明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

そばかすの天使 甲斐バンド

2020-09-22 21:05:00 | 僕の音楽日記
名盤 「この夜にさよなら」

初めて買った甲斐バンドのLP
ちょうどバンドを組むのに
甲斐バンドの曲も覚えなきゃ
ということで
買ったアルバム。
名盤の条件にアルバムの第一曲目と二曲目にいい歌があるか、なんだね。!!!

一曲目 最後の夜汽車 
いきなりバラードを持ってきた
これには度肝がぬかれた。

ロックバンド 甲斐バンド!のイメージが崩された。
そして二曲目
そばかすの天使 
ブラスの効いた
歌謡曲っぽいノリの曲。
たぶん僕は
この時、この歌を聴いて
甲斐バンド!いいな!
甲斐よしひろいいな!と
確信したのだと思う。


まだ大ヒットを飛ばす
グループには程遠く、
口コミや、ラジオ、コンサートから
その人気はじわじわと出てきて、

「きんぽうげ」「ポップコーンをほおばって」「裏切りの街角」
「氷のくちびる」
など少しやさぐれてる
女性とか影のある男とか
洋画にある出演者に
どこか光を当てた歌詞、
詩の世界。
物語風の楽曲は
それまでのロックにない
どこか文学的な香りを
挟み込む作風は
インテリアロッカー
甲斐よしひろさん らしさだった。


そばかすの天使…

いかにもあの頃のとんがった
世間に跳ね返った少女たちが
その風貌で象徴されたりもした。

そばかす…の女の子全部が全部
そうではないにしろ、、
なにかコンプレックスのかたまりを
見えない闇にぶつけるような
やりきれなさと甘えと
そんな動かない時間と空気の中
羽ばたけない天使を例えて
甘いボーカルで歌い上げる
甲斐よしひろさん。

このアルバムはすごく
セクシーなボーカルで
とても滑らかな歌声でもあった。

バラードもシャウトするロックも
この頃の甲斐バンド、甲斐よしひろさんはどちらも聴いていて心地よく
いよいよ メジャーにのし上がる
離陸寸前の
メインエンジンに火が入ったジェット機の様なそんな時期のアルバムだった。

そばかす…
化粧をしてるから
そばかすがあるのわかないと
思うけど…
そんな言葉を思い出す。
素顔は
そばかすがあるの…

以外とそんなこと気にしないのに
そんなことを人は
ポロっと話したりする

化粧は大抵なものは隠してしまう
でも、優しく綺麗な
心根だけは
隠さないでほしい。
そばかすの顔で微笑むそんな
無邪気さは
真っ直ぐな生き方が出来た
若い時にしか
見ることができないもの
だったかもしれないけれど…


そばかす顔の天使。


もう、最近
そばかすの顔
見ることもなくなったなぁ…





Smoke on the water ディープ パープル

2020-09-22 07:36:00 | 僕の音楽日記
有名なギターリフ
必ず誰もが聞いたことのある
このギターリフ。

始まりを告げる
音として
今聞いても
何故か僕は笑いがでてくる。

Smoke on the water

を知ったのもバンドを組んでいて
友達がエレキで
このフレーズを弾きだした。

ダッ ダッ ダァ〜
ダッタ  タ タァ〜
ダッ ダッ ダァ〜ダッタ タァ〜


集まって
セッテングが各々してるとき
必ずこのフレーズを弾き出す。
その時僕は
この歌を知ったのだけど
「何々?そのフレーズ
誰のなんて、曲?」
洋楽通のKくんは
ディープパープルのスモーク オンザ ウォーター
と教えてくれた。

「スモーク オンザ ウォーター?」

「ちがう、ちがう、うぉーらー」
「うぉーらー?」
発音がちがうんだね
「すもーかむおーたぁー」って聴こえるんだけどね
Kくんが解説してくれたのを思い出す。
高校になってチューリップと甲斐バンドのコピーバンドを作ったときも
寄せ集まったギター担当が
やはり
笑えるくらいに
このフレーズを得意げに
弾いていた。
いわばウォーミングアップ的な
さあ!これから始めるぞ!みたいな
気合入れのギターフレーズで
何やら何かを始めるまえの
狼煙を上げる戦い前の合図みたいな
そんなギターリフで

この歌のギターリフが聴こえると
笑えてしまう始末なのだ。