2010年11月27日(土曜日)
今日は午後から「つるがCAP活動10周年記念講演会」・・・
なのに、昨晩から頭痛と吐き気がおさまらない・・・
講演会は「性犯罪被害にあうということ」という本を出版した
小林美佳さんが講師。
小林さんは性犯罪被害の当事者として、実名でカミングアウトした女性だ。
なにがあっても行くぞ! と決めていたのに、いかんせん身体がいうことを
聞いてくれない・・・
お昼過ぎになっても体調はもどらず、つるがCAPの友人に電話で
断りを入れた。
あ~、自分の体がうらめしや~・・・
痴漢やセクハラも含め性犯罪に巻き込まれる女性は非常に多い。
でも世間は、必ずと言っていいほど、
スキがあったから、思わせぶりな格好をしていたから・・・
などとさも、被害者側が悪いと言わんばかりに責めたてる。
警察に被害届を出したとしても、被害状況を詳細に問いただされることは
非常に苦痛をしいられる。
性犯罪は身体だけでなく心までも深く傷つけてしまう。
しかもその傷は一生、その人についてまわるのだ。
勇気あるカミングアウトをした小林美佳さんの話をほんとに
聞きたかった!!!
昨日の福井新聞でも写真入りで紹介されていたが、
WEBに記事が見当たらなかった・・・
ふくいの生活応援サイト「ふうプラス」のイベント紹介に
掲載されていた講演会の案内をどうぞ。
■ つるがCAP活動10周年記念講演会 ■
「性犯罪被害にあうということ」
講 師 小林美佳さん
性犯罪被害者支援活動「みかつき」主宰
☆プロフィール☆
東京都出身。大学卒業後、司法書士事務所、弁護士会に就職。
司法書士事務所に勤務していた2000年8月、性犯罪被害に巻き込まれる。
その経験を踏まえ、性暴力被害者との交流を中心とした
支援活動にたずさわっている。
性暴力は、特定の人に起こるものではなく、
性別、年齢、階層に関係なく起こっています。
この犯罪は被害を受けた人への偏見や誤った対応から、
加害者より被害を受けた人が責められ非難されてしまいます。
被害を受けた人は、様々に傷つけられ、
なかなか暴力について訴えられず表面化しにくいのが現状です。
小林美佳さんは、ご自身の体験について、顔と実名を公表し、
書籍「性犯罪被害にあうということ」を出版されました。
直後から小林さんのもとには、同じような体験をした
様々な世代の人たちからメールが寄せられ、
その数は1500 人を越えているという事ですが、その内、
被害届を出した人は10 人程度だということです。
社会から否認されやすい性暴力。その被害を受けるということが、
その後どのような生き辛さを強いるのか。
被害直後の大変な混乱から自分を取り戻すまでの道程と、
周囲の人に求められる理解と支援のあり方などを
小林さんにお話していただきます。
【参加費】 500円
主催 つるがCAP
後援 敦賀市教育委員会
協力 敦賀市市民協働課 男女共同参画室