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JR化後、北行きのブルートレインは、北海道へ渡る「北斗星」に代表されるが、本州内でも「あけぼの」をはじめ数々の夜行列車が存在していた。関西からは「日本海」が2往復あり、「はくつる」それに「鳥海」と青森を目指すブルトレの多いこと。これが毎日運転されていたのだから、今から思えば隔世の感がある。知らないうちに、随分と寂しくなったものだ。
掲載写真は、数ある東北旅行でも思い出の多い94年ものから1枚。
大釈迦で狙うつもりでいた夕刻の列車たち。案の定、不安定な雲が沸き撃沈の様相を呈しており、イチかバチかで弘前まで下りていくことに。しかし仮にこちらで晴れても、季節を考えればシーズンは終わっているはず・・などと分からないなりに考慮して賭けに出ることとなった。写真のように、何とか山の稜線に吸い込まれる寸前で、パーイチが轟音とともに現れたのだった。何度もこんな機会には遭遇するが、大抵直前で曇るパターンが多い中、逆のパターンもあるという話。まあ長い体験の中ではこういうこともあるということだ。
1994-08-14 2022ㇾ EF81133 鳥海 JR東日本/奥羽本線:川部付近
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