以前に行った米国外における権威主義体制(≒独裁)の研究から生まれている。権威主義など、どこか他国の問題と思っている多くの米国人にとってこれは皮肉なことかもしれない。彼らの行った研究は先ほどの問いかけに対して有用な手がかりを提供してくれる。


合衆国憲法はたしかに優れているのかもしれないが、民主政治を維持するには文字ベースのガイドブック以上の何かが必要だと彼らは考えている。「民主主義がもっともうまく機能し、より長く生き残るのは、憲法が成文化されていない民主主義の規範によって支えられているときだ(p.26)」。


彼らの言葉を借りれば、「寛容」と「自制」の2つがアメリカ民主制を守る柔軟な「ガードレール」として機能してきたという。


前者の「寛容」とは、対立する利害関係者や党派の間で互いを尊重する態度を示し続けることである。相手の掲げる政策にどれほど反対していたとしても、その相手も正当な政治参加者の一員として認めるということだ。


後者の「自制」は権力の濫用を自己抑制することを意味する。たとえば、司法省が大統領制の統治の正当性ではなく、大統領個人を守るようなことができるとしても、そのような行為を自制し、司法長官など行政の長はむやみに行政令の行使に訴え出ないといった類のことだ。かつてニクソンはそのような政令による支配を試みたわけだが、最終的には失敗している。


今回、トランプが試みた、選挙結果を覆すように司法省に要求するという悪質な行為も、ギリギリのところで失敗に終わった。ただし、トランプ時代には、ニクソン時代とは対照的に、下院における大多数の共和党議員やさらに共和党有権者の大多数が、選挙結果をひっくり返そうとするトランプの恣意的な試みを支持し、選挙不正とする根拠のない主張を受け入れてしまった。現時点では、民主主義は勝利したようにも見えるが、その勝利の長期的な安定性は不確かであり、依然として困難な状態が続いている。


足元の現状を見ると、2021年1月20日の記事にふさわしい見出しは「バイデン大統領就任 民主主義の勝利」となるだろう。ただし今回、米国民は民主主義のもろさについて手痛い教訓を学んだ。世界の安定と法の支配の番人を自負するこの国においてでさえ民主主義は失敗しうるのだ。


民主政治の将来をおびやかすものは、政策的な立場の違いによる分裂などではない。むしろ、人々の事実認識に関して社会の根底に相容れない対立の構造が広がってしまうことだ。


もし、そうした事実認識の対立が全員にとってではないにせよ、多くの国民にとって歩み寄りを見せるのなら、米国社会は寛容と自制のガードレールをもう一度その基盤として深く据えることになるだろう。そうなった暁には初めて、今回のトラウマ的出来事は長い目で見ても「民主主義の勝利」と呼べるようになるだろう>


民主党≒アカ=中共によって、彼らの敵はすべての言論を封殺された、ガードレールは撤去された、「米国の民主主義は事実上消滅した」という小生の見方は、残念ながら著者のゴードンとは真逆だ。


かつてマッカーシーは腐臭ふんぷんのアカい血で結ばれた「民主党・アカのための、民主党・アカによる、民主党・アカの政治」を批判して反発され、無視され、孤立し、生きながら抹殺された。今はトランプがターゲットになった。トランプは7500万人の支持を得ているから内乱になるかも知れない。民主党≒アカを潰さなければ米国・中共連合により世界から自由民主人権法治の国は一掃されるだろう。トランプ加油! 米中アカ連合殲滅戦へ、イザッ!
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp


雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(153」

2021-02-13 17:04:59 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(153」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/252(2021/2/13/土】すさまじきもの。目立ちたがり屋、口から先に生まれたようなおしゃべり、教養・学問のカケラもないような軽佻浮薄、強者への擦り寄り、おもねり、世事には長けて調子がいい、仕事ができるわけではないが上からの覚えはめでたい・・・


こういう社員はそこそこいる。同僚なら適当にあしらっておけば良いが、それが上司だったらウンザリするだろう。しかも目立ちたがり屋の Littlepond Lily みたいな女だったら・・・「J-cast 会社ウオッチ」が「女性の上司、イヤですか?」という面白いアンケートをしている(総投票数:4249票)。男女別の結果は――


<女>「イヤです、勘弁してほしい」1095票/25.8%、「どちらかと言えばイヤ、できれば避けたい」423票/10%、「男女は関係ない、その人次第」628票/14.8%


<男>「イヤです、勘弁してほしい」954票/22.5%、「どちらかと言えばイヤ、できれば避けたい」326票/7.7%、「男女は関係ない、その人次第」565票/13.3%


「女上司? いいこと、いいんじゃないか」という肯定的な回答は少ないながら女125票/2.9%、男114票/2.7%で、「男か女かは関係ない、その人次第だろ」を含めると1432票/33.7%になる。1/3は肯定派、2/3は否定派ということだが、小生は女性の上司を経験したことがないので何とも言えない。


ただ、米国旅行産業協会によると旅行会社の8割は女社長が占めており、「さすがだなあ」と感激したのも束の間、さらに調べたら「粗利が10%しかない」のが理由のようだった。手元に残る純益は微々たるもので、家庭を支える男の仕事とはみなされていないためだろうと知ってがっかりしたことがある。


大手旅行会社の広報に「女の管理職がいないのはなぜか」と聞いたら、こう教えてくれた。


「うちは男女差別はない。女でも(社内試験を通れば)管理職になる資格はある。でも資格はあるけれど能力がなければ管理職にはなれない、ということ」


この「能力」というのは、学校では試験やレポートの成績で済むが、日本のビジネスの世界では月~金、9時~5時で仕事が済むわけではない。勤務時間が終わっても同業者と本音の意見交換をしたり(談合と見られることもある)、顧客を接待したり、ビジネスパートナーから接待されたりすることで信頼関係を強め、会社の発展に“大筋では”努めているのだ。アフターファイブの男、宴会部長というのもいたなあ。


その慣習が良いか悪いか以前に、見積価格もさることながら「信頼できる」とか、「この前は無理を聞いてもらったので今回はお宅に頼む」といった日本のビジネス風土、仁義みたいなものがあるから、一献傾けながらの夜の交際はとても大事なわけ。「先進国の国際基準から外れている」と言われてもおいそれと変えられるものではない。


旅行会社と航空会社の取引には「オフシーズンのオフデイ(空席ばっかり)500席を売ってくれたら500万円出します」といったキックバック(KB)があった。今はどうかは知らないが、口約束で、信頼関係に基づくものだった。こういう密室での秘密的な仕入れ交渉を女ができるか・・・無理だろう。


女が好みそうな「談合はダメです、ビジネスは公明正大に進めましょう、勤務時間内で」というのは理想かもしれないが、“慣習”“必要悪”“清濁併せ呑む”といった部分はいつの世でもあるから変更は難しいし、変更が正しいのかどうかも不明だ。ちっぽけな島嶼国で売り物は絹だけという悲惨なスタートラインから、先輩たちは血と汗と涙で修羅場を越えて大をなした、今の日本を築いたともいえる。


その過程では人には言えない屈辱もあったろう。外資系企業で白人支社長から「You は可愛いね」と迫られてお稚児さんになって大出世した人もいる。それをあげつらう人は「武士の情けを知らぬ野暮」と、逆に侮蔑された。幸いにも日本では信長、弥次喜多、稲垣足穂・・・非難しないどころか「乙な趣味」、騒ぐようなことはしないという風土があった。今どきの“進んでいる”人、特に女ならセクハラだ、モラハラ、パワハラだと大騒ぎしかねない。


女子と小人は養い難し、「デキル女」「分かってる女」はいるが、そういう賢明な方は汚辱に満ちた俗世間には降臨しない。○○家具のお家騒動で唯一の教訓は「そういう仕事は男がやればいいのであって、できる女帝は菩薩の如くデンと君臨すべし」。男と女は世界が違うのだ。


ナイチンゲールは手の施しようのない戦傷兵士を“末期のワイン”で慰めた。兵士はきっと癒されたろう。女には女にしかできない役割があるということ。


世界観、人間観、国家観、歴史観、人生観・・・人によって違うのはマルクスが言うように「存在が意識を決定する」からだろう。奴隷は奴隷根性、メカケはメカケ根性。保護者、スポンサーから捨てられないように媚びたり阿ったりびくびくし、時々拗ねたり暴れたり。上流階級のセレブは脱落や嫉妬、反発を恐れて下流階級に媚び、餌付けしながら内心はびくびく、ひやひや。


固定化した事実上の身分制社会、持たざる者は「もっと寄越せ」と脅し、持てる者は寄進、喜捨、福祉で「これで堪忍を」と媚びる。これはまともか?


1600年の江戸時代からは、明治維新の戊辰戦争、西南戦争を除くと、日本は国を二分するような大きな内戦、内乱・暴動はない。「内乱・暴動」が武力を用いるように悪化すると「内戦」と呼ぶようだ。江戸初期の「島原の乱」は宗教+一揆的な内戦であったかもしれないが、「耶蘇教を騙った西欧の侵略を防いだ」という見方なら祖国防衛戦争だろう。2.26と5.15の「クーデター」はあったがすぐに終息した(表向きは)。


小生の記憶に残る世界の「内乱・暴動」は、


六四天安門事件(1989年、中共)、ロス暴動(1992年、米国)、クロナラ暴動(2005年、豪州)、ムハンマド風刺漫画掲載騒動(2005年、中東)、シャルリー・エブド襲撃事件(2015年~、フランス)、ミネアポリス反人種差別デモ (2020年、 米国)、合衆国議会議事堂襲撃事件(2021年)。


自由の国アメリカは「内乱・暴動」も自由のようだ。ロスの羅府新報2020/6/6「『自分の店は自分で守る』:渡辺悠子さん、暴徒に立ち向かう」から。


<ロサンゼルス市内の3カ所で日本食レストラン「Yuko Kitchen」を経営する渡辺悠子さんは、5月30日未明、ダウンタウンにある店舗でガラスを割られるなどの被害に遭った。ミネアポリス警官によるアフリカ系米国人男性拘束死亡事件に端を発した抗議運動に紛れ、LA各所でも破壊行為や略奪が発生。日本人経営の店も無差別的に攻撃対象となった 。「自分の店は自分で守る」。渡辺さんは悪行を続ける暴徒に立ち向かった。


29日の抗議行動は平和的に行われると聞き、 車で10分程度の距離にある家に安心して帰宅していた。ところが夜中の1時に 店舗ビルのオーナーから連絡を受け、店が攻撃されていることを知った。市警による道路の閉鎖で近づけず、ようやく着いた時には、辺り一帯の店が被害に遭った後だった。同じビルに入る小さなリカーショップは中まで荒らされていた。


店舗の上のアパートの住人が録画した動画を見せてくれた。マスクをつけた4、5人の若者が、ガラス張りの店を目掛けてがれきや石を投げ付ける様子が映っていた。 驚いたことに、客として店を利用していたアパートの住人の姿もあった。撮影者が発したのか「ノー!」という叫び声が響き渡る。


「皆、石を投げながら『これは自分たちのレボルーションだ』と言っていた。何かに対して怒りを抱いていた様子だった」


散乱したガラスの破片を渡辺さんが片付けるその横で、別の若者がやって来てヘラヘラと笑いながら無差別的に物を投げたりスプレーで落書きをしたり悪行を続けた。怒りで震えながら「やめて! あっちへ行って!」と追い払い続けたが、人種も性別も入り交じった複数の若者は引き下がりもせず全く意に介さない。中には手が血だらけになった者、酒の瓶を握っている者、何かしようと隙を狙っている者もいる。アドレナリンが出ていたのか不思議と恐怖は感じなかった。「助けを呼ぼうにも真夜中で呼べない。自分の店は自分で守る」と必死だった。


幸い店内への侵入は防げていた。今にも「プチンと切れてしまいそう」だった気持ちを抑えるため店の中で待つことにした。「外では銃声がバンバンと鳴り響き、まるで戦場にいるような状態が続いた」。車が一方通行を無視して走行し、辺りは無法状態になっていった・・・>


自由の国アメリカ! ついこの間、1940年あたりまで白人は黒人をリンチで殺していた。日本人=サルなら黒人=犬か、まるで野犬狩りみたいに殺すのは日常茶飯事だったろう。ステインベックは「リンチはセックスに似ている、興奮し、終わってしまえば虚しさが残る」と書いている。


セックスというより集団レイプだろう。彼によると「俺は嫌だ」「そんなことは止めろ」と言えるような雰囲気ではないのだ。逆らえば確実にボコボコにされ、街から排除されてしまうのだから。


FDRルーズベルトに嫌われて入隊を拒否されたリンドバーグ(参戦反対)は民間人として戦場で寄与したが、こう書いている(WIKI)。


<わが軍の将兵は日本軍の捕虜や投降者を射殺することしか念頭にない。日本人を動物以下に取り扱い、われわれは文明のために戦っているのだと主張している。西南太平洋連合軍(米豪軍)の欲求は日本兵を無慈悲に、むごたらしく皆殺しにすることなのだ。ブルドーザーで(遺体を)片付けたあとは墓標もたてずに、こう言うのである。『これが黄色いやつらをば始末するたった一つの手さ』と。ドイツ人がヨーロッパでユダヤ人になしたと同じようなことを、われわれは太平洋でも日本人に行ってきたのである>


投降した日本兵を容赦なく殺したのも、リンチで黒人を絞首刑にするのも、「“白人にとって自由”の国アメリカ」だからだ。今は「白人限定」がなくなって「“民主党支持なら何しようと自由”の国アメリカ」になった。これがアメリカ流の進化か? 世界から顰蹙を買い、習近平とプーチンを喜ばせた!


天誅というか、中露を勢いつかせた米国が「平和を愛する諸国民」の信頼を取り戻すことはないだろう。国防を米国に依存してきた日本はインド太平洋の安全に積極的に寄与しなければ亡国になる。高度成長を続けて来た中共は恐らく今が最後のチャンスで、座していれば経済力、政治力、軍事力は衰えていくばかりだろう。


1か月を1万5000円、1日500円で暮らす貧困層が6億もいるのだ、彼らはやがて義和団のような抵抗勢力、不安要因になるだろう。


昨2020年の年初、習近平はトランプ米国との経済摩擦でやり込められていたものの、それは所詮、ゼニカネの話。14億の大帝国の皇帝、習近平天子様は毛沢東を真似て朝貢国には「欲しがる奴にはカネ、女、名誉、何でもくれてやれ」、我が世の春、絶頂期。「トランプがこけたらいよいよ世界制覇・・・俺の夢が始まる、フッフッフッ、ハッハッハッ、ワッハッハッ」


好事魔多し、まさかの武漢コロナ。初動対応に失敗したのか故意なのか、武漢市民はあっという間に国外逃亡、世界中に最強細菌ウイルスをバラマキ、大被害をもたらしている。天は習近平を見放したか、春過ぎからはうんざりする程の長雨、80年に一度という大洪水に見舞われ、さらに愛い奴と可愛がっていたカンガルーから蹴飛ばされてしまった。カンガルーの血筋は大清帝国に咬みついて食い散らかしたジョンブルだで、阿片戦争の悪夢が甦る。


先の情況は「待てば待つほど戦の日和なし」。米国が選挙で内戦状況の今は一点突破、全面展開のチャンス、邪魔くさい香港をレイプの如く屈服させたものの、ウイグル人弾圧などを含めて世界中からの非難は止む気配がない。女房子供から三行半を食らうという体たらく。看板政策の「一帯一路」でカネをばらまき手なずけていたはずのアフリカ諸国も何やら「カネはない、チャラにしろ」と居直りかねない。


唯一の光明はトランプが表から消えたことくらいで、やることなすこと裏目ばっかり。習近平は焦る、戦力があるうちに最低でも南・東シナ海、台湾、尖閣は制覇しなければ俺の夢は遠のく、待っていれば倭寇が核武装して反撃するから、拙速だろうがとにかく戦端を開くしかない。


尖閣に核ミサイル(原爆)をぶち込み、フリーズした台湾と日本を一気呵成に征し、逆らうようなら馬公(人口6万)、大島(6000人)を核ミサイル(水素爆弾、中性子爆弾)の実験をかねて攻撃する。「毛沢東同志が言うように大体、我が国は人間が多過ぎる、台湾人、日本人が消えたところでいくらでも補給できる、どうってことない」。米軍は沖縄からグアムに引っ越すだけだ。


♪グッバイ・マイ・ラブ 歩いてゆきましょう あなたは左に 私は右に ふりむいたら負けよ 忘れないわ あなたの声 76年間も 暮らしたのね わたしは今日から クーニャンよ 中南海で会いましょう・・・


「頂門の一針」5685号/2021(令和3年)年 2月13日(土)掲載の「違法選挙陰謀の暴露記事:Andy Chang」にはビックリした。TIME誌の原文「The Secret History Of The Shadow Campaign That Saved 2020 Election」は同誌のみならず多くのサイトで紹介されている。「桂秀光ブログ」2021/2/7『トランプ閣下が主張する米大統領不正選挙の証拠がタイム誌に公表された!』も大いに勉強になる。
https://go2senkyo.com/seijika/22385/posts/207307


米国が腐っていないのであれば「大統領選『選犯』裁判」が始まるだろう。
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp