昨日は,「公益財団法人 日本ライフ協会」被害者電話相談のための学習会に参加しました。
というのも,この日本ライフ協会という法人は,身寄りのない高齢者の支援をうたっておきながら,公益認定法の定める手続きを経ずに高齢者から将来の葬儀代などとして預託金を集め,このうち約2億7400万円を流用し,結局,破たんし,そのために被害を受けた人は,日本全国におられ,その被害者を放置できないということで,電話相談を大阪で実施することになったのです。
昨日の学習会で,事件の概要と取るべき方策は,見えてきましたので,被害者の方は,法律相談を申し込んでください。
というのも,この日本ライフ協会という法人は,身寄りのない高齢者の支援をうたっておきながら,公益認定法の定める手続きを経ずに高齢者から将来の葬儀代などとして預託金を集め,このうち約2億7400万円を流用し,結局,破たんし,そのために被害を受けた人は,日本全国におられ,その被害者を放置できないということで,電話相談を大阪で実施することになったのです。
昨日の学習会で,事件の概要と取るべき方策は,見えてきましたので,被害者の方は,法律相談を申し込んでください。
エアバッグ破裂で告訴=負傷の60代女性=静岡県警
この件で弁護士に相談すると,製造物責任の話に持っていかれるのかもしれません。
しかし,法的責任には,少なくとも,民事責任(損害賠償責任)と刑事責任とがあります。
そして,タカタや日産の安全管理責任者(加害者)が安全管理義務を怠ったことの民事責任を追及するには,被害者が自分で損害賠償請求をしなければなりません。
他方で,加害者(被疑者)の刑事責任は,被害者が何もしなくとも,警察が捜査して,事件(の記録と被疑者の身柄)を検察庁に送って,検事が,被疑者を起訴するかを決めてくれると思われがちです。
しかし,実際には,すべての事件を警察が捜査するわけではありません。被害者が自分で被疑者を刑事告訴しないと,刑事責任も追及されないで終わり,となることの方が圧倒的に多いのです。
犯人の刑事責任の追及も被害者が動かないけれならないのです,被害者にとっては重い負担ですが。
この件で弁護士に相談すると,製造物責任の話に持っていかれるのかもしれません。
しかし,法的責任には,少なくとも,民事責任(損害賠償責任)と刑事責任とがあります。
そして,タカタや日産の安全管理責任者(加害者)が安全管理義務を怠ったことの民事責任を追及するには,被害者が自分で損害賠償請求をしなければなりません。
他方で,加害者(被疑者)の刑事責任は,被害者が何もしなくとも,警察が捜査して,事件(の記録と被疑者の身柄)を検察庁に送って,検事が,被疑者を起訴するかを決めてくれると思われがちです。
しかし,実際には,すべての事件を警察が捜査するわけではありません。被害者が自分で被疑者を刑事告訴しないと,刑事責任も追及されないで終わり,となることの方が圧倒的に多いのです。
犯人の刑事責任の追及も被害者が動かないけれならないのです,被害者にとっては重い負担ですが。
一昨日(日曜日)の夕方に,私が成年後見人(後見する人)を務める被後見人(後見される人)が病院に緊急搬送されたとの連絡があり,昨日,午後,その病院にお見舞いに行ってきました。
そして,担当医師に病状説明を求めたところ,私が,成年後見人であることを証明しなければ,説明はできないと言われました。
今まで,いくつかの病院に成年後見人として行ったことがありますが,その証明を求められたことは初めてでした。
というわけで,病状説明をしてもらうには,再度,その病院へ行く必要があるのですが,本人の顔は見れたので,よかったです。
そして,担当医師に病状説明を求めたところ,私が,成年後見人であることを証明しなければ,説明はできないと言われました。
今まで,いくつかの病院に成年後見人として行ったことがありますが,その証明を求められたことは初めてでした。
というわけで,病状説明をしてもらうには,再度,その病院へ行く必要があるのですが,本人の顔は見れたので,よかったです。
昨日,あるところ歩いていたら,知り合いの弁護士のポスターが目に飛び込んできました。どうも,その弁護士,今度の通常選挙に立候補するようなのです。
他にも,裁判官への転職を目指している人もいます。
しかし,私は,まだまだ,弁護士でいきます。
他にも,裁判官への転職を目指している人もいます。
しかし,私は,まだまだ,弁護士でいきます。
今年の3月,文部科学省は,『学校事故対応に関する指針』を発表しました。
今日の,学校事故・事件を語る会【大集会】(第2日目)において,その策定に直接関わった,住友剛京都精華大学教授に,その解説をしていただきました。
この指針,まだまだ完全なものとは言えませんが,学校事件が起きた際の学校の対応を適正化するための第一歩と位置づけるべきでしょう。
今日の,学校事故・事件を語る会【大集会】(第2日目)において,その策定に直接関わった,住友剛京都精華大学教授に,その解説をしていただきました。
この指針,まだまだ完全なものとは言えませんが,学校事件が起きた際の学校の対応を適正化するための第一歩と位置づけるべきでしょう。
今日は,全国学校事故事件を語る会・大集会に参加してきました。
受付で,名前を言って,会場に入ろうとしたところ,『残されたランドセル―ともちゃんは天使になったよ』という本をいただきました。
その内容は,22年前,「その遊具で遊ぶことを楽しみにしていた回旋塔の下敷きになり、智子ちゃんはわずか9歳で天使になった-。母親である著者が思いをこめて綴る。」というものです。
学校事故事件にもいろいろなものがありますが,この事件も,犯罪なのです。それなのに,岡山地方検察庁は,遊具担当教員を略式起訴し(罰金刑),校長らを起訴猶予処分としたのです,被害者家族の意思とは全く関係なく,です。
このようなことは,今でも変っていないのです。
受付で,名前を言って,会場に入ろうとしたところ,『残されたランドセル―ともちゃんは天使になったよ』という本をいただきました。
その内容は,22年前,「その遊具で遊ぶことを楽しみにしていた回旋塔の下敷きになり、智子ちゃんはわずか9歳で天使になった-。母親である著者が思いをこめて綴る。」というものです。
学校事故事件にもいろいろなものがありますが,この事件も,犯罪なのです。それなのに,岡山地方検察庁は,遊具担当教員を略式起訴し(罰金刑),校長らを起訴猶予処分としたのです,被害者家族の意思とは全く関係なく,です。
このようなことは,今でも変っていないのです。
昨夜(6/2)のNHK「クローズアップ現代+」で,奨学金破産の問題が取り上げられていました。
奨学金を借りて大学を卒業しても,いわゆる非正規雇用となって,借りた奨学金を返せない,そのため,借りた本人は破産する,そうなると,その親ら連帯保証人に返済請求がなされて,その人たちも破産して,持ち家を失うケースが多発しているのです。
この問題を解決するには,大学等の学費を無償にするべきでしょう,少なくとも,一部の国立大学では。
奨学金を借りて大学を卒業しても,いわゆる非正規雇用となって,借りた奨学金を返せない,そのため,借りた本人は破産する,そうなると,その親ら連帯保証人に返済請求がなされて,その人たちも破産して,持ち家を失うケースが多発しているのです。
この問題を解決するには,大学等の学費を無償にするべきでしょう,少なくとも,一部の国立大学では。
今日は,福島第一原発事故損害賠償請求訴訟の9回目の裁判が大阪地方裁判所でありました。そして,裁判官3名のうち2名がこの4月交代したので,あらためて,原告の森松明希子さんとKさんが,法廷で意見陳述をしたのです。それが終わったとき,傍聴席から拍手が起こりました。
裁判が終わった後,裁判官と原告被告代理人が出席して「進行協議期日」というものがあり,その際,国の代理人が,裁判所に,拍手はやめさせてほしいと言うのです。
しかし,日本という国は,国民が等しく幸せになるため,みんなで作ったのです。その国がミスをして,原発事故を食い止めることができなかった,それで,多くの人が避難民となったのです。そして,その避難民(被害者)の言うことに,国民が「その通り」という意味での拍手を,止める権利が国にあるはずなどないのです。
次回の裁判(8/4)でも,原告の意見陳述があります。それを聴いて,なるほど,と思ったら,拍手してください,激励の意味を込めて。
裁判が終わった後,裁判官と原告被告代理人が出席して「進行協議期日」というものがあり,その際,国の代理人が,裁判所に,拍手はやめさせてほしいと言うのです。
しかし,日本という国は,国民が等しく幸せになるため,みんなで作ったのです。その国がミスをして,原発事故を食い止めることができなかった,それで,多くの人が避難民となったのです。そして,その避難民(被害者)の言うことに,国民が「その通り」という意味での拍手を,止める権利が国にあるはずなどないのです。
次回の裁判(8/4)でも,原告の意見陳述があります。それを聴いて,なるほど,と思ったら,拍手してください,激励の意味を込めて。