矢沢永吉が
YAZAWAへと
進化した曲
「Rock'n My Heart」
日本に本物のロックンロールを
矢沢が目指すロックンロールを
キャロルでの若さに任せた
力ずくの暴力的なロックンロールと
そのギャップを埋める
バラードのアンバランスで
若いロックンロール像を見せてきた
ロックはツッパリ
というイメージ
ロックは破天荒
というイメージ
キャロル期の矢沢永吉さんの目指す
ロックンロールは
イントロダクションでしかなかった
ソロになって
矢沢永吉さんのロックンロール
の輪郭は見えてきた
もっと、スマートにクールに
熱く、
それは
キャロルでの
あのツッパリイメージを
払拭しないと
そこへ目指せ無かった
エンターティナーな部分も
持ち合わせた
本場のロッカーとの
ギャップを日本人として
変えていく気概を持って…
場末の野良犬の遠吠えのような
ロックと日本人のもつ
ロックのイメージを
もっと高い所へ昇華するために
矢沢永吉はYAZAWAとして
海外へ打って出ることで
日本の、ロック、はたまた、
矢沢永吉自身の進化と、変化
は望めなかったのだろうと…
1982年10月9日発売
Rock'n My Heart
作詞作曲はあの
ドゥービーブラザーズの
ジョン マクフィー
YAZAWAが英語の歌詞の歌で
勝負してきた。
海を渡ったアーティスト
野球と同じようにやはり
アメリカという国で
通用するかどうかが
1アーティストとして真価を
問われる
この歌を初めて聞いた時
体の中の血が沸き立つような
興奮を覚えた
矢沢さんが
「オレは、高みを目指す BIGをね
そして更にグレートへとね」
と言わんばかりに…
ファンに対して
お前たちもここまでついてこい
と
先に走り出して行く
そんな矢沢永吉さんを感じた
Rock'n My Heart !!