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岡本おさみ 歌コトバ ⑯ 「からっ風のブルース」と「いつでも」吉田拓郎

2019-10-16 19:41:00 | 岡本おさみ歌コトバ
岡本おさみさんの
歌詞には
ドキッとされられる

タブー無しの問答無用で斬り込んでくるのだ。


岡本おさみさんの歌詞には免疫がないと
ドキッとする言葉がでてくる

あまりにも
無防備に聞いていると
「え? なんていった?」

そんな言葉…使うんだ…

これは聞いていて
恥ずかしいなぁ
と思えたり…

若い頃のアルバム73年にでた
「伽草子」の
一曲目に
「からっ風のブルース」という歌がある。






とても素敵だ君
暗闇を探そう
でなきりゃ
安いベットでキスして
遊ぼう
それから
アレも

からっ風が吹いてゆく
からっ風が吹いてゆく

冷えちゃ できない
男と女


一番の歌詞からいきなり
慌てふためいたあの頃の僕


とても素敵な君だから…
暗闇を探そうと…
で…ダメなら安いベットのある
ところで…
キスして
遊ぼう!

それから
アレも…

アレって
アレだよな…
多分
アレでしょ
うん!
アレだわ

そう自問自答しながら
次の瞬間
大音量で部屋でいい気になって
聞いていた
自分に
顔から火が出た。


なんて卑猥な歌を大音量で
聞いてるんだ俺は…

よしだたくろうって
ちょっと
開けっぴろげすぎないか?
何?
何?
作詞者
岡本おさみって?


その当時の印象だ……




それから時が経つこと



22年後




またやってくれました
岡本おさみさん

これは
生活、暮らしの歌コトバをかいている以上

必然なのかもしれないが
表現の仕方がストレートすぎて
逆にリアリティを感じれるんだけど…


狙って書いたのか
癖なのか
卑猥なコトバをそう感じさせない
世界観に
岡本おさみさんの
歌コトバの奥行きの深さを感じる。

「いつでも」

いつでも
どこでも
お前がいたのさ

だらけて はしゃいで
お前がいたのさ
まじめに生きてよ
お前は飛び出した
勝手にしなよ
酔っていたのさ


どうして俺の寝息聞いたのさ
やり直せないのに
濡れたりしたのさ
夜明けの舗道を
しょぼついた眼をして
夜明けの舗道
当てなく歩く


泣けてきたよ
空が青くて
泣けてきたよ
肩を抱いたら
今日は晴れさ
泣けてきたよ




大人の歌に変わった
岡本おさみさんの歌詞

若い頃の貪るような
エネルギーが

22年たった「いつでも」
という作品には

男と女の性
ザカ

襞の部分が描かれてる

やり直さないのに
濡れたりする

この表現。

心と体とは必ずしも
一致しないと
……
大人にしかわからない
その部分が見事に描かれてる。


青年期
壮年期の
男女のくっ付き
離れの恋

恋模様の方程式は
若い頃は割り切れたものが
歳を重ねていくにつれ
切れが悪くなる

なにもかも
切れが悪くなっていくようで…
















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