アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

小田原へ進入する急行「銀河」

2018-05-14 20:00:00 | 国鉄時代(カラー)

東海道線にまだ多くの寝台特急が走っていた時代、いわゆる九州ブルトレ全盛期の頃、東京を目指す列車の撮影名所は多々思いつくが、アントンKには何と言っても根府川駅直近の白糸川橋梁が思い出深い。近年(といってもだいぶ時間が過ぎてしまったが・・)、暴風壁が建設されてしまい、撮影には向かなくなったが、それまでは一目で東海道と認知でき、定番中の定番と言えるポイントだった。

学生時代、試験休みを利用して友人と二人根府川駅でマルヨしたことがある。その目的は、自宅から始発では間に合わないブルートレインの早朝組をこの根府川鉄橋で撮影することだった。当時は、「いなば・紀伊」に始まり「出雲」「瀬戸」「あさかぜ」まで4本の寝台特急が立て続けに上ってくる。これらを定番の構図で撮影しようと試みた訳だ。今思い返せば、ホームの待合室の長いすに横たわり、蒸し暑い夜を明かし、ラジオから聞こえるナイターの中継に耳をやり、それが終わると通過する貨物列車の轟音と振動で、なかなか寝付けなかったことが懐かしい。

掲載写真は、根府川で夜明かしした日に撮影した104ㇾ急行「銀河」。電車で小田原まで移動し進入を撮影している。

1976-07-05     104ㇾ  EF5899  急行「銀河」  東海道本線:小田原にて