風化の阻止より事件・事故の再発防止を

阪神大震災、夜明け前の追悼「限界」取りやめ相次ぐ
　どんな大事件や大事故も，忘れ去られていくものです。それはもう仕方ないことです。
　なので，我々が行うべきこと（行政府，都道府県庁，市町村庁にやらせること）は，風化の阻止でなく，事件等の再発を防止することです。
　阪神淡路大震災でも，兵庫県や神戸市は防災（減災）対策を怠って，金儲けに励んでいたと言われているのです。

弁護士の仕事

　今日は，ある人の引越の準備作業に立会ってきました。
　これも，私の仕事です。

避けられるＤＶ・ストーカー被害者支援事件

　昨年の初めにスタートした「DV・ストーカー等被害者法律相談援助制度」に対応するため，弁護士会では，研修等を行って，事件を担当できる能力のある弁護士の名簿を作って，日本司法支援センター（法テラス）に提供したのです。
　法テラスでは，被害者からの相談があると，名簿の順に弁護士に被害者の相談を受けることを要請し，担当弁護士は被害者と面談して，その話を聴くはずだったのです。
　ところが，名簿に名前が載った弁護士が様々な理由をつけて，被害者との面談を断っていることがわかったのです。
　私としては，それなら，名簿に自分の名前を登載することを希望するな，そもそも研修を受けるな，と言いたいです。
　弁護士会としても，例えば，２回，担当依頼を断ったら，名簿からその弁護士の名前を外す等措置を取らざるを得ません。
　

嘆願書の書き直し

　　先日，私が，ある被告人のために，裁判所に対し刑の執行猶予を求める嘆願書を書いて，弁護人に送ったところ，その弁護人から，この件では執行猶予は非常に厳しい，実刑は避けられないので，そこを書き直して欲しいと言われました。
　弁論要旨，つまり，証拠に基づく弁護人の意見ならともかく，嘆願書なので，執行猶予を求めてもおかしくないと思いますが，事件をよく知る弁護人が言うことなので，その指示に従うことにしました。
　
　

レイプドラッグ被害の傾向と対策

少女ら標的、睡眠ドラッグ悪用の性犯罪急増
　見知らぬ人から，飲み物を勧められても飲まないのはもちろんですが，よく知っている人も警戒しましょう。
　被害を警察に届けても，証拠がなく，立件されなまま終わっているケースが本当に多いのです。
　自衛するしか有効な対策はありません。

エンドオブライフ ケア

　エンドオブライフケア，「終末ケア」，「終活ケア」とは少し異なる意味のようです。

全国組織事故被害者連絡会

　このたび，『全国組織事故被害者連絡会』なるものを立ち上げます。
　組織事故（個人でなく組織・団体・法人・企業等々が主体となって引き起こした事故，個人の行為に還元できない，組織等々の行為によって人が死傷した事故）の被害者が緩やかに連帯することを目的とした会です。
　本来は，組織事故の被害者らが主体的に「被害者の会」を作ることがベストだと思います。しかし，被害者らは，自分が組織事故の被害者であることに気がついていないのです。
　そこで，第三者である私が会の事務局を務め，被害者と被害者とをつないでいきたいと考えています。
　近日中に，会の総会ではなく，交流会を開催します。

JNNドキュメンタリー ザ・フラッシュ 「剣太の命 ～10年目の夏～」

JNNドキュメンタリー　ザ・フラッシュ　「剣太の命　～10年目の夏～」
　大分県立竹田高校剣道部シゴキ死事件の概要です。https://www.tbs.co.jp/jnn-thefocus/archive/20181216.html

LGBTばかりにはならない

“ＬＧＢＴばかりになったら国はつぶれる”
　わが国では，古来より，いわゆる支配階級，つまり，天皇を中心とした公家たち，大名と家来，高野山などの寺院の僧侶たちの間で，同性性交が横行していたために，ＬＧＢＴに対しては異常としか思えないくらい寛容なのです。
　しかし，だからと言って，ＬＧＢＴが増えるわけではないのです。

２０１９年の目標

　初夢というわけではないのですが，
①すべての犯罪被害者に，その資力に関係なく，公費で弁護士をつける制度，
②被害弁償を国が立て替えて，それによって，被害者から国に移転した損害賠償請求権を犯人に対し国が税金債権のように追及していく制度，
③組織罰＝組織事故（福島第一原発事故のように特定の個人の行為には還元できない組織・法人・団体の行為によって，人が死傷した事故）の加害者（組織・法人・団体）を直接処罰する制度，
の創設のために，引き続き，ベストを尽くしていきます。