明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

透明な時間

2020-06-04 18:44:00 | 散文 詩 
白いティーカップをだきこむように

背筋を伸ばし
遠くを見てる
君の肩越しに
束ねた髪の首筋をすべる

部屋に舞い込んだ
秋の風


耳から伸びた白いイヤホン
その先で歌ってる透明な歌は
君を綺麗にする魔法の呪文

時折 頬を膨らます
君の仕草
ため息を我慢してる

約束のない午後のカフェテラス
ポツンと
孤独が踊ってる。
思い出の砂時計
重なり合った情景はガラス瓶の中

あなたからの発信音
久しく聞こえない。

自由と孤独はひとくくり
始まりの終わり
印した星のダイヤリー

ついているとか
ついてないとか
笑っちゃうくらい
単純で

今日はどっちなの?
窓の外の景色に問いかける