2007年11月14日(水曜日)
【13日の新聞報道から】
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
敦賀に大学連携拠点を
エネルギー研究で市長が誘致検討
JR北陸、湖西両線の直流化を受けて
敦賀市が進めている敦賀駅前の
再開発事業について、
河瀬一治市長は11日、駅南西地区に、
福井大や関西、中京圏の大学の
研究連携拠点施設を
誘致する考えを明らかにした。
この日、同市長谷の
若狭湾エネルギー研究センターで、
県が進めるエネルギー研究開発拠点化計画の
2008年度方針について
話し合う推進会議があった。
この中で、福井大は
研究連携拠点施設整備に向けて、
他の大学も含めた委員会を立ち上げて
具体的な協議を進める計画を発表。
文部科学省はこの委員会に加わり
資金面などでも支援する。
用地を提供する敦賀市の河瀬市長は会議後、
報道陣に「駅前が有力な候補」と話した。
駅南西地区は、市が
総事業費37億円をかけ、
07年度から10年計画で区画整理に
着手している。
ただ、駅前再開発を話し合う
市駅周辺整備構想策定委員会では、
この地区に官公庁のサービス窓口や
民間経営によるレストランなどが
入るとされていた。
市都市整備課は
「委員からは産業・人材育成施設を
要望する声もあった。
(連携拠点施設は)
まるっきりはずれたものではない」
と説明しており、
12月中旬に開く同策定委の会合で
意見を募る予定だ。
【中日新聞(大平樹)】
県エネルギー研究開発推進会議:
福井大が拠点整備構想
来年度の計画を確認 /福井
◇敦賀で来年度の計画を確認
原発を核に、研究開発や産業振興を
目指す県の「エネルギー研究開発拠点化計画」の
推進会議が11日、敦賀市内であった。
行政や原発事業者、大学らの
トップ21人が出席し、来年度の計画を確認。
福井大学は、敦賀市内に原子力分野の
研究拠点を整備する構想を明らかにした。
大学拠点は関西や中京圏の大学とも連携し、
高速増殖炉「もんじゅ」などを生かしながら
教育・研究機能を強化する狙いで、
具体化に向けた構想委員会を作る。
河瀬一治・敦賀市長は
「市民に誇りが持てるもので、
全面的に協力したい」と歓迎し、
再開発を計画しているJR敦賀駅前周辺などを
候補に、用地確保にも協力を約束した。
一方、関西電力は、美浜町内に
繊維・プラスチックの改質や滅菌を行える
電子線照射施設を、10年度に完成させる。
事業費20億円以上で国内最大級の設備を整え、
医療用具メーカーなどを顧客として想定。
「放射線が安全に使えることを示し、
地元の原子力への理解を深めてもらう」
狙いもあるという。
日本原子力研究開発機構は、
同機構関西光科学研究所のレーザー関連技術の
活用を、県内で推進。
岡崎俊雄理事長は「ふげんを活用した廃止措置、
高経年化研究にも取り組んでいく」とも話した。
日本原子力発電は12年度までに、
海外研修生も受け入れ可能な
原子力安全研修施設を整備する。
西川一誠知事は「計画3年目で
(事業が)具体化し始めたが、
規模とレベルを上げないと目標は達成できない。
今後も熱い思いで支援してほしい」と要請した。
【毎日新聞(平野光芳)】
新幹線が敦賀駅までくるかもしれない
という話が持ち上がったとたん、
駅舎の改築計画が頓挫・・・
続いて、駅前再開発を話し合う
市駅周辺整備構想策定委員会を無視した
11日の
「敦賀に大学連携拠点を
エネルギー研究で市長が誘致検討」。
【河瀬一治・敦賀市長は
「市民に誇りが持てるもので、
全面的に協力したい」と歓迎し、
再開発を計画しているJR敦賀駅前周辺などを
候補に、用地確保にも協力を約束した】
というが、市民不在はあきらか。
市民は、いったい何に誇りを
もてるというのだろう。
大学?
原発?
なんとか活性化を図りたいと
駅前の再開発を真剣に議論してきた商店街の
人たちを無視し、勝手に用地の協力まで
約束してしまった市長に唖然!
駅舎にしても、駅周辺整備にしても
市の予算をつけて、取り組んできた事業である。
それをいとも簡単にホイホイと
おいしいそうに見える話に、
飛びつく敦賀市・・・
「またかいな」
「もうどうでもええわ」
「どうせ、10年先にはやっぱり、
失敗やったでってことになるんやろ」
「敦賀が福井県から、逃げ出されたら
県に交付金はいってこんさけな」
市民の間には、あきらめの
ムードが漂っていることを
行政が察知していないことこそ
本当は大きな問題なのに・・・