アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

京都の夜を彩る急行「きたぐに」

2018-10-12 16:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

ブルートレインの合間を縫ってやってきた新潟行き急行「きたぐに」。ここから米原までは、米原区のEF58の受け持ちだった。とにかく急行「きたぐに」は、客車編成が魅力的で、当時は普通座席車こそ12系に置き換えられていたが、見ての通り機関車直後よりオハネフ12が連なり、この10系寝台車は5両連なっている。夜の構内に浮かぶ寝台客車は、旅心をくすぐり、男のロマンにあふれていた。冬場だったため、ゴハチから送られる蒸気暖房が客車ごとに漂い、とても良い雰囲気を醸し出していた。

正面から眺めるEF58もスタイルがよく好きだったが、アントンKは、掲載写真のような斜め後ろからもスタイルも好きで、好んで撮影したもの。サイドから見た10軸もの台車は、今見ても迫力があり魅力的に思えてしまう。叶うことなら、またゴハチの走行音を聞きながら列車に揺られてみたい。

1982-02-18   501ㇾ  EF5880 急行「きたぐに」  東海道本線:京都にて