アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

伝説の上野駅地上ホームにて

2019-02-19 19:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

今でも上野駅を北の玄関口なんて例えるのだろうか・・

湘南新宿ラインが走り出し、そして上野東京ラインがもう当たり前のように行きかっている。都心で乗り換えなしに移動でき、乗車時間も圧倒的に短縮された現在の路線図。まあ便利になった。楽になったと言えよう。これで良いのかもしれない、良いんだ。しかし鉄道を愛する者からすれば、詰まらまい時代になったとつくづく思ってしまう。普通に乗る電車さえ無個性だし、どれも同じに見える。でもそれが時間とともに普通の事となり、そして懐かしく思える時代が来るのだろうか。昭和~平成と鉄道を感じ、そしてこの春平成も終わり、新たな時代へ・・・

今も残る、上野駅地上ホーム。夜行列車そのものが消えてしまったが、当時の面影は、まだ何となく残っている。掲載写真は、信越線経由で福井まで行く急行「越前」。碓氷峠を越えて長野へ入るから、けん引機は当然ながらEF62だ。この日はそのトップナンバーがその任に当たっていた。特に調べていた訳でもなく、1号機だからといって必死になることは皆目なし。そんな時代だった。まだ鉄道全盛時代、夜行列車増発時代なのだ。ホームに所狭しと座り込む乗客、ホームから車内へ窓越しにたたずむ若者。その全てが、伝説の上野駅の象徴だった。

1980-07-25     603ㇾ  急行「越前」 EF621        上野駅14番線ホームにて

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿