授業をサボることは
なんて、気持ちのいいことか
中学の時も
3年生で高校受験を控えているのに
社会科の授業は面白くなくて
サボってた。
教室の外はベランダがあったので
そこに座って外をボーッと見てた
たぶんあの時
授業サボったりしなかったら
たら、ればをいっちゃあいけないけどさ…
サボらなかったら
もう少し良い高校にいけたのかなぁ？
♪woo〜授業をサボってぇ〜
と歌いながら
高校の時も
そのサボり癖がちらほら顔を出し
僕とトシくんは違う高校だったけど
高校の方向が一緒だったから
よく、
サボる計画とか
たててた
弁当持参のトシくんは
サボることが決まったら
その弁当を僕に食べさせてくれた
トシくんの母さんの弁当は美味しくて
いつも羨ましく見てた。
うちの母親は料理が下手くそで
お世辞にも弁当が楽しみだなんて
思ったこともなく。
その僕の母親も歳がいってから
色々料理の腕が上がっていったんだけど
一番多感な時期には
その料理の腕は振るえなかった。
「〇〇〇！(僕の名前呼び捨て)
弁当残さずたべちゃってくれ！」
「トシはいらないの？腹減るだろ？」
「俺は、購買部でパン買って食った」
2時限終わったら早退きして、
学校をサボって
本屋で漫画買って
喫茶店でインベーダーゲームやって
トシくんの家で
ビール飲みながら
レコードを聴く
そんなサボりの時間をもってた。
休みの日は僕もトシくんもフルでバイトなのでこうした
会社勤めでいう
半休を二人で申し合わせながら
学校サボったり、
僕とサボらなかったら
トシくんはBくんとつるんでサボってた。
♪タバコの煙とても青くて
セブンスターからマイルドセブンに変えた頃だったなぁ
RCサクセションもレコードよく聞いてた
僕はそんなにのめり込まなかったけど
トシくんは好きでよく聞いてたなぁ
