こういうことがあると 必ず思い出されること
古典のテストが返されて 「平均点は〇〇点 トップは 🌼子 88点」と 🌳先生
そこで 右隣の席にいたマコトくんが 私の方を向き
「なんで古典で88点が取れるわけ?」 と
けして 私が優等生だったと言うことではなくて
性格的に 配られたテスト用紙に目を通して 答えを出せない時の苦痛が嫌だから
テストに向けて 必要な科目には徹夜もした
しかし古典などは 授業に出て先生の声を聞き逃しさえしなければ テストのための勉強は不要だった
そう言うマコトくんは 数学や物理では88点どころか それ以上だったと思う
季節外れの オンファロデス・リニフォリアが咲いていました
オンファロデス・リニフォリアは 秋に蒔いて春に咲く花である
既に 秋蒔きが発芽して育った株を鉢上げし あとは開花を待つだけになっていたとき
春蒔きの種に交じっていた 蒔き残りのオンファロデス・リニフォリア
廃棄するには忍びなくて ブロッコリー・スプラウトのパックにバラ蒔きした
秋蒔きに限る種を春に蒔いた その先は未知の世界
芽が出るくらいは予想していたけど 花が咲くことには期待も 想像も無かった
そうか
無実の罪で追われた主が居なくても 東風さえ吹けば梅の花は咲く
オンファロデス・リニフォリアは夏に弱いから いままだ春の風が残っているうちに咲かなければと
あわてて咲いたのね
♪ 東風吹かば にほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ
[忘れそ] の [そ]の意味を答えよ という問いかけ
回答は [忘れないでほしい気持ちを そ で強めている]
🌳先生が授業で説明したことを そのまま書けば 88点が取れるのですよ
と
遠い遠い事なのに 思いもよらない花が咲くたびに思いだされる マコトくんなのである