毎年行われる春のダイヤ改正。正月気分が抜ける頃、あっという間にその時が近づいてくる。今年は、3月14日土曜日のようだが、その日に向けて水面下で動きがあるようだ。個人的には、やはりJR貨物機の運用変化が気にかかるところだが、毎回それをツマミに仲間内とあれこれ語ることが結構楽しい出来事になる。所詮趣味的見地の根拠もない中身だが、それぞれがそんな場面で交わす瞬間が毎年楽しみになる。これから改正日が近づくにつれ、その瞬間が増えてくるだろう。
国鉄時代には、ダイヤ改正を控えて、大きな車両に移動が行われていた記憶が残っている。改正ごとではなかったはずだが、今考えても全国的な大きなダイヤ改正では、縦横無尽に車輛移動いわゆる回送列車が走った。もちろん客車、気動車、電車など多種に渡り定期列車に混じって走っており、当時の団体列車とは、また一味違った記録になっていたと思う。掲載写真は、そんな大きなダイヤ改正で走った、寝台客車の移動回送。14系寝台のように見えるが、どこからどこへ移動したのか、詳細等は残ってはいない。記録としては不十分な結果となり何とも歯痒い。
夕方の東海道線を上り品川(おそらく)を目指す14系寝台。宮原区の綺麗なEF58がやってきて、嬉しくなった思い出が蘇ってくる。当時は、前面に光が入らず不満だったはずだが、今では西日が美しくこんな駄作でも気に入っている。
1978-10-02 回8102ㇾ EF58100 14系寝台 東海道本線:保土ヶ谷付近