宇宙へのツイッター

踏まれた足を退けることが出来るまで
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あちこち小さな春 

2014-03-02 09:47:11 | 日記



思い起こして数えてみると 実家を出て私の家庭を築いてから 8回の引越しをしています

引越し貧乏 って言葉があるけど だからウチって貧乏?

まっ 明日の お米は買えるから そんなのは どうでもイイとして ここに越してきた13年前が思い出された日でした


去年は付かなかったアーモンドに蕾



ワンの散歩で玄関から歩道に出たら 視線の先に人影

黒を身に纏って 誰だか解らない距離なのに 柔らかい空気の漂う雰囲気が伺えます

そのわけは ワンに引っ張られて近づいていくうちに 判明しました

学生服姿のK君
少し前まではKちゃんと呼んでいた お隣のKくんが 私の目線の真正面に満面の笑みを合わせてくれていたのです


 
室内で冬越しの フランネルフラワー と センニチコスズ 開花


おかえり~! 
ところで もう終ったの?

「はい!」

うん その笑顔は 合格ね おめでとう!

「はい! ありがとうございます」




13年前 その時はまだ どなたかも知らない お隣の分譲地の地鎮祭が 我が家の2階の窓から見下ろせました

幼稚園児くらいのお姉ちゃんと まだ足元がおぼつかなさそうな男の子が お祓いを受けるパパとママの周囲を チョコチョコと歩き回っていました

あの時のKちゃんが 「 サッカーばっかり熱心で・・・」 とママに心配させながら高校受験を迎えた今年

気温差を繰り返しながらも 間違いなく春らしい陽気のせいだけとは思えない温もりが Kくんを包んでいました

遠くからも感知した柔らかい空気は 4月から通う高校も決まって 今 思い切りサッカーを楽しんでいるKくんのオーラだったんだな


玄関の日陰でも 白い梅とヒメリュウキンカ



何億人の中の 4人と4人が お隣同士で暮らすようになって 13年

ここで迎えてきた春は その都度 花びらを開いて季節を告げつつ 私に小さな幸せを届けてくれたものです 

13年前はKちゃんだった お隣のKくんの高校合格が 春の訪れに心ときめく私の小さな幸せを いつもより大きくしてくれました覧数846 訪問者数222
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