明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

思い出をふるいにかける

2020-08-05 06:05:00 | 散文 詩 

嬉しいかったこと

悔しかったこと

笑えたこと

悲しんだこと

ふるいにかける

ハラハラとふるいの隙間から

こぼれ落ちる思い出たち


最後に残るものは?

恨み事?

綺麗事?

残ったものは

人生の中でもっとも

大切な、綺麗な、素敵な、

思い出なのかな?


自分が変われば

周りも変わる

それは

遠回りの近道

自分にも 相手にも


そうやって心の壁を

取り除いて 前へ進んで

やってきた


壁にこびりついた思い出たちを

そろそろ 

整理、断捨離、ふるいにかけよう


もう、君は君じゃない

あの頃の君でもない

もう、僕も今までの

僕ではない


気づいた事、諦めた事、


あの場所にいつまでも

佇んではいられない


ふるいにかけようとして

いつまでも引っかかってる

思い出もある。

それは大切なものでもなく

しょうもない稚拙な思い出だったり


今でも光を当てると

色を出してみせてくれたりする


欲張りな感情は

そんな思い出までも

いつまでも

抱え込んで

進もうとする自分を

立ち止まらせようとする


僕は変わった

変わろうと努力した

君は変わろうしたか?


自分の名誉、プライドを

守り抜くことに終始して

大切な思い出までにも

汚していこうとする


もう、いらない、

必要ない

本当にそうなってしまうと

自分の最終的な完全消去の

ボタンは押さなくてはいけなくなる


選択消去でとまっている僕の

思い出たちを


だけど

あまりにも、最後まで、

聞こえてくるのは

恨み言ばかり、

変えたのは

変えられたのは

僕らの方だと言わんばかり


いつまでも他人のせいに

していれば楽だとしても

いつまでも浮かばない


全ての思い出さえも

捨てようとしているのなら

それは ここにきて

悲しい。

哀しい。


思い出は心のふるいに

引っかかって

ブラブラ揺れている……