もうすぐ来ます、5月30日(木)の裁判。私が原告本人の尋問を担当します。
大阪被害者支援アドボカシーセンターが開設している『被害者支援員養成講座(基礎コース)』の申込が始まりました。
私は、第6回(8/9)の前半で弁護士会の被害者支援取組みについて話しをすることになりました。犯罪被害者を支援していこうと考えておられる人に弁護士会の取組みについて説明しても、「ふ~ん、そうなんだ。」で終わりです。なので、私は、私が考えている被害者支援のあるべき姿についてお話しようと思っています、今のところ。
昨日は、『犯罪被害補償を求める会』(通称:手をつなぐ会)総会に参加した後、その打ち上げで、久しぶりに尼崎のラーメン屋『八光』に行きました。
この『八光』は、『犯罪被害補償を求める会』が発足当時から会合の場所として使われてきたところです。
昨日は、定番の餃子を食べて、さらにカツ丼を食べました。美味しかったです。
5月14日(火)、衆議院第1議員会館において開催された御手洗さんと赤田ちづるさんとの対談に聴衆の一人として参加しました。
御手洗さんは、2004年に発生した佐世保小6女児同級生殺害事件の被害者の兄です。赤田ちづるさんは、弟の佐藤隆陸(たかみち)さん(当時24歳)を2003年11月、鹿児島県奄美市(当時・名瀬市)で、19歳の男性が飲酒運転した車にはねられて亡くされたのです。
家族に未成年者がいて、その未成年者が殺された場合、その親は子が亡くなったことで、仕事や家事ができなくなったりして、周囲からの支援を受けることがあります。
ところが、その被害者の兄弟姉妹(「残された兄弟姉妹」)への支援はほとんどありません。むしろ、「貴方が親を支えてあげないと。」等々を周囲の人間から言われて苦悩するのです、本人も兄弟姉妹の死でダメージを受けているのに、です。
この対談で、御手洗さんは、残された兄弟姉妹に声を掛けて欲しい、「ご飯食べれてる?」「夜、寝れてる?」等と言われました。そして、最後に、「残された兄弟姉妹に声を掛けて、残された兄弟姉妹に被害を与えるのではないか、と心配しないで欲しい。残された兄弟姉妹は、もうこれ以上ダメージを受けようがないところまで追い詰められているのだから。」と言われました。
今週は、2つのビックイベントが開催されます。5/18(土)の『犯罪被害補償を求める会』講演会(チラシでは、「総会」となっていますが、メインは被害者の家族の生の声です。)、どなたでも参加できますので、気軽に参加をお願いします。
朝日新聞が、3月7日に
SNSで知り合った20代の男性から金を奪おうとし、逃げようとした男性をビル4階から転落させ、死亡させたとして、大阪府警は7日、大阪市中央区の中学2年の少女(14)と堺市北区の中学3年の少年(15)を強盗致死の疑いで逮捕したと発表した。事件当時13歳だった大阪市中央区の中学2年の少年(14)も強盗致死の非行内容で児童相談所に通告した。
府警は「美人局(つつもたせ)」の手口とみている。府警によると、少女と14歳の少年は容疑を認め、15歳の少年は「逮捕されるようなことはしていない」と否認しているという。
発表では、3人は2月12日午後3時ごろ、SNSで知り合った滋賀県草津市の大学生の男性(22)から金品を奪おうと考え、大阪市中央区瓦屋町1丁目の雑居ビルに呼び出し、脅迫。ビル7階から西隣の4階建てビルに飛び移って逃げようとした男性を転落させて死亡させた疑いがある。司法解剖の結果、死因は多発性外傷による出血性ショックだった。
と報道しています。
さらに、朝日新聞が、3月28日に
「美人局(つつもたせ)」の手口で脅した大学生をビルから転落死させたとして、中学生3人が強盗致死容疑で逮捕や児童相談所通告された事件で、大阪地検は28日、中学2年の少女(14)と中学3年の少年(15)を監禁致死の非行内容で大阪家裁に送致し、発表した。地検は適用罪名の変更について「証拠の内容を検討した」としている。認否は明らかにしていない。
事件当時、刑事責任が問われない13歳だった残りの中学2年の少年(14)は、既に児童相談所に通告されている。
3人は2月12日、男子大学生(22)を大阪市中央区のビルに誘って脅迫し、逃げようとした男子大学生を転落死させた疑いで3月上旬に逮捕されるなどした。捜査関係者によると、少女と14歳少年が、SNSで17歳の架空女性になりすまし、男子大学生と接触したとみられるという。
と報道しています。
いろいろなルートを通じて、犯罪被害者やその家族への賠償金の国による立替払い制度の創設を目指して、『犯罪被害補償を求める会』が日本外国特派員協会に記者会見を申し込むことになりました。
日本外国特派員協会における記者会見と言えば、「国内外の首相、大統領をはじめとした政治家、企業人、さらに芸術、文化、スポーツといった分野の、国際的な著名人 」が行うものとのイメージが強いのです。他方、我々は、「名もなく貧しく美しい」人間の集まりなので、記者会見、できるか否かホントに不透明です。しかし、とにかく当たって砕けろ、レッツチャレンジです。
5月18日(土)に兵庫県尼崎市にある『尼崎市女性センタートレピエ』において、公開講演会(演者:新恵理さん)を行います。チラシでは、「総会」となっていますが、講演&被害当事者の声を聴く集いです。予約不要です。
今日は、犯罪被害者やその家族からの電話相談を担当します。
犯罪被害者弁護ライン(実施日時)火曜日 午後3時~午後6時
犯罪の被害者やその家族など周りの方々に対し、電話相談を通じて悩みの解決や被害回復を支援します。
こんな時にはお電話を
犯罪の被害を受けたときに、
- これからの捜査や裁判がどうなるのか、捜査や裁判の情報を知りたい、
- 警察が捜査してくれない、
- 刑事裁判に参加する方法について知りたい
- マスコミの取材・報道がおかしい、プライバシーが守られない、
- 加害者から示談の申入れがあったが、どうすればいいか分からない、
- 加害者の損害賠償を請求したい、
- 被害者のための公的補償について知りたい、など その他、犯罪を受けて悩んでいることがあれば、お気軽に電話してみてください。ご相談の秘密は厳守いたします。
我が国では、死刑は実質的には廃止されているのです。そうでなかった、このような判決を説明できません。
国には、死刑を廃止するなら、犯罪被害者とその家族への支援をもっともっと手厚いものにして欲しいです。そうしないと、『必殺仕掛人』が暗躍することになるのです。