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なぜか上海  井上陽水

2019-12-21 19:35:00 | 僕の音楽日記

井上陽水というアーティストの
作風はいつ頃から
変わっていったんだろう
と疑問に思った。



通算7枚目のアルバム
「スニーカーダンサー」にも入っていて、シングルカットにもなった
「なぜか上海」

タイトルからして
遊び心を醸し出してきた

いわゆる
「お元気ですかぁぁぁ〜」
的な、
陽水ワールドの出発点。

言葉遊び
韻を踏むとか
意味のない言葉をつなげたり

自由発想

もう、フォークの井上陽水のイメージは完全に
消失した。

1979年にして、7枚目のオリジナルアルバム。
その後
「ライオンとペリカン」
で決定的に
今に通ずる
陽水ワールドが確立するとみた。

「ライオンとペリカン」では
ジュリーへの提供曲
「背中まで45分」があったり、
「リバーサイドホテル」もある。


ニューミュージックと歌謡曲の垣根を
軽々と
早々と飛び越えて
陽水ワールドで色を出して行った。

歌謡曲寄りの作風
小難しい
気難しい
「傘がない」
「心もよう」
の井上陽水の歌の世界は完全に
消えていた。



なぜか上海…

その疑問は
陽水ファンならずとも

多少陽水を聞いてきたものでも
疑問に思う
歌のタイトル

「なぜか上海」

意味がありそで無さそうな
タイトル。

「背中まで45分」とか、

もう、意味を求めたら
いけないとさえ思う
井上陽水の世界。


その後縦横無尽に
自由な作風で
意味を問わない

井上陽水ワールドは確立していく。

安全地帯や、
奥田民生さん
との絡み
沢田研二さんや
PUFFYや中森明菜さんに
曲を提供していくように
なっていく
作家としての
井上陽水。


もう、暗いシンガーではなくなった
底が抜けて
底抜けに明るい
アーティスト
孤高のシンガー
井上陽水の出来上がりだ!







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