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前出のブルートレイン「鳥海」に続いて、今回は485系特急型電車時代の「鳥海」を掲載。
さらに時代は遡ってしまうが、上野から上越線~羽越線経由で青森まで走っていた時代があった。当然ながら夜行ではなく昼行の特急電車であり、上越新幹線開通後、短期間ではあるが孤軍奮闘の活躍を見せていた特急電車の記憶が残っている。その当時、上越新幹線といっても大宮-新潟間の暫定開業だったからか、上野発の長距離列車はまだ存続していた訳だ。ブルトレの「鳥海」は、当時山形新幹線の進捗で減便したブルトレ「あけぼの」の補完で復活した列車。やはりどちらも新幹線の動向の影響をもろに受けた列車たちと言えるだろう。
今と季節は同じ2月、まだ中里は雪深く、移動にも四苦八苦した思い出がよみがえる。先頭車は、485系でも、北海道からやってきた1500番台のクハ。左右にダブルワイパが装着され、雪中でも実に頼もしく思えたものだ。今や485系電車すら壊滅状態。最近類似した塗装のJRの特急電車が走り始めたらしいが、果たして485系電車を彷彿とさせるような外観なのか?まだ実車を見ていないから少し楽しみではあるが、かつての栄光が想い起こせるようなシーンを期待したい。
1983-02-04 2041M 特急「鳥海」 JR東日本/上越線:越後中里付近にて
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