振られる日は
よくある事で…
自分の思い通りに
なることばかりでも
なくて…
頭の中にイメージした
打ち返す
イメージをもって
己のバットを振る
見逃し三振よりも
3球空振り三振の方を
選ぶ
ピッチャーも
振られる方が嫌だという
長嶋茂雄選手は
金田投手の球を
空振り三振で終えた
落合博満選手は
球を見極めるために
1打席捨てる覚悟で
見送り三振をする
三振するという行為には
どちらも
後々に結果につなげるための
策があってのこと
負けて勝つ
勝負の世界には
そんな計算も横たわる
僕が投げかける
好球を
平然と見送る人
僕はぶんぶんと
バットを振り回して
なんでもかんでも
バットに球を当てようと
する
当然守備でも
守備範囲は広い
細かなものも
違うポジションの球まで
取りにいく
集中していると
結局自分だけしか
見れなくなる
入り込んで
周りがわからなくなる
フィールドで展開している
「今」を
もう一度
確認する余裕があれば
どれを振るべきか
どの程度守備範囲を
広げるべきか
考えて
無駄な動きを控えれば
もっとスマートに
立ち振る舞えるはず
ガムシャラに
いっぽん調子に
立ち向かえば
傷を負い
落ち込んで
塞ぎ込んで
結果にふりまわされず
最後はやっぱり
どれが
自分らしいか…
見逃し三振か、
空振り三振か、
バットを振り続ける
振り続けられるまで