『君はずっと一緒だった〜自閉症だった息子〜』を読み、読んでの気持ちを綴っている間に、とてもタイムリーな本がKindleで発売されました。
この本の著者のなおちゅん先生はブログもあります。
お人柄も垣間見える楽しいブログでありながら、幅広い知見を惜しげもなく紹介してくださるさっているので楽しみにしています。
私も後追いで、ブログで紹介された本を買って勉強したり、まだ読みきれず積んだままになったりしています(笑)本当にお世話になっています。
そんななおちゅん先生が書かれた、このご本です。
児童精神科に行く理由は、とてもシンプルだということがこの本を読めばわかります。
それは、「受診が子どものためになるか、どうか」の一択です。
児童精神科を訪ねようとするときに、訪ねるに至る理由も、考えられる限りあげてあります。
また、薬物療法についても書いてあります。
どれも、基準になるのは「それは、お子さんのためになるか、どうか」でなおちゅん先生は考えて発言されています。
大人の事情や都合もあることは承知しながらも、「お子さん本人を支える大人たちのコーディネーターになる」という覚悟で診察にあたってくださっています。
子どもに関わる精神科の先生が、こんな先生であったならお子さんはもちろん、親御さんも子どもを支えるのに心強いだろうなぁと思いました。
この本を読んで、児童精神科でできることはとてもシンプルなことがわかります。
児童精神科に過剰に期待するのも違うことがわかりますし、お医者さんに高圧的に何事かを断言されるのも違うことがわかります。
読んでおけば、お子さんのことでどこかに相談したくなったら、相談先の選択肢、どのようにかかれば良いか、やめ時って?と行く前に頭によぎる様々なことが整理できます。
そして、ある程度、行ったらどんなことがなされるか、心構えができて頭が真っ白!ということにはならずに済むと思います。
何より、「子ども第一主義」で診察してくださるなおちゅん先生のご本を読んでおけば、お子さんを連れて行った先の児童精神科の先生が凡医かそうじゃないか、瞬時にわかると思います。
たくさんの方々が医者にできることを知り、良い先生の見極めも身につくようにぜひぜひ読まれることをお勧めします!