博物館で見たEF58150号機の現役時代を探してみた。
関東在住のアントンKにとっては、宮原区のEF58は、当時ある意味憧れの機関車だったことには違いない。人気の高かった53号機や47号機は大窓機でありスター的存在だったが、150号機を始めとする原型小窓機も多数所属されていて、上京してくるゴハチにはいつも熱い視線を送っていたことを思い出している。肝心な時に48号機や56号機といったク〇ガマを食らったことも多々あるが、こんな些細なことも良い思い出に代わっている。
掲載写真は、いよいよEF58が山から下りてくるEF62にバトンを渡す直前の時期に撮影した荷物列車。ちょうど機関車置き換え準備の最中で下関区に集中配置された時期かも思われる。パレット式客車が多いのは晩年の荷物列車の証。見違えるほど綺麗にお化粧した博物館のゴハチからは、あの頃は想像も出来ないが、これからいつでも会えることを思えば、喜ばしいことなのかもしれない。
1984-01-28 荷2033ㇾ EF58150 東海道本線:早川付近