作詞 作曲 中島みゆき
「すずめ」
ピンクレディー
解散後
踊らないケイちゃんが
ソロデビュー曲第一弾に
中島みゆきさん書き下ろし曲を歌う
後に
ご本人中島みゆきさんは
セルフcoverしてます。
アルバム「御色なおし」にて。
81年にソロとして踏み出したケイちゃん
どこか頼りなげなか細さは
ピンクレディーの時も
陽のミーちゃん
陰のケイちゃん
みたいな感じでみていた。
そのままのイメージから
大人の歌を歌いたいとして
しっとりとした路線へ
自身最大のヒット曲として滑り出し
好調だった、
その後.82年ユーミンの曲
「ためらい」をcover。なかなか
精力的に自身の色をつけて行こうと
ピンクレディーの看板を外しての
増田恵子さんでした。
やはり、スター誕生から出ただけあって歌唱には定評あるだけに
どんな色のアーティストになるのか
楽しみでした。
歌のタイトルの
「すずめ」
すずめといえば
僕は
すずめの丸焼きを思い出す。この歌が出た頃
ちょうど
トシくんのオヤジさんと姉ちゃんとトシくんで
線路横の並びの店舗の端っこにある
オープンして間もない
串焼き屋に
食べに連れていってもらった。
まずはビール。
あの頃は瓶ビールだったなぁ
今は、ジャッキで出てくることが多いけど
あの時代
瓶ビールだった。
サッポロ黒ラベルがお気に入りだった。
串焼き屋でもサッポロ黒ラベルの
瓶ビールが通され
乾杯をし、
串焼きを頼む。
「〇〇○!すずめ食ったことあるか?」
〇〇○…は僕の名前。
トシくんのオヤジさんが言う
僕は初め、耳を疑った、
??
すずめ?
串焼き屋へは初めてだったし、
知識として
せいぜい
鶏のモモ肉、皮、心臓とか
くらいしか知らなくて
串焼き屋には
すずめの丸焼きがあるなんて
思いもしなかった。
真っ黒な感じで
すずめの丸焼き、照り焼き風になって
串に刺さって焼かれた
すずめらしきものが
出てきた。
トシくんや姉ちゃんや、オヤジさんは僕のリアクションを面白がって
僕がすずめを食べる所を楽しみながら美味しそうにビールを飲みながら
眺めていた。
カウンターでの大将も
微笑みながら串焼きに余念がない。
パリパリと香ばしい感じ、で
モモ焼きみたいな感じはなく
煎餅にちかい感じ
でも、
すずめ…なんだよなぁ
顔の表情がなんとも情けない僕を
みんなが笑って見ていた。
そして、店で流れるUSEN
からは
ヒット曲の
「すずめ」が流れてきた。
僕はグラスに注がれたビールを
一息飲み干して
は破顔一生
増田恵子さんの「すずめ」を聞いていた。