NHKスペシャル「メルトダウン～福島第一原発 あのとき何が」の法廷での上映？

　昨夜は，福島第一原発損害賠償請求訴訟の次回裁判（5/28 大阪地方裁判所）において，裁判官の前で，いかなる説明（主張）を行うかを議論していました。
　原告（東京電力と国を訴えている人）の主張は，既に，書面に書いて提出してあるのですが，私たちの持ち時間は２０分なので，書面に書いてあることをそのまま説明する時間はありません。そこで，短時間でいかに説明するか，考える必要があるのです。
　私は，昨夜の会議で，福島第一原発事故がなぜ起きたかを説明するために，ＮＨＫスペシャル「メルトダウン～福島第一 あのとき何が」の一部を法廷で流すべきであると主張しました。
　我々の主張は，被告らが予見し得た津波によって事故が起きたというものですが，地震でなく，津波でなぜ原子力発電所が事故を起こすのかを理解してもらえないと，我々の主張も理解できないのです。
　まだ２８日に法廷で何を話すかは確定していませんが，とにかく，裁判官には，津波の実体と，福島第一原発を津波が襲うことは決して想定外のことではなかったことをわかって欲しいです。

痴ほう症の兆候？

　今朝，私が，先週の木曜日に翌日（15日）の面会を求め，断られた人から電話があり，いつ来るのか，待っているのに，と言われました。
　その人が言われるには，今朝，私がその人のところへ電話してこれから行くと言ったそうです。
　しかし，私は，事務所で，別件について打ち合わせを行っていたの，どこへも電話はしていませんでした。
　どうやら，その電話をしてきた人は，私と会うより病院に行かれた方がよさそうです，残念ですが。

大阪市の命運

【大阪都構想】１５時現在「３２・４８％」投票率…「未来開けない」「反対と書いて」賛成・反対両派の舌戦続く(産経新聞) - goo ニュース
　今日は，大阪都構想に関する住民投票の日です。
　私も，先ほど，最寄りの小学校の講堂で投票してきました。
　今のままの大阪でよいと思う人は，投票用紙に「反対」と書けばよいのでしょう。
　私は，現市長の交代を含めて，大阪は変わらなければならない，まず大阪を変えて，日本を変えていかなければならないと考えています。
　私が考える「あるべき日本」とは，国家より個々の国民が最大限尊重される国です。

貞観津波もこのように報道されていたのに

２０００年前に巨大津波＝南海トラフ、三重で痕跡―高知大など(時事通信) - goo ニュース
　８６９年に東北地方沿岸を襲った貞観津波の痕跡発見も，２０１１．３．１１より１０年以上前に，今回の巨大津波の痕跡発見と同じように報道されていたのです。
　だから，国や東京電力は，福島第一原発について，万全の対策を取っておかなければならなかったのです。
　しかし，そのような最新の知見を無視したのです。そのために，福島第一原発事故が起きたのです。
　今回の発見，そして，その報道が，防災のために実際に役立つことを祈るのみです。

電話による法律相談希望者に電話がつながらない？

　今日は，大阪医療問題研究会から配点された事件の相談者と，電話でお話しようとして，電話したところ，相談者の携帯電話が，その携帯に登録した番号からの電話しか受け付けない設定になっているらしく，電話がつながりませんでした。
　この相談者は，電話での法律相談を希望されているので，事前に受け取った資料等を検討して，準備の上，電話をかけたのですが。
　やはり，法律相談は，面談でのそれがベストなのでしょう。

津波の実体

　今日は朝からインターネット上で津波の実体のわかる映像を探していました。
　というのも，今月の２８日に大阪地方裁判所で，福島第１原発事故損害賠償請求訴訟の裁判があり，その際，福島第１原発を襲った津波を東京電力や国は予見していたと主張するからなのです。
　ただ，その前提として，津波とは，サーファーが好むチョッと高い波とは全く別物であることを裁判官にわかってもらう必要があります。
　結局，私が探していたものは見つかりませんでした。なので，津波高さ５０㎝でも危険なものであることがわかる映像を見てもらうしかないのかな，と今のところ，考えています。

審判と闘う？

【オリックス】中島、復帰即キレた！球審と一触即発(スポーツ報知) - goo ニュース
　最近，プロ野球で，相手チーム（の選手）と闘わずに，審判と闘っている選手をよく見かけます。もちろん，審判も人間なのでミスは犯します。しかし，審判と闘っていては，勝負には絶対に勝てません。
　私の属する業界だと，審判は，裁判官です。私は，裁判官と闘うつもりはなく，相手方とさえ闘うという気持ちはありません。
　私が行うべきことは，裁判官を説得することだけです。　

津波試算 東京電力が提出拒否

　今朝の毎日新聞が，神戸地方裁判所で行われている福島第１原子力発電所事故損害賠償請求訴訟で，被告東京電力は自身が行った福島第１原子力発電所を襲う津波の高さを試算した，その結果を裁判所に提出しないと報じています。
　つまり，２００８年（H20年）に佐竹健治・行谷佑一・山木滋の論文「石巻・仙台平野における８６９年貞観津波の数値シュミレーション」（以下，「佐竹論文」といいます。）が発表されました。
　この論文は，貞観津波による石巻平野と仙台平野における津波堆積物の分布といくつかの断層モデルからのシュミレーション結果とを比較したもので，断層幅１００ｋｍ及びすべり量７ｍ以上としたプレート間地震モデルによって石巻平野・仙台平野での津波堆積物の分布をほぼ完全に再現できることを確認しているのです。そして，佐竹教授は，佐竹論文の原稿を被告東京電力の担当者に渡し，被告東京電力は，佐竹論文を基に福島第一原子力発電所のおける波高を試算したところ，８．６ｍから９．２mまでという結果を得たのです。
　他方，福島第１原子力発電所の敷地の高さは，１０ｍです。
　つまり，貞観津波が再来すれば，その時の潮位等の条件によっては，福島第一原子力発電所を浸水させうることを東京電力もわかっていたのです。このことを示す証拠である，上記試算結果を東京電力が提出しないということは，東京電力が今回の事故について真摯に反省していないことを自白するようなものなのです。　

ゆう活？～サマータイム制の導入

　時事通信によると，早朝から働き始め、夕方からは家族や友人との時間を楽しむ，政府はこうした朝型の生活スタイルを「ゆう活」と名付け、「夏の生活スタイル変革」に乗り出したそうです。長時間労働を抑制し、効率的な働き方を促すのが目的で、早速、霞が関の中央省庁で7～8月の期間、朝型勤務を実践するそうです。
　しかし，これはサマータイム制の導入ではないようです。
　私のように早寝早起き教の信徒は，何を今さらと思うのですが。
　いずれにしても，今回のゆう活が，長時間労働＝サービス残業の温床とならないことを祈るのみです。
　

２０１５年度 被害者支援員養成講座（大阪被害者支援アドボカシーセンター）

　
　今年も開催されます，被害者支援員養成講座。被害者のために何かできることをしてみたいと思われる方は，受講を検討してみてください。