桑田佳祐さんの歌詞は
聴き手読み手に
想像を掻き立てる
どんな意味に捉えるか
自由枠の中での
遊び心満載だ。
中村雅俊さんが歌うと
少し
真面目な雰囲気で硬く感じる歌だけど…
本家が歌うと
よく伝わるニュアンス。
僕は
そぼ降る雨の中を
そのまま 何もつけずに
いこうとする
そんな僕を
君は
カッパをつけていきなさいと
半ば強制的に
言う
「これくらいの雨なら
濡れていくよ」
「傘も忘れるし、自転車だとさしずらいからカッパがいいのに」
僕はそのままを主張する
軽い言い争い
喧嘩になりつつ
君は半ば呆れながら
そうすれば…と
言う
濡れること
風邪を引くことを
良しとする男と
何か防ぐことを望む女
心配性はどちらともなく
時には女
時には男
恋人同士の頃なら
軽く微笑んで
男の強引さも受け入れているだろうが
付き合いが進んでいくと
それぞれの主張がぶつかり合う。
ただ 一言だけでいいから
感じたまま口にしてよ
愛だけが俺を迷わせる
恋人も濡れる街角
小雨模様の今日。
濡れる事を気にしない男が
明日の朝
くしゃみと鼻水に濡れて…