日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

治るを前提にしよう。

2020-06-10 17:21:00 | 発達応援
今日は用事があって電車で出かけて、あっという間に帰ってきました。




大雨、大雨と天気予報では言ってるのですが、どちらかと言うと既に、夏です。

「治そう!発達障害どっとこむ」というサイトがあります。そのサイトのコーナーで「我が家の治った自慢」というものがあります。


お子さんが小さい頃に、発達障害だ、自閉症だ、なんだ、と診断されながらも、そのままではいかん、と色々なことに取り組まれている方々が、「ねーねー、うちの子、近頃ね…」と診断された当時と比べ、或いは去年と比べ、冬と比べて…なんだか違うよね、できるねぇ、発達したねぇ、治ったねぇ、と明るい話題を提供してくださって読んでいる方も嬉しくなるコーナーです。

このコーナーを読んでいると、発達段階の子どもにつく「診断」ってなんだろうなぁと思います。

出生時まで遡って話を聞き、今の様子を聞き、なんらかの発達検査をし、下すのでしょうが、時間にしたらきっと数時間のことでしょう。

そのたった数時間で、世の中に生まれ落ちて数年の子どもに、下手をすれば一生を左右する「診断」を下すのです。

しかも、お子さんによっては「発達障害は脳の機能障害ですから一生治りません」という「治らない」という言葉をクサビのように親に子に打ち込むのです。

でも、私たちは発達障害が神経発達障害と定義付けられる、全身に張り巡っている神経を刺激することからアプローチできる、と言うことを知りました。

そして、身体も認知も感覚過敏も発達して、できなかったことができるようになったり、過敏さが薄れて気にならなくなることを「我が家の治った自慢」を通じても目撃してきました。

今でも、相変わらずお子さんたちの発達診断に関わるお医者さま方は「脳機能障害で一生治りません」と断じていらっしゃるのかは、存じ上げません。

相変わらず使っているのなら、もうそろそろ「一生治りません」という親御さんへのアンカリングはやめてはどうなのかなぁと思うのです。

もしかすると、お子さんの成すことに理解できず、診断を受け、「そうだったのか」と原因がわかったことへの一瞬の心の安堵はあったかもしれません。

でも、その後、その言葉がどれだけの親御さんの心を、気持ちを挫いてきたかと思うのです。

「発達障害は神経発達障害です。全身に張り巡っているあちこちの神経を刺激して、できることを増やし、笑顔で過ごすことが増えれば、診断されたことなんて忘れてしまいますよ。がんばりましょう!」

が、スタンダードになったらどうでしょう。

そんなエピソードも満載な「我が家の治った自慢」です。まるっとマネをするだけでは、個々のお子さんに合わないでしょう。

それぞれのお家で、足したり引いたりしながら、治る芽を育てていきましょう。

お医者様は、診断が当たっても外れても痛くも痒くもないのです。だって、新型コロナの感染についても、訂正も謝罪もないですものね。そういう習いの人たちなのでしょう。

だから、診断を受けても治るを前提にして、お子さんが自分で学び、自分で選択し、体も心も精神的にも自立し、自由に生きていけるように育んでいきませんか?


コメント
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