今回からは「3歳戦回顧」となります。新馬・未勝利戦では、見処のあったレースのみを選んで、回顧致します。
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中山1Rダート1200mを勝ったキタサンブラック産駒シュバルツガイスト。5番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、4番手からファインニードル産駒ジェイケイファインが先頭に立ちますが、大外を豪快にシュバルツガイストが差し切って、1馬身3/4差で快勝。ダート良の勝ちタイムは1分12秒6。2着ジェイケイファインからクビ差の3着には、後方から追い込んできたジャスタウェイ産駒レディアス。
中山5R芝1600mを勝ったシルバーステート産駒メタルスピード。6番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、逃げてそのまま押し切りを図るキズナ産駒サルヴァトーレを追いかけて、メタルスピードがゴール直前でアタマだけ前に出て勝利。良の勝ちタイムは1分34秒1。2着サルヴァトーレから2馬身1/2差の3着には、最後方から追い込んできたルーラーシップ産駒コントラポスト。
中京5R芝2000m新馬を勝ったシルバーステート産駒ヒメナデシコ。7番手追走で脚を溜めます。直線に入ると、逃げ粘るノヴェリスト産駒アイヲヨブテーラーを、残り100mのところで捉えて、そのまま1馬身差で快勝。良の勝ちタイムは2分3秒5。2着アイヲヨブテーラーから1/2馬身差の3着には、4番手から差してきたモーリス産駒トレチーメ。
中山6R芝2000m(3歳1勝クラス)を勝ったエピファネイア産駒アヴニールドブリエ。後方待機で脚を溜めます。4コーナー手前からマクリ気味に前に進出、先に2番手から先頭に立ったデクラレーションオブウォー産駒ハウゼの横から早めに抜け出します。そのまま後続に1馬身1/4差をつけて完勝。良の勝ちタイムは2分0秒8。2着は3番手から外を差してきたハービンジャー産駒キミノナハマリア、そこからクビ差の3着にハウゼ。
前半1000mのラップが1分0秒3で、淀みない厳しいペースの中、勝ちタイムが暮れのホープフルSの2分1秒5を上回る2分0秒8。勝ったアヴ二ールドブリエの次が楽しみです。おそらく府中の共同通信杯あたりか。
中京6R芝2000m(3歳1勝クラス)を勝ったルーラーシップ産駒フリームファクシ。5番手追走で脚を溜めます。逃げたトンジンチの前半1000mのラップは1分0秒5と流れる展開。直線に入ると、馬場の中央を堂々と抜け出してフリームファクシが先頭に立ちます。最後方からハーツクライ産駒ダノントルネードがこれに迫りますが、差は詰まらずに1馬身1/4差をつけて完勝。良の勝ちタイムは2分0秒2。2着ダノントルネードから2馬身1/2差の3着には、6番手から差してきたハーツクライ産駒シェイクユアハート。
勝ったフリームファクシは、ハイレベルなレースを勝ち切って2連勝。デビュー戦は、あの伝説の新馬戦でミッキーカプチーノの2着。ここで素質馬ダノントルネードを倒しましたので、堂々クラシック路線へ名乗りをあげました。それにしても、ルーラーシップ産駒は、ドルチェモア、キングズレイン、そしてこのフリームファクシと、次々クラシック候補が出てきます。確変状態と言えるでしょう。
中山10R芝1600mジュニアカップ(3歳オープンクラス)を勝ったファインニードル産駒クルゼイロドスル。好スタートからスピードを活かした逃げへ。前半3ハロンのラップは35秒0とややスロー。直線に入るとクルゼイロドスルがスピードを加速、そのまま後続を突き放して4馬身差の圧勝。良の勝ちタイムは1分33秒7。2着は2番手からエイシンヒカリ産駒ニシノライコウ、そこからハナ差の3着には、4番手からマインドユアビスケッツ産駒降るメタルボディー。
勝ったクルゼイロドスルは、デイリー杯2歳S5着からの勝利。上手く淀みのないペースに持ち込んで、後続に脚を使わせるレースにしました。マイルまでならば、卓越したスピードを活かした逃げが有効なので、覚えておいた方が良い馬です。圧倒的1番人気で6着に敗れたノッキングポイントはまだ馬が幼く、もう少し心身ともに成長が必要。夏の時期にジックリ育って欲しいと思います。