庭先に出て
夕涼みをする
昔 夕方になると
近所のおじさんが
椅子に座って
ボーッとしていた。
夕涼みしながら
近所の子供の帰りを
見守りながら
一声、ふた声かけてた
情景があった。
1日の終わり
仕事が終わって
庭先に
よっこらしょとお決まりの
椅子に座る
今日一日のクールダウン
振り返り、平穏無事に
過ごせた事に
お天道様に感謝しながら
日が沈むのを見送る
風鈴の音
遠くで花火の音
幼児の泣く声
せわしない日常、
活気があふれていた
時代。
大人の数より
子供の数が多かった時代。
決して
裕福じゃなかったけど
何かワクワクしていた。
決して
貧しいわけじゃないけど
楽しかった
何かを手に入れるために
一生懸命働いて
勉強して
みんな 志しを持って
気概を持って
生きていたあの時代。
男は男らしく
女は女らしく
多様化を否定する訳じゃないが
今はらしくないことが多すぎる
らしく、できるのなら
らしくしよう。
それは
自分らしく
男らしく
年長らしく
そうやって
次に続くものに
背中を見せてきた時代が
確かにあったはず