日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

治さんかーい!

2019-01-23 23:04:57 | 発達応援
 私の中の家庭科的能力は、極端なほど「食」に限定されています。
というわけで、お裁縫方面の能力はほぼゼロに近いものがあります。

 以前から、小豆のアイマスクが欲しかったのですが、友人が作ったというので「私も欲しい!」と言ったら、
「あいよー!」と気軽に作ってくださいました。しかも、猫柄。

 忙しい中、貴重な時間を割いて作ってくれてありがとう!
今日から、ますます爆睡です。

 昨日の浅見さんの原書のDMS-5に当たっての暴露で、
日本における発達障害の「生まれながらの脳の機能障害です!」には騙されていたなぁ、と思いながらの一夜が明けました。

 私も原書で!と言いたいところですが、高校での英語も大学での授業の英語もおぼれ気味だった私には難しそうです。
それでは、その原書の翻訳されたものにも当たって見ようと思ったら、
「虎の巻」的なものや診断基準を抽出したポケット判やら様々な種類がたくさん出ています。

 でも、それらの虎の巻的な本や診断基準を抽出したものには、昨日の浅見さんのブログで指摘されていた「生まれつきなんて書いてない」や「知的障害も状態像が消えることがある」
などの情報は記載がないらしい。

 それは、まるで治すために必要な情報はいらなくて、ちゃっちゃと手際よく「診断」するために、簡便さを求めているかのようです。

 そんなマニュアル片手にお仕事している方々が、まだまだ、先がわからない小さなお子さんに「ちょっと発達が…」などという資格があるのかなぁ、と思わずにはいられません。

 以前、関わっていたお子さんが年中さん、年長さんの頃発達検査を受け、ある項目だけが、極端にに出来が悪かったということがありました。
検査後、これからどうすればいいか、何をしたら年相応になっていくのかの見通しについてのアドバイスはなく、ただ、「2歳児程度」とだけ言われて、打ちのめされていた親御さんがいらっしゃいました。

 一緒に学習する中では、その出来の良くなかった項目と似たような力がいる学習も難なくこなしていました。そんな姿を見ながら、発達検査って何の役に立ち、検査をしている人は何のためにしているのだろう、という思いでいっぱいでした。

 DSM-5もマニュアルに当てはめ、診断するための利用ではなく、治るために勉強して欲しいですね。もっとも、そのためには分厚い原書に当たるか、読みにくい分厚い日本語訳に当たって、
神経発達障害ということについて、真剣に真摯に学ばなくてはなりません。人の人生に関わることです。そのくらいはやっていただきたいものです。

 それにしても、診断はお医者さんにのみ許された特権。治さないで診断重視って、なんだか変です。

 お医者さんは治すための存在であって欲しいものですね。
 
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騙されてた⁉︎

2019-01-23 00:55:02 | 発達応援
宇宙ステーションキボウが、夜になりかけた空に見えました。



おいおい、どれだよ?って?コレです。



明日も見えるみたいですから、夜空を仰いで見るといいかもしれませんね。

私が学校で凸凹っ子たちの支援を始めたとき、この子たちは、何が困ってる?どういう凸凹なの?と手探りでした。だから、頼るべきは本で色々な本を読みました。本には「生まれつきの脳の機能障害」ということが書いてありました。

その頃、脳梗塞になった方の治療をしている、という病院が鹿児島にあり、その番組を私は見ていました。脳梗塞で脳の機能が失われても治療によって機能が回復していくなら、凸凹っ子の「生まれつきの脳の機能障害」というものも何か方法があるんじゃないの?どっちも脳のバグだし、と良くも悪くも楽観的短略的に思い、更に本を読み漁り、コレだ!と思ったことは学びに行きました。

そして、幾歳月。

2013年米国精神医学会の新しい診断基準DSM-5で、神経発達障害の項目が設けられて、発達障害は脳の機能障害ではないということになりました。

脳から神経へ。それを知ってこれまでも、凸凹っ子ができるようになる道筋、なんかあるよなーと色々学びつつやっていたの、この解釈の変化を知ったとき、とっかかりが増えそうな感じが増すなぁ、というのが私が抱いた感想でした。

でも、テレビで発達障害の特集があると「発達障害は生まれつきの脳の機能障害で云々」と言われます。おかしーなー。

更に、発達障害は治らないから、周りが理解したり、配慮したり、本人に無理させちゃいけないと言います。

おかしーなー。支援員してたとき、めっちゃ勉強させてたし。居残りもさせてたし。宿題もめっちゃ出してたし。でも、やってたよ、子どもたち。そんなことを思いつつ数年過ごしてきました。

そしたら、DSM-5の原文を花風社の浅見さんが読まれたそうです。なんと、原書には「生まれつき」なんてどこにも書いてないらしい(°▽°)さらに、どちらかというとそれを否定しているような気配もあるらしい…。また「知的障害も状態像が消えることがあると書いてある」とのこと。

神経発達障害とは解放である、という講座やります

嗚呼!発達障害に関わる人で原文に当たる力がない者は、長年、騙されていたのか!?何のための情報操作でしょうか。

それでも、発達障害は「生まれつきの脳の機能障害」と、それも個性の一部とお子さんをありのままにしておきますか?

支援者のあり方もですが、親御さんがどんな方針でお子さんを育まれていくのかも問われています。

何を選び、どうするか。
真剣に選び、実行するときです。



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