アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

EF64 0番台の行方

2019-02-13 20:00:00 | 鉄道写真(EL)

今月、唯一残存しているEF64の0番台である37号機が、ブルーの原色に戻って出場するらしい。

アントンKにとっては大変喜ばしいことで、早く目撃したいと今から楽しみな訳だが、同時に今後どのような運用に就くのか気になっている。高崎区の所属ということは、やはり蒸機のお供として、横川か水上界隈の運転が主となることは明白だ。故郷に帰る的な、中央線~篠ノ井線での運転も期待したいが、どうなるだろう。ロクヨンと言えば、1000番台より0番台を好むアントンKということは、すでに何度も記述している。文字通り唯一の機関車だから、末永い活躍を今から期待したい。

掲載写真は、EF64の0番台ということで、比較的晩年まで在籍していた38号機のけん引する御召客車第一号編成。本番の御召列車は、中央線内もロクイチが登場し、当時は度肝を抜かれた思いがしたが、これは、その試運転列車で、中央線の主ロクヨンがしっかり牽いている。山男ロクヨン!再会が待ち遠しい。

1999-03-12   試9001ㇾ  EF6438  第一号編成   JR東日本/中央東線:吉祥寺付近


我ら青春!

2019-02-12 18:00:00 | 日記

古いプリントを複写してどこまで再現できるのかテストしています。

ここは通常の記事ではありませんので、気にせずスルーしてください。

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31年前の1988年1月10日。

成田に集った5人衆。

僕等の原点がここにある。

そしてこれからも・・・

 


超望遠の世界へようこそ

2019-02-11 16:00:00 | カメラ

鉄道撮影の技法として、超望遠レンズで撮影し被写体に独特の表現を求める撮影方法がある。

アントンKがまだ駆け出しの頃、鉄道写真の神様と言われた廣田尚敬氏が、まだ見たこともないような画角の写真を発表し、とても驚嘆した思い出があるが、アントンKには別世界に感じて、当時は憧れでしかなかった。

EF58を撮影していた1970年代後半、アントンKが多大な影響を受けた友人達がいた。もちろん今でも彼等とは機会を見つけては線路端に立っているが、昔のように頻繁ではなくなってしまったことが少し寂しく思う。そんな畏友たちだが、その当時から長いレンズで撮影する魅力に捕りつかれていた連中だった。アントンKは200mmレンズが一番の望遠レンズだったが、彼らは400・500・600mmといったいわゆる超望遠の世界に飲まれていたのだ。撮影に同行しても、レンズの長さで立ち位置が違い寂しい思いをしたものだが、彼等から超望遠の魅力を随分と教授させてもらったと思っている。あの当時からこんなに長いレンズで鉄道撮影し、そのカテゴリーを確立したのはおそらく彼等に他ならないだろう。ただむやみやたらに長いレンズを振り回すのではなく、しっかりとした拘った思考が存在しており、今まで考えもしなかったポイントで、または角度で被写体を捕らえることだけに神経を集中させているのだ。そこには、大いなる妄想や創造力が存在し、撮影の原動力になっているということを思い知らされたのである。頭で描いた画像を具現化する力が人一倍あるのだろうか。とにかく好きな被写体には、惜しむことなく時間と労力を費やす切り立った覚悟を感じていたのだ。

趣味の世界だから、やはり人とは違った独自性が欲しい。その手段の一つが超望遠の世界だとしたら、大いにうなずけるのだ。あれから30年以上の歳月が経ち、アントンKも彼らのような憧れの世界へ足を踏み入れる身分にもなったが、なかなか思うようにならないのが本音だ。

掲載写真は、早朝の高崎線で捕らえたEF65PFの石油列車。日の出直後で、オレンジ色の朝日が貫通扉を赤く染めた瞬間を仕留めてみた。こういった表現の強調も、超望遠ならではの世界ではないか。

2013-01-30      8760ㇾ   EF652075        JR東日本/高崎線:新町付近


冬のゴハチの忘れ物

2019-02-10 13:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

その年の撮り納めをすべく、東海道から関西線、紀勢線を廻ってラストにここ名古屋まで戻ってきた。EF58の牽く荷物列車をバルブ撮影して〆ようという魂胆だった。当時はすでにゴハチは下関へ集中配置され、ある程度決まった機番しか稼働していなかったように思う。何度かトライして、ようやく100番という綺麗なゴハチの登場となった。

蒸気暖房のゴハチは、冬季に機体から白い蒸気を出して走行するシーンを見たものだが、機関車交換時、あるいは客車に連結する前には、まるで爆発したかのように蒸気を空高く噴射する。掲載写真はちょうどそんなシーンの1コマ。大みそかの夜空に立ち上がる蒸気を見て、「俺はまだまだ走れるぞっ!」と我々に語りかけているようにしか思えず、胸が熱くなったことを思い出してしまう。

数か月後、現実に電気暖房のEF62に道を譲り、こんなシーンも永遠に見られなくなってしまった。

1983-12-31     荷30ㇾ  EF58100         東海道本線:名古屋にて

 


雪と闘う上越貨物

2019-02-09 22:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

天気が周期変化に変わりこの週末、関東地方にも雪予報が出たが、アントンKの予想通り大した降雪も無く終わった。もっとも雪が降ったら降ったで、あとが大変であり、気持ち半分ホッとしているのは確かなこと。これで終わって良かったと思うようにしよう。しかし、あたり一面の銀世界を見て、ワクワクしなくなったら、アントンKもいよいよ隠居生活だろうか・・何か寂しいものだ。

大昔に撮影した上越線の貨物列車EF16とEF15との重連運転。

前日から駅で夜明かしして、薄明るくなった時間帯から撮影開始。この時、降りやまない雪を恨めしく思ったもの。除雪が間に合わず身動きが取れないのだ。仕方なくホームの屋根のないところまで行きシャッターを切ったようだ。当時まだ軟弱な都会育ちのアントンKだから、まあこんなものだろうと自分で納得してしまうが、同時にこの時雪の怖さを思い知ったもの。自分の付けた足跡はすぐにかき消され、近づく列車の音は聞き取れず、何度か怖い思いをしたことを思い出してしまった。

今年の上越はどのくらい降っているのだろうか。また銀世界へと飛び込んで行きたいものだ。

1980-02-12    763ㇾ  EF1629+EF15141    上越線:越後中里にて